マイルチャンピオンシップ2018の結果

 

マイルチャンピオンシップ2018の動画

 

レース回顧

 
ジャンダルム以外、横一列のきれいなスタート。逃げる馬がおらず、押し出される様にしてアルアインやロジクライの先行勢が前を窺い合うスローの様相。途中から外のアエロリットが前に出て主導権を握るも、馬群自体は一団のまま直線コースへ。完全なヨーイドンの競馬で台頭したのは、内からグングン加速するステルヴィオとペルシアンナイト。この2頭が先に抜け出したアルアインを鮮やかにかわし、ゴール前で激しい叩き合いをしながらゴール。僅かに3歳のステルヴィオに優勢、嬉しいGⅠ初勝利を飾った。2着ペルシアンナイト、3着にアルアインと結果的に内枠馬同士の決着となった。
 

勝ち馬ステルヴィオ

 
ステルヴィオ

ステルヴィオ

牡馬

父馬:ロードカナロア
母馬:ラルケット
母父:ファルブラヴ
所属:木村哲也厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:9戦4勝(4-3-0-2)
主な戦績:マイルチャンピオンシップなど
via google imghp
 
3歳世代屈指のキレ者ステルヴィオ。マイルの舞台に戻りそのパフォーマンスが最大限発揮された形で強豪古馬たちを撃破して見せた。初騎乗のW.ビュイック騎手も上手く立ち回り、直線コースは内を選択。ペルシアンナイトが併せて来たのも良かったのか、最後の1Fで更にもうひと伸びした。これで晴れてGⅠタイトルを獲得、今後はこの距離で王道を歩んで行くだろう。
 

レースを振り切ってのベスト予想

 
◎アルアイン
◯ペルシアンナイト
▲アエロリット
ステルヴィオ
△モズアスコット
ロジクライ
エアスピネル
ミッキーグローリー
×ケイアイノーテック
ジュールポレール
ジャンダルム
ロードクエスト
レッドアヴァンセ
 

馬連:想定13点:◯勝利、三連単:想定308点:△的中

 
本命対抗は地力から考えて過剰人気のモズアスコット、標的にされるアエロリットではなくアルアインとペルシアンナイトからだっただろう。単穴は、モズアスコット、ロジクライ以外の単勝10倍未満、連下は、単勝20倍未満、紐は単勝100倍未満が理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:114.3 ※想定RR:113.1

 
                       
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 大川 河本 浜野 道永 単勝オッズ
1 1 ステルヴィオ 56.0 Wビュ 115.2 1:33.3 8.7
2 2 ペルシアンナイト 57.0 Mデム 115.1 アタマ 6.5
3 3 アルアイン 57.0 川田 116.5 1.1/4 6.6
4 16 カツジ 56.0 松山 108.2 アタマ 231.1
5 10 ミッキーグローリー 57.0 戸崎 113.0 クビ × 18.4
6 6 ジュールポレール 55.0 石川 109.6 クビ × 42.3
7 13 レッドアヴァンセ 55.0 北村友 108.4 クビ × 63.3
8 5 ヒーズインラブ 57.0 藤岡康 108.0 1/2 231.3
9 9 ウインブライト 57.0 松岡 109.5 ハナ × 209.4
10 14 エアスピネル 57.0 福永 113.0 ハナ 16.1
11 18 ケイアイノーテック 56.0 藤岡佑 107.0 3/4 × 34.8
12 15 アエロリット 55.0 Rムア 113.0 ハナ 5.1
13 8 モズアスコット 57.0 Cルメ 113.5 ハナ 3.4
14 7 ロジクライ 57.0 Cデム 110.8 クビ × × 9.7
15 4 ブラックムーン 57.0 浜中 104.5 ハナ 294.7
16 11 ジャンダルム 56.0 武豊 107.6 3/4 × 48.4
17 17 ロードクエスト 57.0 横山典 105.7 1.1/4 54.5
18 12 レーヌミノル 55.0 四位 103.4 2.1/2 216.7


