昆調教師『不安らしい不安は無い』

 
追い切りも順調そのもののミスパンテール

追い切りも順調そのもののミスパンテール

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前々走は追い込んで、前走は逃げての連勝で展開、脚質を問わないミスパンテール。奇才・横山典弘騎手が乗り始めてからはまさに完全無欠の競馬で連勝を続けている。そのレースぶりを見て管理する昆調教師は『こちらも不安材料を探しているんですが、さして見つからない』というコメントを残しているのが何より自信の表れだろう。さすがに5連勝でGⅠタイトル獲得は一気にハードルが上がるも、今の同馬の勢いなら決して夢物語でも無さそうな予感だ。
 

超スローペースで鮮やかな逃亡劇

 

2018年04月07日 阪神牝馬ステークス 芝1600m 阪神競馬場

1着:ミスパンテール 牝4 (横山典弘)
2着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
3着:リスグラシュー 牝4 (武豊)

レースタイム:1:34.8(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
誰もが想定外の競馬で単騎の逃げを打ったミスパンテール。ファンも他の騎手すらも頭になかったのか、意外な展開に道中は膠着状態となった。蓋を開けてみれば前半の3ハロンは37秒台という重賞では珍しいスローペースとなり、直線でも余力タップリの同馬が後続を寄せ付けず圧巻の4連勝を達成。最後はレッドアヴァンセに迫られるも競ってからは脚色は一緒で、着差以上の内容だったと言えるだろう。これでターコイズステークス、京都牝馬ステークスに続く重賞3勝目となり後必要なタイトルはヴィクトリアマイルのGⅠだけ。本番では最有力候補の1頭として参戦する事となる。
 

ミスパンテール

 
ミスパンテール(エールドクラージュ2014)

ミスパンテール(エールドクラージュ2014)

牝馬

父馬:ダイワメジャー
母馬:エールドクラージュ
母父:シンボリクリスエス
所属:昆貢厩舎(栗東)
生産:三城牧場
馬主:寺田千代乃

通算成績:9戦5勝(5-1-0-3)
主な戦績:阪神牝馬ステークス、京都牝馬ステークス、ターコイズステークスなど
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ダイワメジャー×シンボリクリスエスという馬格優先主義の配合通り、新馬戦から500kgを超える雄大な馬体は目を引いていた。そのデビュー戦では鮮やかな差し切り勝ち、そこから半年以上の休養を挟んで臨んだ2017年のチューリップ賞でも上がり最速の脚でリスグラシューを負かす競馬を見せていた素質馬だ。その後クラシック戦線ではいまいちな競馬が続くも、秋以降に短距離路線へシフトチェンジ。自己条件戦へ戻ってからは破竹の勢いで連勝を飾っている。
 

血統背景

 
ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
スカーレットブーケ ノーザンテースト Nothern Dancer
Lady Victoria
スカーレットインク Crimson Satan
Consentida
エールドクラージュ シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
ジョウノマチエール マルゼンスキー Nijinsky
シル
ウメノシルバー シルバーシャーク
ストロングベビー


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
ウインラディウス

ウインラディウス

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ジョウノマチエール
母父:マルゼンスキー
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:三城牧場
馬主:ウイン

通算成績:32戦9勝(9-2-5-16)
主な戦績:東京新聞杯、京王杯スプリングカップ、富士ステークスなど
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血統評価:1.0pt

 
兄弟には活躍馬はいなく、近親にウインラディウスや少し離れてウメノファイバーあたりがいるが母の繁殖力や血統背景からの強調材料はない。
 

前評判

 
札幌の新馬戦では洋芝にも関わらず大外一気から最速の上がり34秒1という末脚を披露し快勝しているミスパンテール。馬格に似合わず素軽いバネのある走りが実に印象的だった。そこから長期休養明けを挟んで2戦目にはチューリップ賞を選択。ソウルスターリングやリスグラシューといった同世代のライバルを相手にここでも上がり最速で2着に入線している。並外れた能力が無ければここまでの芸当は出来ず、明け4歳の快進撃も十分に頷けるだろう。
 

馬名の意味

 

女性+豹(フランス語)。女豹

 
女豹の様に強く、しなやかな走りをして欲しいという想いを込めてのネーミングだろう。実際に目標となる馬を捉えて差し切るパフォーマンスはまさに名前通りだ。

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