秋山騎手の玄人な騎乗
2019年4月6日 桜花賞 芝1600m 阪神競馬場
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スタート直後、ピンク帽が果敢にハナを狙って行ったと思いきや予想外のプールヴィルだった。秋山騎手の意表を突く戦法にレースは落ち着きを見せて前半3ハロンは35秒台のスローペースとなった。このまま押し切れるかに見えたが、4コーナーで早めにグランアレグリアが上がって来て捲くられる形に。それでも、直線半ばまで見せ場を作る粘り腰で6着に入る大健闘の走りだった。秋山騎手ならではのエスコートだったろう。
秋山『本番でも楽しみです』
2019年3月10日 フィリーズレビュー 芝1400m 阪神競馬場
1着:ノーワン 牝3 (坂井瑠星)
同着:プールヴィル 牝3 (秋山真一郎)
3着:ジュランビル 牝3 (松若風馬)
レースタイム:1:22.0(稍重)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.5&34.7
同着:プールヴィル 牝3 (秋山真一郎)
3着:ジュランビル 牝3 (松若風馬)
レースタイム:1:22.0(稍重)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.5&34.7
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道中は7番手から前の戦況を見つめてレースを進めたプールヴィル。理想的な形で直線に入ると、すぐに外の進路を確保してGOサインを出した。すると先に抜け出したジュランビルを捉え勢い良く先頭へ。勝利は目前に見えたが、そこからインを突いて上がって来たノーワンとのマッチアップとなりほぼ同時にゴール。長い判定の結果、JRAの重賞では9年ぶりとなる同着決着となった。レース後、秋山真一郎騎手は安堵の表情を浮かべ桜花賞への抱負を語っていた。
坂路では最高評価の動き
紅梅ステークスでは必勝の態勢で臨んだものの、思ったよりも弾けなかったプールヴィル。本来ならそこで桜花賞出走のボーダーも突破しておきたかったが、そうは上手くいかないのが競馬でもある。今回の追い切りも非常に軽快な動きで時計も良し。普通に回ってくれば上位争いは必至の存在だが、後はアウィルアウェイやホウオウカトリーヌとの力差次第か。
秋山『頭が沈まなかった』
2019年1月14日 紅梅ステークス(L) 芝1400m 京都競馬場
1着:メイショウケイメイ 牝3 (古川吉洋)
2着:プールヴィル 牝3 (秋山真一郎)
3着:ノーブルスコア 牝3 (岩田康誠)
レースタイム:1:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
2着:プールヴィル 牝3 (秋山真一郎)
3着:ノーブルスコア 牝3 (岩田康誠)
レースタイム:1:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
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いつもよりやや後ろからの競馬になったプールヴィル。が、馬群も密接しておりそこまで位置取りとしては悪くないレース運びだった。直線に入って先に抜け出したメイショウケイメイの内へ進路を取ると、ジワジワと差を詰めゴール前で馬体を併せる様に同入。アタマ差届かずの2着惜敗と星を落とす敗戦となった。鞍上の秋山騎手的にはもっと伸びると思っていた様で、『緩い馬場に脚を取られたのかな』とコメントしていた。次戦、良馬場での巻き返しを期待。完全にフィリーズレビューで活躍するイメージの1頭だ。
プールヴィル
母ケンホープはフランスで重賞勝ち、GⅠ2着の実績がある繁殖牝馬。社台ファームが輸入し、持ち込みの初年度産駒として産まれたのがこのプールヴィルである。オーナーズで募集されている経緯から、同馬も行く行くは繁殖用に期待されている1頭だろう。とは言え、2歳時から阪神ジュベナイルフィリーズでも入着するなどある程度の実績を出しており、競走馬としても大成しそう。距離適性はマイルまでだろう。
血統背景
Le Havre | Noverre | Rahy | Blushing Groom |
Glorious Song | |||
ダンスールファビュルー | Northern Dancer | ||
Fabuleux Jane | |||
Marie Rheinberg | Surako | Konigsstuhl | |
Surata | |||
Marie d'Argonne | Jefferson | ||
Mohair | |||
ケンホープ | Kendargent | Kendor | Kenmare |
Belle Mecene | |||
Pax Bella | Linamix | ||
Palavera | |||
Bedford Hope | Chato | Local Talent | |
Quick Blush | |||
Bedford Flame | デュラブ | ||
Brilleaux |
兄弟馬
初仔
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母も父も日本実績馬ではない中で日本の馬場適性が問われるが今のところ結果を出しているので父が日本実績馬にかわった下兄弟は更に楽しみになってくる。
前評判
2歳6月の時点で坂路を51秒台で楽々と駆け上がって来ていたプールヴィル。早期仕上がりで且つ奥の有りそうな血統構成と持ち込み馬のメリットが詰まった1頭だ。その新馬こそ敗戦を喫しているが、折返しの未勝利と続くりんどう賞を連勝。単なる短距離馬というイメージでも無さそうで、阪神ジュベナイルフィリーズでは勝ちに行っての5着とクラシック戦線での活躍も十分に見込めそう。
馬名の意味
絵画名より
フランスにある海辺の避暑地。
2着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
3着:クロノジェネシス 牝3 (北村友一)
レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:33.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.3