 

危険な人気馬結果 ペルシアンナイト→2着(3人気)

 
結果的には一番強い内容の走りでディフェンディングチャンピオンの意地を見せたペルシアンナイト。最内から猛然と追い込み、ステルヴィオに後一歩の所まで迫る脚は見応え十分だった。基本的に叩き良化型、直線さえスムーズなら現役トップクラスだろう。
 

穴馬予想結果 ミッキーグローリー→5着(8人気)

 
最後は大外から弟のカツジと一緒に突っ込んで来たミッキーグローリー。戸崎騎手の安全運転により大外を終始回らされる競馬で、ロスがありながらも掲示板は確保して見せた。枠や乗り方1つでは上位争いに加われていただけに少々残念な結果となった。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑧⑮-①②③⑩⑭ 不的中
単勝 1 870円 枠連 1-1 3,200円
複勝 1 310円 ワイド 1-2 1,140円
2 230円 1-3 1,130円
3 240円 2-3 670円
馬連 1-2 3,220円 馬単 1→2 6,350円
三連複 1-2-3 5,480円 三連単 1→2→3 29,790円


 

編集部の回顧

 
本命アルアインは地力通り走れた印象。対抗アエロリットは安田記念は粘りきったがやはりマークされる形での牡馬混戦G1だと地力的に分が悪いのだろう。対抗はペルシアンナイトにするべきだったと反省。ステルヴィオもレース前は単穴にするべきだったな~とおもっていたが案の定で絞りすぎた印象。モズアスコットは不利はあったものの地力的にも過剰人気という判断だったし不利なくても前2頭とは差があっただろう。全体的に印のバランスは良かったが対抗ペルシアンナイトでステルヴィオは単穴、そして強かったミッキーグローリーは連下にするべきだったなと。(大川)
 
逃げ馬不在の中、アエロリットが引っ張る形となった。最後直線では伸びきれず、失速してしまった。京都コースが合わない印象を受けた。その中でも、スティルヴィオ、ペルシアンナイト、アルアインはスタートを決め、内で脚をためて、最後の攻防は見応えのあるレースであった。3歳、4歳馬のレベルの高さを証明される一戦であった。本命モズアスコットは4コーナーで他馬と接触し、そのまま競馬が終わってしまった。出来は良かっただけにもったいないレースになってしまった。(河本)
 
いつもの通り、ノーザンファームと外国人騎手。それはさておき、レースとしては枠順が大きく影響しましたね。Cコース替わりでもあり、やはり内有利でした。逆に外からポジションを取りに行った馬も、外を回ってしまった馬も苦しい競馬になりました。予想としては、だいたい思った通りの流れになってくれましたし、良かったと思います。◎アルアインはいい競馬をしてくれたんですが決め手勝負に屈してしまいましたね。これが皐月賞以来勝てない要因なのでしょう。それでも何とか3着に残ってくれたのは感謝ですね。(浜野)
 
ビュイックJのうちを突く好騎乗によりステルヴィオの勝利。◎アエロリットは粘れず、○ミッキーも遅かった。発汗で心配だった▲モズも沈み、連下のみで決まるという完敗。軸選びのミス。(道永)
 

マイルチャンピオンシップ2018の予想

 

◎アエロリット

 
アエロリット

アエロリット

牝馬

父馬:クロフネ
母馬:アステリックス
母父:ネオユニヴァース
所属:菊沢隆徳厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:12戦4勝(4-5-0-3)
主な戦績:NHKマイルカップなど
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現在、牝馬では恐らく短距離最強レベルのアエロリット。今年の春はヴィクトリアマイルと安田記念で立て続けに落鉄のアクシデントに遭いながらも4着・2着と善戦した。休み明けの毎日王冠ではステルヴィオ以下を楽々と振り切って好タイムの逃げ切り勝ち。R.ムーアとの新コンビでGⅠ2勝目を狙う。
 

