京王杯2歳ステークス直後
2019年11月2日 京王杯2歳ステークス 芝1400m 東京競馬場
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内からスタートを決めるものの、アポロニケとビアンフェが前に行くのを見て3番手での追走となったマイネルグリット。道中は逃げ馬の一列後ろでスムーズにレースを運び、ペースとしても理想的な形で直線コースへと入って行った。そして最内のスペースからいざ追い出すと、手応え程の伸びを見せず後続に次から次へとかわされて行ってしまう始末。最後には勝ち馬から大きく離れた9着とよもやの大敗を喫してしまう。主な原因は分からないが、ここで主役を張れる程の能力は持ち合わせていなかった様である。
京王杯2歳ステークス直前
やはり3戦無敗のキャリアは伊達ではない。雨を含んだ重い馬場での追い切りも、重心をブレる事なく真っ直ぐ走り切ってラストは11秒台のフィニッシュ。如何なる条件下でも自身のパフォーマンスをきっちりと発揮出来るからこその、今の実績に繋がっているのだろう。初の関東輸送も難なくこなし、初の1400mもスムーズにこなすに違いない。ここで連勝を飾れば、暮れの朝日杯フューチュリティステークスへは最有力候補として参戦する事となるだろう。国分優作騎手にとっても力が入る1戦になる。
小倉2歳ステークス直後
2019年9月1日 小倉2歳ステークス 芝1200m 小倉競馬場
1着:マイネルグリット 牡2 (国分優作)
2着:トリプルエース 牡2 (和田竜二)
3着:ラウダシオン 牡2 (武豊)
レースタイム:1:10.5(重)
レース上がり3ハロン:36.8
勝ち馬上がり3ハロン:36.2
2着:トリプルエース 牡2 (和田竜二)
3着:ラウダシオン 牡2 (武豊)
レースタイム:1:10.5(重)
レース上がり3ハロン:36.8
勝ち馬上がり3ハロン:36.2
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スタートはひと息だったが、慌てず徐々にポジションを押し上げて行き先行集団に取り付き競馬を進めたマイネルグリット。前にカイルアコナを見る形で絶好位のポジション。重馬場でも苦にする事なくしっかり芝を捉えて走る姿はやはりスクリーンヒーロー産駒ならではのパワータイプなのだろう。手応え良く直線を迎えると、先に抜け出したカイルアコナをあっさりと捉え、最後は内から追い込んで来たトリプルエースをクビ差振り切って重賞初制覇を達成。乗り替わりの国分優作騎手もきっちりと仕事を果たして見せた。
小倉2歳ステークス直前
実績、時計面を見てもNo.1の有力候補にあげるべきマイネルグリット。新馬でマイルを経験した後に、オープンクラスで400mの距離短縮から好タイムで快勝するといった並外れた身体能力を持っている1頭だ。スクリーンヒーロー産駒で馬格もあり、多頭数で混戦模様になった場合でも十分対応出来るタイプ。小倉2歳ステークス特有のゴチャツいた1戦になってもそうそう大きく崩れる事は無さそうである。
マイネルグリット
まさにラフィアン軍団の直系とも言うべき血統構成。コスモヴァレンチ→マイネショコラーデの系譜もそうだが、それらの父がマイネルラヴ→ロージズインメイという生粋のビッグレッドファーム御用達配合なのである。その中でもドリームバレンチノやウインムートなど重賞活躍馬をコンスタントに輩出する優秀なファミリーであり、締めにスクリーンヒーローで一発大物が出ても何ら驚きはしない。
血統構成
スクリーンヒーロー | グラスワンダー | Silver Hawk | Roberto |
Gris Vitesse | |||
Ameriflora | Danzig | ||
Graceful Touch | |||
ランニングヒロイン | サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
ダイナアクトレス | ノーザンテースト | ||
モデルスポート | |||
マイネショコラーデ | ロージズインメイ | Devil His Due | Devil's Bag |
Plenty O'Toole | |||
Tell a Secret | Speak John | ||
Secret Retreat | |||
コスモヴァレンチ | マイネルラヴ | Seeking the Gold | |
Heart of Joy | |||
イブキローマン | ブレイヴェストローマン | ||
シラフジビゼン |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
2歳Sの勝ち馬で名繁殖牝馬のコスモヴァレンチの娘で2歳S2着の実績のある母産駒にマイネル軍団大量投下のスクリーンヒーロー産駒。スクリーンヒーロー産駒は種牡馬として低い期待を裏切り大物を出したがその後、種付け数のわりにパッとした産駒が出てこない、しかも牝馬の活躍馬は出ていないので牡馬だけにその点は大丈夫だがどこまでやれるか注目の1頭だろう。
前評判
サラブレッドクラブ・ラフィアンで1600万円募集、スクリーンヒーロー産駒で血統的にもある程度期待が持てそうな所から考えれば妥当な価格帯と言えるだろう。コスモヴァレンチの流れを汲んだ牝系ならどこかで一発大物を出す事も十二分に考えられ、特に父の種牡馬実績を照らし合わせてみると初年度の本馬がいきなり該当するというのも案外に頷ける。
馬名の意味
冠名+闘志
響きによるネーミングだろう。
2着:ビアンフェ 牡2 (藤岡佑介)
3着:ヴァルナ 牡2 (C.スミヨン)
レースタイム:1:20.8(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.5