ベゴニア賞直後

 

2019年11月24日 ベゴニア賞 芝1600m 東京競馬場

1着:ミアマンテ 牝2 (C.ルメール)
2着:ジュンライトボルト 牡2 (C.スミヨン)
3着:アオイクレアトール 牡2 (武豊)

レースタイム:1:36.2(不良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
スタートはまずまずも意図的にポジションを下げて行って道中は最後方からレースを運んだミアマンテ。少頭数で慌てる必要もなく各馬も淡々と流れに乗って進んで行っての直線コース。レッドライデンが早め先頭に立つも、ジュンライトボルトが並びかけワンスカイも前へ出て行く姿勢を見せた。しかし、大外に持ち出したミアマンテがそれらをあっさりと飲み込んで楽々と差し切る走りで2連勝を達成。良馬場でどこまで切れるか早く見てみたいところだ。
 

ベゴニア賞直前

 
新馬戦では重馬場に関わらず最速の上がりで差し切ったミアマンテ

新馬戦では重馬場に関わらず最速の上がりで差し切ったミアマンテ

via google imghp
 
デビュー戦ではその前評判通りの内容で勝ち上がったミアマンテ。重賞勝ち馬ミスエルテを始め、ミカリーニョ、ミディオーサと全て2勝の勝ち星を上げており、少なくとも本馬ももう1勝は計算できる一族である。それがキングカメハメハ産駒となれば、やはりそれら以上の大物かもしれないと期待してしまうのは仕方ない。今回のベゴニア賞で前走以上のパフォーマンスを見せる事が出来れば、来春のクラシック戦線有力候補として一気に名を上げるのではないだろうか。
 

ミアマンテ

 
ミアマンテ(ミスエーニョ2017)

ミアマンテ(ミスエーニョ2017)

牝馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ミスエーニョ
母父:Pulpit
所属:木村哲也厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:吉田勝己

通算成績:2戦2勝(2-0-0-0)
主な戦績:ベゴニア賞など
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祖母、母とアメリカのGⅠ勝ちを誇る超名血だけにミスエルテが出たのは何ら驚かないが、やはり気性面が問題で大成しなかった。その点、今回のミアマンテは操作性が高く上の姉3頭よりも奥深い素質を感じる1頭である。まだまだ伸びシロがあり、成長次第では一族悲願のタイトルを狙える逸材ではないだろうか。その資質を測る上でも昇級戦のベゴニア賞は非常に重要な1戦となる。
 

血統構成

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Raise You
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンフィス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
ミスエーニョ Pulpit A.P.Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Preach Mr.Prospector
Narrate
Madcap Escapade ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Sassy Pants Saratoga Six
Special Portion


 

兄弟馬

 
ミスエルテ(ミスエーニョ2014)

ミスエルテ(ミスエーニョ2014)

牝馬

父馬:フランケル
母馬:ミスエーニョ
母父:Pulpit
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:10戦2勝(2-0-0-8)
主な戦績:ファンタジーステークスなど
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:2.5pt

 
母、祖母ともに米G1馬で、血統構成も良く当馬の兄弟も父違いで全馬S級種牡馬産駒の牝馬、ここから大繁栄の可能性を感じるファミリー日本産駒も全馬2勝以上で当馬も2勝はクリアしてくるだろう。期待の1頭といえる。
 

前評判

 
一族初のオーナーズ募集となったミアマンテは、キングカメハメハ産駒で牝馬に出た事からも非常に走るイメージを持てる1頭だろう。上がフランケル、ディープインパクト、ハーツクライとS級種牡馬を配合して来たものの大物感のある馬は残念ながらまだ出て来ていない。その点、本馬はギアをまだまだ隠し持っている様でデビュー戦の走りを見ればこれまでで一番の素質馬の可能性もある。
 

馬名の意味

 

私の恋人(スペイン語)

 
母名から連想したネーミング。

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