菊花賞直前

 
関東の雄・蛯名正義騎手とその素質を開花させるホウオウサーベル

関東の雄・蛯名正義騎手とその素質を開花させるホウオウサーベル

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2歳の新馬戦を圧勝し一躍クラシック候補に名乗りを上げたホウオウサーベル。しかし、その後は鳴かず飛ばずの成績で一時戦線離脱を余儀なくされた。そして春のクラシック出走を諦め、仕切り直しとなった6月の復帰戦で2勝目。そして何より圧巻だったのが阿賀野川特別で2着馬なりのまま5馬身ちぎった内容だろう。まさに馬が完成の域に来つつあり、メンバー的に揃わなかった今回の本番では大いに一発の期待さえある。蛯名正義騎手も相当な手応えを掴んでいる様子だった。
 

阿賀野川特別直後

 

2019年8月18日 阿賀野川特別 芝2200m 新潟競馬場

1着:ホウオウサーベル 牡3 (蛯名正義)
2着:プランドラー 牡3 (田辺裕信)
3着:ダノンクライム 牡5 (川又賢治)

レースタイム:2:11.7(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
前走の500万下と同じく、4コーナーで逃げ馬と併走するレベルの進出を見せたホウオウサーベル。直線入り口では既に先頭へ立つ競馬で、そこからはグングン後続を引き離して行く一方だった。気が付けば2着プランドラーに5馬身差を付け圧倒的な内容の2連勝となった。血統的にも距離が延びれば延びる程に良さそうで、陣営としてもこのまま菊花賞へ直行で向かうプランが浮上している。上がり馬の筆頭候補となるだろう。
 

東京スポーツ杯2歳ステークス直後

 

2018年11月17日 東京スポーツ杯2歳ステークス 芝1800m 東京競馬場

1着:ニシノデイジー 牡2 (勝浦正樹)
2着:アガラス 牡2 (W.ビュイック)
3着:ヴァンドギャルド 牡2 (C.デムーロ)

レースタイム:1:46.6(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
 
スタートはまずまずも行き脚が付かず、ルヴォルグに続いて後方からの競馬となったホウオウサーベル。徐々にポジションを上げて行くと直線大外へ持ち出しエンジン点火。爆発的な伸びは無かったが、長く良い脚を使うタイプ。最後は流しながらしっかりと脚を使っており、距離はもっと延びてこその1頭か。コース的にも広い方が良く、皐月賞は度外視してダービー一本のローテーションでゆっくりと駒を進めて欲しい。馬の見た目自体はかなりカッコいい。
 

東京スポーツ杯2歳ステークス直前

 
クラシック戦線に殴り込みをかけたいホウオウサーベル

クラシック戦線に殴り込みをかけたいホウオウサーベル

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約3ヶ月ぶりとなる実戦も全く問題なさそうなホウオウサーベル。ハーツクライ産駒でまだ本格化は先でも、気性面などは既に大人びた落ち着きがあり操作性は相当高い。ややエンジンの掛かりが遅い分、東京コースは大歓迎のクチで今回はやや後ろ目からの競馬になるのではないだろうか。ルヴォルグやヴェロックスを前に見て、最後の直線でデムーロと共にまとめてかわす事は出来るか。
 

2歳新馬直後

 

2018年08月11日 2歳新馬 芝1800m 新潟競馬場

1着:ホウオウサーベル 牡2 (M.デムーロ)
2着:マイネルエキサイト 牡2 (木幡巧也)
3着:サクラザチェンジ 牡2 (宮崎北斗)

レースタイム:1:48.4(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
スタートを出たホウオウサーベルは道中、行きたがる素振りを上手くなだめつつ3番手追走でレースを進めた。新馬の割にはペースも流れてスムーズな形で直線コースへ。入り口辺りはエンジンの掛かりが遅くモタつきを見せたが、外からサクラザチェンジに来られると一気に点火。そこからグンと加速するとあっさり突き抜け、最後は抑える余裕の走りで3馬身半差を付ける勝利。デビュー戦としては100点満点の内容で、今後もクラシック候補として注目を集めそうだ。
 

2歳新馬直前

 
管理する奥村武調教師の意気込みが違う。1億超えの評価以上に、普段の稽古でもポテンシャルの高い動きで周囲を納得させている。師も『まだ本格化は先だけど相当な素質を感じます、クラシック戦線に乗せたい』とコメントする程の入れ込み様だ。半姉ビッシュもオークス3着、秋華賞は負けたものの1番人気に支持された実力馬だった。父がハーツクライに変わって距離適性が延びると共に、馬自身にどういった影響が出て来るのだろうか。M.デムーロ騎手を擁して自信の初戦へ送り出す。
 

ホウオウサーベル

 
ホウオウサーベル(バランセラ2016)

ホウオウサーベル(バランセラ2016)

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:バランセラ
母父:Acatenango
所属:奥村武厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:小笹芳央

通算成績:5戦3勝(3-0-0-2)
主な戦績:阿賀野川特別など
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2017年セレクトセールでは1億超えの落札額で取り引きされたホウオウサーベル。姉に牝馬クラシック戦線を湧かせたビッシュがいる血統で、今回はハーツクライ産駒に変わりより中長距離適正が高まった産駒になっている。雰囲気は走る馬のそれで、馬体のバランス、立ち姿から来る雰囲気などは既に一流馬かの様だ。これで走らなければ馬の見る目を根本から見つめ直さなければいけないだろう。馬体重は春の段階で489kg。
 

血統背景

 
ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
アイリッシュダンス トニービン カンパラ
Severn Bridge
ビューパーダンス Lyphard
My Bupers
バランセラ Acatenango Surumu Literat
Surama
Aggravate Aggressor
Raven Locks
Baranciaga Bering Arctic Tern
Beaune
Maxencia Tennyson
Matuschka


 

兄弟馬

 
ビッシュ(バランセラ2013)

ビッシュ(バランセラ2013)

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:バランセラ
母父:Acatenango
所属:鹿戸雄一厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:窪田芳郎

通算成績:13戦3勝(3-0-1-9)
主な戦績:紫苑ステークスなど
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
ファミリーに日本活躍馬がいない為、半姉のビッシュの活躍くらいだが他の産駒が全く走っていないので父ハーツクライで当たればビッシュ以上もありえるが血統構成からの強調材料としてはない。
 

前評判

 
『とにかく乗ったスタッフが全員“これは良い”と口を揃えて評価する程。走った時のフットワークにブレが無いですし全体的な体幹が強い。どの状態でもバランスが良く、さすがの良血馬という感じですね。クラシック戦線に乗って欲しい1頭です』とは牧場関係者。手放しで褒めている事が何よりの期待の表れだろう。これは走って来そう。
 

馬名の意味

 

冠名+刀(オランダ語)

 
刀のキレ味の如く、最後の末脚が鋭い馬になって欲しいとの想いでネーミングか。

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