○モズアスコット

 
モズアスコット

モズアスコット

牡馬

父馬:フランケル
母馬:India
母父:ヘネシー
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:Summer Wind Farm(米)
馬主:キャピタルシステム

通算成績:12戦5勝(5-4-0-3)
主な戦績:安田記念など
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安田記念覇者のモズアスコット。休み明けのスワンステークスは+10kgの斤量も他馬より2kg増。その中で後方から鋭く追い込み、ロードクエストに差されたとは言え貫禄の競馬だった。ひと叩きされて動きもグンと良化、更にパフォーマンスが上がってハンデが同じなら先ず持って上位争いは確実だろう。C.ルメール騎手の勢いと共に春秋マイルGⅠ連覇に挑む。
 

▲ペルシアンナイト

 
ペルシアンナイト

ペルシアンナイト

牡馬

父馬:ハービンジャー
母馬:オリエントチャーム
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:G1レーシング

通算成績:13戦4勝(4-3-1-5)
主な戦績:マイルチャンピオンシップなど
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ディフェンディングチャンピオンのペルシアンナイト。今年に入ってやや精彩を欠き気味だが、安田記念も前走も直線の不利が重なり不完全燃焼に終わっている。運が悪くパフォーマンス全開で走れていない分、まだ巻き返しの余地はありそうだ。M.デムーロ騎手に手綱が戻り、昨年同様に豪快な追い込みが決まるか。
 

▲アルアイン

 
アルアイン

アルアイン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ドバイマジェスティ
母父:Essence of Dubai
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:13戦4勝(4-3-1-5)
主な戦績:皐月賞など
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中距離戦線から矛先を変えて来たアルアイン。皐月賞をレコード勝ち、新馬からデビュー2連勝をマイルで飾っている経緯からもむしろマイル前後に適正がありそうな1頭である。主戦の川田騎手も『マイルで試してみたかった』とコメントしている様に、本質は短距離タイプなのだろう。ここであっさり勝ちきってもおかしくない。
 

▲ミッキーグローリー

 
ミッキーグローリー

ミッキーグローリー

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:メリッサ
母父:ホワイトマズル
所属:国枝栄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:野田みづき

通算成績:11戦6勝(6-1-3-1)
主な戦績:京成杯オータムハンデなど
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遅れて来た大物ミッキーグローリー。前走の京成杯オータムハンデキャップでは重賞の常連相手に昇級戦ながら完勝の競馬。まるで既にGⅠ馬かの様な落ち着いたレース運びで差し切っている。まだまだその底は見えておらず、成長曲線がピークの今ならこの短期間で更に上昇している可能性があるだけに単穴で抑えておく必要があるだろう。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:113.1

 
低G1馬レベル程度の馬が数そろってある程度マイルG1としてはレベルの高いレースとなった。総崩れはなさそうだがどこからいくか予想家によって傾向分かれそう印象。馬券圏内としては、1頭位は下位馬まで可能性がありそうで予想しがいのあるレースだろう。
 
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 大川 河本 浜野 道永 予想オッズ
1 ステルヴィオ 56.0 Wビュ 111.8 8.8
2 ペルシアンナイト 57.0 Mデム 113.9 4.9
3 アルアイン 57.0 川田 116.5 6.9
4 ブラックムーン 57.0 浜中 101.3 590.5
5 ヒーズインラブ 57.0 藤岡康 106.8 386.1
6 ジュールポレール 55.0 石川 109.3 × 70.9
7 ロジクライ 57.0 Cデム 112.0 × × 12.3
8 モズアスコット 57.0 Cルメ 113.8 3.2
9 ウインブライト 57.0 松岡 108.4 × 297.4
10 ミッキーグローリー 57.0 戸崎 109.0 × 33.2
11 ジャンダルム 56.0 武豊 106.5 × 39.1
12 レーヌミノル 55.0 四位 103.5 358.5
13 レッドアヴァンセ 55.0 北村友 107.1 × 56.3
14 エアスピネル 57.0 福永 113.1 11.6
15 アエロリット 55.0 Rムア 114.1 3.9
16 カツジ 56.0 松山 98.0 436.4
17 ロードクエスト 57.0 横山典 106.8 60.2
18 ケイアイノーテック 56.0 藤岡佑 107.0 × 27.5


