関屋記念直後
2019年8月11日 関屋記念 芝1600m 新潟競馬場
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発馬で立ち遅れたものの、今回は思い切って前へ好位を取りに行ったミエノサクシード。前走の教訓を活かして、今回は外目から壁を作らない形で道中も積極的にポジションを押し上げて行く形に。手応えも良く直線コースを迎えると、先に抜け出したソーグリッタリングを捕まえ併せ馬に持ち込んで一騎打ちの様相へ。熾烈な叩き合いを制して1着でゴールかと思われた矢先、大外から猛烈な勢いで追い込んだミッキーグローリーにかわされ無念の2着となった。とは言え、レースぶりは満点の内容でこれで負ければ文句の付けようが無い1戦だったと言える。
関屋記念直前
ここに来てのミエノサクシードの充実ぶりはかなりのモノ。前走も負けたとは言え、ほとんど競馬になっていない中で勝ったグルーヴィットから0秒1差だった。スムーズならあっさり勝ち切っていただけに、鞍上の責任と言われても致し方ない1戦だろう。その前のヴィクトリアマイルの内容を見ても、マイル重賞なら楽に複数のタイトルを手にしてもおかしくない。ここできっちり実力のある愛馬を勝利へ導くのが騎手の仕事ではないだろうか。
中京記念直後
2019年7月21日 中京記念 芝1600m 中京競馬場
1着:グルーヴィット 牡3 (松山弘平)
2着:クリノガウディー 牡3 (森裕太郎)
3着:プリモシーン 牝4 (福永祐一)
レースタイム:1:33.6(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
2着:クリノガウディー 牡3 (森裕太郎)
3着:プリモシーン 牝4 (福永祐一)
レースタイム:1:33.6(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
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外枠からやや発馬で遅れたミエノサクシード。追っ付け気味で後方からレースの流れに乗れないまま、内へ潜り込んで道中は脚を溜めて行った。そこから外へ回して行くとロスが大きい事もあり、直線では迷わず馬場の真ん中を選択した本馬。しかし、直線半ばまで全く追えない状態が続き、ようやくスペースが見つかって追い出すと一気に加速した。ゴール前で際どく前に迫るも4着に敗れてしまい、非常に悔しい敗戦となったのではないだろうか。
中京記念直前
京都金杯、阪神牝馬ステークスと連続で僅差の3着。ヴィクトリアマイルではレコード決着の中、自身も勝ち馬から3馬身差の6着と胸を張って良い内容だった。この事からも、これまでよりレースぶりも安定して来て本馬自身の成長曲線がピークに達しているのだろう。重賞勝ちまで後一歩の所だが、今回の中京記念は最大のチャンスと言って良いかもしれない。雨が降って馬場が力を要する様ならまさに鬼に金棒である。
阪神牝馬ステークス直後
2019年4月6日 阪神牝馬ステークス 芝1600m 阪神競馬場
1着:ミッキーチャーム 牝4 (川田将雅)
2着:アマルフィコースト 牝4 (坂井瑠星)
3着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
レースタイム:1:33.6(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
2着:アマルフィコースト 牝4 (坂井瑠星)
3着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
レースタイム:1:33.6(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
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外枠から発馬を決めてきっちりと好位のポジションを取ったミエノサクシード。阪神との相性の良さが如実に分かる行きっぷりで良い形のレース運びとなった。スローペースで馬群が集団を形成、4コーナーも一団のままグングンスピードを上げて直線コースへ。そこからいざ追われると粘る先行勢に少しづつ詰め寄る様に伸び、最後までしっかりと脚を使って3着に入った。川島騎手も同馬とずっとコンビを組んでいるだけに、近走の内容から重賞タイトルの手応えも感じている様子だ。
ミエノサクシード
遡ればピルサドスキー、ファインモーションの兄妹がいる血統の出自ミエノサクシード。その牝系にデインヒル、A.P.Indyと名うての種牡馬が掛け合わせられ、そこに一発の魅力があるステイゴールドが配合され産まれたのが同馬である。さすがに突き抜けたパフォーマンスは見られないものの、母系の底力がしっかりと上位互換され全体的にバランスの良い産駒となっている。特にパワータイプである事には間違いなく、決め手よりもタフな流れで持続力の勝負になれば強い。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
ハピネスフォーユー | A.P. Indy | Seattle Slew | Bold Reasoning |
My Charmer | |||
Weekend Surprise | Secretariat | ||
Lassie Dear | |||
Sophorific | デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
Saucy Maid | Sure Blade | ||
Gay Milly |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
Cocotteの半妹から伸びているファミリーですが兄弟が全く走ってないので強調材料としてはない。
前評判
前評判という点で言えば、母の産駒が上2頭ともいっさいの活躍を見せず評価が下がっている所でのステイゴールド産駒。ある意味で博打に近い要素は多いのだが、それ以上に母系の優秀さを考えるとここで走って来てもおかしくない下地は十分に揃っていた。当歳時のセレクトセールで里見美恵子氏が落札しているという事からも、里見治オーナーのアドバイザー的な人間が勧めていたのだろう。馬自体のデキは良かった筈だ。
馬名の意味
冠名+成功する
サトノ軍団でお馴染み里見治氏の奥様名義、名前の美恵子から冠名を引用している。
2着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
3着:ソーグリッタリング 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:32.1(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.2