M.デムーロ『思った通りの強さ』

 

2019年1月14日 ジャニュアリーステークス ダート1200m 中山競馬場

1着:ホウショウナウ 牡4 (M.デムーロ)
2着:ドリームドルチェ 牡7 (田辺裕信)
3着:ワンダーリーデル 牡6 (戸崎圭太)

レースタイム:1:10.1(良)
レース上がり3ハロン:37.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
 
初の1200m戦に臨んだホウショウナウ。スタート後、行き脚は付かないものの取り残されたと言うよりは意識的に後ろへ下げて行った形で後方待機策を取った。幸い、前半3F32秒台と相当なハイペースとなった事もありお誂え向きの展開で直線コースに。大外へ持ち出したホウショウナウは、豪快な末脚を披露し前の集団を一気に飲み込む追い込みを決め勝利。鞍上のM.デムーロ騎手も納得の騎乗で愛馬の強さを褒め称えていた。これはダート短距離戦線でかなりの所まで行けそうな器だ。
 

ホウショウナウ

 
ホウショウナウ(ホウショウルビー2015)

ホウショウナウ(ホウショウルビー2015)

牡馬

父馬:ゴールドアリュール
母馬:ホウショウルビー
母父:デザートキング
所属:河内洋厩舎(栗東)
生産:新井昭二
馬主:芳賀美知子

通算成績:7戦5勝(5-0-1-1)
主な戦績:ジャニュアリーステークスなど
via google imghp
 
母ホウショウルビーは現役時代にGⅠへ出走、芝・ダート問わず引退までに4勝をあげた活躍馬。上のホウショウバレンも地方で9勝する活躍を見せており、基本的な繁殖能力は高い。そこに母父デザートキングと如何にもマッチしそうなゴールドアリュールを配合し、完全なダート血統として仕上げられたのだから走る理由も頷ける1頭だ。マイルまでなら相当なパフォーマンスを発揮する。
 

血統背景

 
ゴールドアリュール サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ニキーヤ Nureyev Northern Dancer
Fairy Bridge
Reluctant Guest Hostega
Vaguely Royal
ホウショウルビー デザートキング デインヒル Danzig
Razyana
Sabaah Nureyev
Dish Dash
ゲイリーフィールド Crafty Prospector Mr.Prospector
Real Crafty Lady
Inaka Ballad Rock
Our Village


 

兄弟馬

 
ホウショウバレン(ホウショウルビー2012)

ホウショウバレン(ホウショウルビー2012)

牝馬

父馬:ネオユニヴァース
母馬:ホウショウルビー
母父:デザートキング
所属:小久保智厩舎(浦和)
生産:新井昭二
馬主:芳賀美知子

通算成績:23戦9勝(9-3-4-5)
主な戦績:清秋特別など
via google imghp
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
ファミリーに日本実績はないがCrafty Prospectorにデザートキングとつないでゴールドアリュールと高いレベルのパワー種牡馬をかさねており父次第では今後の兄弟の活躍も期待出来る血統だろう。
 

前評判

 
デビュー前の確たる評価は特に記載無し。とは言え、新馬と500万下を危なげない走りで連勝して見せた。続くユニコーンステークスでも無名ではあったが、先行抜け出しから5着に粘り込むなど早くから素質は全開のホウショウナウ。馬自体はダート馬らしからぬ薄い筋肉で芝でも走れそうなイメージ。その為、ダートでも芝並みの上がりを駆使出来るのだろう。
 

馬名の意味

 

冠名+今

 
特別良いとは思えない組み合わせだが、やはり走って来ると耳に馴染んで来る。

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