福永『思い描いた競馬ができた』

 

2019年3月24日 高松宮記念 芝1200m 中央競馬場

1着:ミスターメロディ 牡4 (福永祐一)
2着:セイウンコウセイ 牡6 (幸英明)
3着:ショウナンアンセム 牡6 (藤岡康太)

レースタイム:1:07.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
 
好スタートを切ったミスターメロディは、前を行くモズスーパーフレアやセイウンコウセイ、ラブカンプーの一列後ろでインを追走。理想的な位置取りで直線コースを迎えると、先に抜け出したセイウンコウセイとの差をジワジワと詰め、ラスト1Fで先頭に立つとそのまま半馬身振り切ってGⅠ初制覇を飾った。鞍上の福永祐一騎手も短距離の乗り方を知り尽くした中京の名手、レース前に考えていた乗り方を見事にこなして愛馬をエスコートした。
 

NHKマイルではダノンスマッシュに先着

 
福永騎手を背に調整を続けるミスターメロディ

福永騎手を背に調整を続けるミスターメロディ

via google imghp
 
ミスターメロディが尾張名古屋の桶狭間で逆襲の狼煙をあげようとしている。元はと言えば生粋のサウスポーで、特にファルコンステークスは初芝ながらあっさり完勝。続くNHKマイルカップでも、番手の競馬から同じ位置で追走していたダノンスマッシュに競り勝って4着と大舞台でも好走している程。そういう意味でも今回のコース替わりで一番の変わり身を見せてくれそうなのが同馬である。勝つとすればモズスーパーフレアの番手から抜け出し、その為にも是が非でも好スタートを決めたい。
 

直線でバランスを崩す不利

 

2019年2月24日 阪急杯 芝1400m 阪神競馬場

1着:スマートオーディン 牡6 (藤岡佑介)
2着:レッツゴードンキ 牝7 (岩田康誠)
3着:ロジクライ 牡6 (横山典弘)

レースタイム:1:20.3(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
 
外枠から好スタート、そこまでコースロスを受けず外目の良いポジションを取って勝負に出る乗り方をしたミスターメロディ。手応え抜群のまま直線に入りいざ追い出そうとした時、内のタイムトリップが馬体をぶつけながら割り込んで来た。その影響でミスターメロディは外に弾かれ、一気に戦意も喪失。フラフラしながらゴールまで流れ込み、結果として7着に終わる。まともなら上位争いには間違いなく加わっていただけに非常に残念な1戦だった。
 

福永『動きは文句なし、1400mも良い』

 
福永騎手を背にCWで好仕上がりを見せるミスターメロディ

福永騎手を背にCWで好仕上がりを見せるミスターメロディ

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阪神カップで古馬相手に五角以上の動きを見せたミスターメロディ。内容を見てもやはり距離は1400mがベストなのだろう。福永騎手も昨春の走りを見て『マイルはギリギリかな』という手応えを感じていた様子。こなせなくはないが、本来のパフォーマンスを引き出すには1200~1400mが適正距離になる。ここをあっさり勝てば高松宮記念にも堂々を駒を進める事が出来、先ずはその為にもダイアナヘイロー以下を下しておく必要がある。
 

古馬との対戦にもメド

 

2018年12月22日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着:ダイアナヘイロー 牝5 (菱田裕二)
2着:ミスターメロディ 牡3 (C.デムーロ)
3着:スターオブペルシャ セ5 (杉原誠人)

レースタイム:1:21.1(稍重)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
立ち回りとしては完璧と言って良い程に理想的な競馬だったミスターメロディ。抜け出すタイミングもバッチリで一瞬は勝ったと思ったが、ダイアナヘイローの粘り腰に軍配が上がっての2着入線となった。が、休み明けのオーロカップと今回の阪神カップで古馬との距離感がある程度掴めた筈。来年以降の活躍もしっかり視野に入り、大きなタイトルを目指す上で充実の2戦だったのではないだろうか。マイルまでなら十分戦えそうである。
 

ミスターメロディ

 
ミスターメロディ(TrustyLady2015)

ミスターメロディ(TrustyLady2015)

牡馬

父馬:Scat Daddy
母馬:Trusty Lady
母父:Deputy Minister
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:Bell Tower Thoroughbreds(米)
馬主:グリーンフィールズ

通算成績:10戦4勝(4-3-0-3)
主な戦績:高松宮記念など
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新馬戦でダート1300mの日本レコードを軽々と叩き出したミスターメロディ。その後、芝に転向していきなり初重賞制覇を達成するなど、高いレベルで兼用の活躍を見せている。距離適性はマイルがギリギリという感じだろうが、折り合いを欠くタイプでも無くダートならもう少し長めのレンジもこなせそうなイメージ。いずれにせよ、安定感のある脚質でそうそう崩れる事も無く毎回掲示板争いには食い込んで来るタイプの1頭だ。
 

血統背景

 
Scat Daddy ヨハネスブルグ ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Myth オジジアン
Yarn
Love Style Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Likeable Style Nijinsky
Personable Lady
Trusty Lady Deputy Minister Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty's Flight
Shakney
Klassy Kim Silent Screen Prince John
Prayer Bell
クールアライヴァル Relaunch
Irish Arrival


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
クーリンガー(クールアライヴァル1999)

クーリンガー(クールアライヴァル1999)

牡馬

父馬:フォーティナイナー
母馬:クールアライヴァル
母父:Relaunch
所属:岩元市三厩舎(栗東)
生産:浦河日成牧場
馬主:林進

通算成績:61戦10勝(10-13-5-33)
主な戦績:マーチステークスなど
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血統評価:1.0pt

 
クールアライヴァルの一族で日本でもクーリンガーを出しているので適性がある一族で父も日本で数走っているが当馬が出世頭ではある。血統構成からの強調材料はない。
 

前評判

 
新馬戦の単勝が1.5倍、2着に8馬身差の日本レコードで完勝と、デビュー前からある程度の活躍見込みが立つ程の評価を受けていたミスターメロディ。稽古の動きも抜群で、近親には日本での実績馬も多く相性も確約されていた血統馬である。芝でこそ不透明な部分はあったが、NHKマイルカップでは高速決着にも対応出来ており単なるパワータイプの馬ではない事も証明。マルチプレイヤーとして認識すべき1頭だ。
 

馬名の意味

 

曲名

 
ナタリー・コールの名曲から引用したネーミング。

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