 

危険な人気馬 ペルシアンナイト(想定3人気)

 
安田記念、富士ステークスと直線でスムーズに捌けず消化不良の競馬が続いているペルシアンナイト。流れそのものが悪く、同じ様な競馬で差し届かずというリスクは常につきまとうだろう。今年は昨年と違い最内枠に入った事もむしろデメリットの様に感じる。
 

穴馬予想 ミッキーグローリー(想定9人気)

 
当然、格という意味では上位と比べるとまだまだ物足りないミッキーグローリー。しかし、それを補って余りある馬の雰囲気と上昇気流の強さ。戸崎騎手に乗り替わる事がどう影響するかだが、スタートさえ決まれば流れに乗ってさえしまえば後は末を伸ばすだけ。成長に期待したい。
 

編集部の見解

 
やっぱり短距離はレベルが低いから中距離馬がおりてくれば中距離馬が勝つという考えから本命はアルアイン。タイプ的にマイルはむしろ向いている可能性が高い。地力は間違いなく最上位となればあとは騎手次第だろう。対抗はアエロリット。順調にここまできたが目標にされる分G1だとぶが少し悪いのが気になる。単穴は去年中距離からおりてきて完勝したペルシアンナイト。地力がとわれるG1での競走なら再浮上してくるだろう。連下は中距離適性あるエアスピネル、ステルヴィオと正直安田記念ははまっただけで前走格下に負けたり安田前にOP戦負けたりしているモズアスコットは今回上位難しいと判断したものの念の為。(大川)
 
どの馬にも勝つチャンスあり難解なレース。そうなると、選ぶのは実績馬、速い時計に対抗、そして外国人騎手を中心に予想。特に、前走トップハンデで叩いた上積みが見込めるモズアスコット、ペルシアンナイトは有力とみる。京都適性も高いため死角なしと考える。あとは、先行力があり毎日王冠は優秀な勝ち時計で勝ったアエロリットを対抗。京都への不安はあるが、右回り、小回りコースも勝っているので問題ないと考える。他は、3歳馬の3着を考え、スティルヴィオ、ジャンダルムを印とした。(河本)
 
前走を比較すると、最もメンバーが揃っていたのがやはり天皇賞(秋)。そこで差のない好走をしたアルアインを◎にします。皐月賞以来勝てていないですが、惜しい競馬ばかりですし、久々のマイルが起爆剤になる可能性がありますしね。川田騎手に乗り替わるのもプラスです。〇モズアスコットは叩き良化型なので、前走はレースレベルとしては低かったものの前哨戦としてはまずまずの競馬でした。4歳馬に割って入ってくるのは3歳馬▲ステルヴィオとみます。毎日王冠は展開を考えると強い内容でした。マイルも合いますしね。去年の勝ち馬△ペルシアンナイトは去年と同じような臨戦過程ですが印上位の馬より多少見劣る気がします。ここ数戦重い印をつけている△アエロリットですが、京都になるので印を落としました。(浜野)
 
例年にも増して混戦模様で頭を悩ます一戦。雨予報も混ざりさらに難解に。◎アエロリット、前走の走りから叩いた上積み。さらに鞍上ムーアなら本命に推したい。重の場合どうかだが、血統からもこなせるはず。○ミッキーグローリー、遅れてきた大物感。初の一線級とだが、前走の勝ちっぷりからここでもやれるはず。先に活躍した弟の前でいいところをみせれるか。▲モズアスコット、夏のマイル王。当然ここでもマイルG1連覇を狙ってるはず。稍重以上の走りがないのだけ気掛かりだが、能力はピカイチ。(道永)

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