阪神ジュベナイルフィリーズ直後
2019年12月8日 阪神ジュベナイルフィリーズ 芝1600m 阪神競馬場
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スタートから二の脚で先行集団に取り付いて行くマルターズディオサ。レシステンシアが作るハイラップを難なく追走して行くと、道中は3~4番手の外から絶好位のポジションでレースを進めて行った。手応え良く直線コースを迎えると単独2番手に上がりゴールへ一直線に伸び続けた。最後はクラヴァシュドールとの叩き合いを僅かに退け2着に入る好走で波乱を演出。レシステンシアにはお手上げだが、十分評価に値する走りだっただろう。
阪神ジュベナイルフィリーズ直前
新種牡馬キズナ産駒で波乱の予感をさせるのがこのマルターズディオサ。サフラン賞では後のファンタジーステークスで2着に入るマジックキャッスルを差し切る内容で2連勝を飾っている。ある程度前目に付けて、上がり33秒台でまとめられる脚力を持っている。さすがに勝ち切るまでは難しいだろうが、先行有利の流れで粘り切れれば2~3着争いに加わる事は十分有り得るのでは。田辺裕信騎手が仕事をしそうな雰囲気。
サフラン賞直後
2019年9月29日 サフラン賞 芝1600m 中山競馬場
1着:マルターズディオサ 牝2 (武豊)
2着:マジックキャッスル 牝2 (戸崎圭太)
3着:ギルデッドミラー 牝2 (川田将雅)
レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:マジックキャッスル 牝2 (戸崎圭太)
3着:ギルデッドミラー 牝2 (川田将雅)
レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
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前走同様にスタートで立ち遅れてしまったマルターズディオサ。道中は後方外目をジワジワ押し上げて前を射程圏内に入れつつレースを進めた。更に後ろから人気のギルデッドミラーが進出して来ると、一緒に上がって行って直線コースへ。前で楽をしていたマジックキャッスルを捉えて、僅かに前に出た所がゴールとなった。上がり33秒8、タイムも良く今後の重賞戦線でも活躍が楽しみなキズナ産駒である。
マルターズディオサ
半兄に中央で現役7勝をあげたアルタイルがいる血統。そもそも母トップオブドーラも3勝馬で母体としてのポテンシャルは期待値から高かった1頭だ。そこに新種牡馬で絶好調のキズナを配合、同産駒では珍しい瞬発力型に出たのがマルターズディオサである。折り合いもスムーズなら距離は2000mまでなら持ちそう。クラシック戦線に駒を進めて来る可能性も高い。
血統構成
キズナ | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
キャットクイル | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
Pacific Princess | Damascus | ||
Fiji | |||
トップオブドーラ | Grand Slam | Gone West | Mr.Prospector |
Secrettame | |||
Bright Candles | El Gran Senor | ||
El Gran Senor | |||
Maltese Dianne | スピニングワールド | Nureyev | |
Imperfect Circle | |||
Lavish Gift | ジェネラス | ||
Liaison |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
兄弟は1頭が7勝、残り3頭が未勝利と極端、当馬が2頭目の勝ち上がり馬で現時点で2勝目。負けた相手が相手だけに期待できる2頭目の産駒といえる。日本で成功しなかったジェネラス、スピニングワールドにグランドスラムというマイナーな配合の母、種牡馬次第でダート産駒も芝産駒もだせるのは1つ魅力といえる。
前評判
実際にカネヒキリ産駒で結果を出している点を考えると、キズナ産駒で評価が上がっているのは当然の結果。想像以上に切れのある走りで同産駒の特徴からはやや外れた突然変異的な1頭と言えるではないだろうか。小柄な馬体だが、目一杯に体を使って繰り出すフットワークはむしろ大きく見える程。良馬場でこその走りではないだろうか。
馬名の意味
冠名+女神(スペイン語)
響きから来るネーミングだろう。
2着:マルターズディオサ 牝2 (田辺裕信)
3着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:35.2