桜花賞で後方待機、次に繋げる走り

 

2018年04月08日 桜花賞 芝1600m 阪神競馬場

1着:アーモンドアイ 牝3 (C.ルメール)
2着:ラッキーライラック 牝3 (石橋脩)
3着:リリーノーブル 牝3 (川田将雅)

レースタイム:1:33.1(良)※レコード
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
 
大外枠という事もあるだろうが、道中は意図的に下げて後方からの追走を取ったマウレア&武豊。明らかにオークスまで見据えた乗り方で、800mの距離延長を考えた待機策だったのではないだろうか。逆転があるとすればこれまでのマイル戦では無く、2400mの府中という事を既に念頭に置いた走りならさすがのひと言。その証明は日曜日の本番如何にはなるが、改めて天才が持つ視野の広さに驚かされる。全姉の着順を上回れば自ずと上位進出は見えて来る、このコンビの走りに注目したい。
 

栗東に滞在、姉と同じ臨戦過程

 
姉同様、栗東滞在で調整をして来たマウレア

姉同様、栗東滞在で調整をして来たマウレア

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2013年に桜花賞を制したアユサンも栗東滞在で結果を残した。姉妹を管理する手塚貴久調教師も今回の選択には何の迷いも無かった様である。環境にもすっかり慣れたマウレアは追い切りでも上々の動きを見せて好調を周囲にアピール。跨った武豊騎手も満足の表情を浮かべ、史上初となる姉妹による桜花賞制覇の偉業に向けて臨戦態勢は整って来ている。しかも、担当スタッフ曰く『アユサンの時よりむしろ順調そのものです』と力強いコメント、これはもしかすると大駆けも有り得る??
 

クイーンカップの汚名を返上

 

2018年03月03日 チューリップ賞 芝1600m 阪神競馬場

1着:ラッキーライラック 牝3 (石橋脩)
2着:マウレア 牝3 (武豊)
3着:リリーノーブル 牝3 (川田将雅)

レースタイム:1:33.4(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
 
今回は前にラッキーライラック、すぐ横にリリーノーブルを置いての道中。内枠でインコースを回れた事と、明らかにクイーンカップからの上積みで動きも素軽く走りにシャープさが出ていた。その分、反応の良さから直線コースではリリーノーブルを内から捉えて2頭の叩き合いに。先に抜け出したラッキーライラックとの差は詰められなかったが、本番に向けて確かな手応えを掴んだレースだったろう。前走の不可解な敗戦は目をつむり、武豊騎手との新コンビで次走の桜花賞で更なる飛躍を期待したい。
 

最後は目の引く様な末脚を披露

 

2017年12月10日 阪神ジュベナイルフィリーズ 芝1600m 阪神競馬場

1着:ラッキーライラック 牝2 (石橋脩)
2着:リリーノーブル 牝2 (川田将雅)
3着:マウレア 牝2 (戸崎圭太)

レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
中団やや後方を追走し、ラッキーライラックやロックディスタウンを見ながらの競馬となったマウレア。最後の直線ではやや窮屈なシーンもあったが、前を行く2頭に迫る末脚で際どい3着入線を果たした。折り合いにも苦労しないタイプで、姉が勝利した桜花賞は勿論、オークスまで十分に期待出来るだろう。現2歳世代のディープインパクト産駒の代表として引っ張って行って欲しい。
 

ディープインパクト産駒の関東馬

 
追いきりでは鋭い伸びを見せ絶好調のマウレア

追いきりでは鋭い伸びを見せ絶好調のマウレア

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何より特筆すべきはディープインパクト産駒という点。阪神ジュベナイルフィリーズの舞台で最も輝く血統であり、同馬の場合は同レースで成績の良い関東所属という事も加えて強調しておきたい。レースセンスが高く末脚は確か、母父Storm Catで大舞台での底力を発揮出来る下地も揃っており本番に向けて不安材料の少ない1頭だろう。戸崎圭太騎手の活躍が乏しい今シーズンだが、密かに闘志を燃やして一発を狙っているに違いない。
 

着差以上に強い内容で2連勝

 

2017年11月19日 赤松賞(牝) 芝1600m 東京競馬場

1着:マウレア 牝2 (戸崎圭太)
2着:ミュージアムヒル 牝2 (北村宏)
3着:ナラトゥリス 牝2 (菱田裕二)

レースタイム:1:37.1(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
スタートで行き脚がつかず後方の位置取りとなったマウレア。しかし、それが幸いしたか道中でインにポジション出来、直線までの距離を最短で進めた。そこからは追われると鋭く反応し馬群の中へ。一瞬狭くなるシーンもあったが、そこを怯まず突き抜け迫るミュージアムヒルなどの後続を振り切って勝利。進路などを考えると着差以上に楽な内容で連勝し、一躍桜花賞候補へと名乗りを上げた。
 

ノーステッキ、楽勝だった初戦

 

2017年10月14日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場

1着:マウレア 牝2 (戸崎圭太)
2着:ロンギングファロー 牡2 (M.デムーロ)
3着:コロンバスデイ 牝2 (田辺裕信)

レースタイム:1:37.3(稍重)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
道中、先行集団のイン寄りを追走するマウレア。直線に向いて暫くは前が開かず往生するが、スペースを確保した瞬間に抜け出す反応が一瞬で素晴らしい。そこから逃げ粘るロンギングファローを楽にかわすと、最後まで鞭を使用せず着差以上に楽な勝ち方で初戦を白星で飾った。とは言え、タイム自体はかなり平凡な事からもペースが上がってどこまでパフォーマンスを維持出来るかに上のクラスでの活躍がかかっている。今回も少頭数ながらメンバーは揃った印象、赤松賞が試金石の1戦だ。
 

マウレア

 
マウレア(バイザキャット2015)

マウレア(バイザキャット2015)

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:バイザキャット
母父:Storm Cat
所属:手塚貴久厩舎(美浦)
生産:下河辺牧場
馬主:落合幸弘

通算成績:5戦2勝(2-1-1-1)
主な戦績:阪神ジュベナイルフィリーズ3着など
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個人馬主という事もありデビュー前の情報は少なかったが、新馬時のパドックでは非常にコンパクトだが均整の取れた好馬体だった。フットワークもしっかりとブレが無く、最後の直線でも狭い馬群をまっすぐ突き抜けた事からも完成度は非常に高い。距離は姉と同じくマイル前後がベストだろうが、牝馬の若駒は折合いさえ付けばある程度はこなせる。桜花賞~オークスまで活躍が見込める1頭。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
バイザキャット Storm Cat Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
Buy the Firm Affirmed Exclusive Native
Won't Tell You
By the Hand Intentionally
De Hostess


 

兄弟馬

 
アユサン

アユサン

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:バイザキャット
母父:Storm Cat
所属:手塚貴久厩舎(美浦)
生産:下河辺牧場
馬主:星野壽市

通算成績:8戦2勝(2-1-1-4)
主な戦績:桜花賞など
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
全姉にG1馬がおり、ディープインパクト×ストームキャットのニックス配合ではあるが、同配合の全馬が活躍しているわけでもないのと母の産駒のほぼ全馬が未勝利なので血統評価としては強調材料は少ない。
 

前評判

 
姉のアユサンも管理した手塚貴久調教師は、デビュー前のマウレアに対して『欲を言えばもう少し馬体に厚みが欲しいけど、体幹自体はかなりしっかりしている。動かすとお姉ちゃんに似た良いフットワークをするんだよ』と確かな手応えを噛み締めていた。近年のトレンドでもある黄金配合だけに、下手な産駒は出ないだろう。
 

馬名の意味

 

永遠の喜び(ハワイ語)

 
一見、金子真人オーナーの馬かと思う程。それだけハワイ語=氏のイメージが出来上がっているのだろうが、れっきとした落合幸弘氏所有馬だ。関係者が永遠の喜びを分かち合える様な素晴らしい活躍を期待してネーミング。

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