北村宏『全体的にパワーアップ』

 
抑え切れない手応えで併せ馬を行うプリモシーン

抑え切れない手応えで併せ馬を行うプリモシーン

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北村宏騎手も自信の口ぶりでプリモシーンに言及。『状態は確実に上向きで体幹もしっかりして来た。夏よりパワーアップしてますし、今は落ち着いているので2000mも大丈夫でしょう』と非常に良い雰囲気だった。出遅れ癖や距離延長など不安要素はあるものの、勢いと実績に加えて血統もトップクラス。ここで大仕事をやってのけても何ら不思議ではない。下手に評価を下げるくらいなら、あえて頭で狙って行っても美味しい存在と言えるだろう。
 

51kgの軽斤量で鮮やかに差し切る

 

2018年08月12日 関屋記念 芝1600m 新潟競馬場

1着:プリモシーン 牝3 (北村宏司)
2着:ワントゥワン 牝5 (M.デムーロ)
3着:エイシンティンクル 牝5 (和田竜二)

レースタイム:1:31.6(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
 
桜花賞、NHKマイルカップで見せた出遅れも今回は無く中団外目をスムーズに追走したプリモシーン。正直、まともに走っていれば前2走も上位争い必至だった実力馬だ。それが51kgで走れてスタートも出たとなれば、ここは突き抜けて当然の1戦だったと言える。その通り、直線では気持ちの良い差し脚でエイシンティンクルをかわし最後はワントゥワンの猛追をクビ差振り切っての勝利となった。今後、牡馬を含めてもマイル路線で活躍しそうな予感。
 

桜花賞、NHKマイルCと不完全燃焼

 

2018年05月06日 NHKマイルカップ 芝1600m 東京競馬場

1着:ケイアイノーテック 牡3 (藤岡佑介)
2着:ギベオン 牡3 (M.デムーロ)
3着:レッドヴェイロン 牡3 (岩田康誠)

レースタイム:1:32.8(良)
レース上がり3ハロン:34.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
桜花賞、NHKマイルカップといずれも出遅れて後方からの競馬となったプリモシーン。桜花賞では直線も前が開かない不利、NHKマイルカップもスムーズに進路を確保出来ず全く力を発揮出来ない春シーズンだった。このままでは引き下がれず、意欲の夏競馬参戦となった、関屋記念は51kgと超軽斤量での参戦。しかも新潟競馬場はコースも広くバラけやすいので今回は伸び伸びと走れるだろう。乗り替わりとなる北村宏司騎手がスムーズな競馬で2つ目の重賞タイトルをプレゼント出来るか。
 

2連勝で重賞馬に、賞金確保

 

2018年01月07日 フェアリーステークス 芝1600m 中山競馬場

1着:プリモシーン 牝2 (戸崎圭太)
2着:スカーレットカラー 牝2 (太宰啓介)
3着:レッドベルローズ 牝2 (蛯名正義)

レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
 
終始落ち着いた運びで道中は進み、最後の直線で外からスカーレットカラーに被されるも坂上で盛り返す強い内容。有力馬がこぞって出遅れでロスの多い競馬となったが、プリモシーンは対象的に優等生の走りでフェアリーステークスを制した。混戦が予想されるクラシックにとって器用さは売りとなるだけに、同馬のレースセンスは最大の武器となるだろう。
 

プリモシーン

 
プリモシーン

プリモシーン

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:モシーン
母父:Fastnet Rock
所属:木村哲也厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:6戦3勝(3-1-0-2)
主な戦績:関屋記念、フェアリーステークスなど
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立ち姿だけ見れば、既に2歳春の時点で完成された様なバランスの良さ。ひと目見て『走る』と思わせる程の好馬体と言えるのではないだろうか。逆を言えば突出している点が少なく、それがレースでのセンスある走りに繋がっていると推測する。気性的な面も心配が無さそうで、適性自体はマイル前後となるが3歳世代では距離の融通が効く筈。順調なら桜花賞~オークスまで楽しめそうな1頭だ。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
モシーン Fastnet Rock デインヒル Danzig
Razyana
Piccadilly Circus ロイヤルアカデミーII
Gatana
Sumehra ストラヴィンスキー Nureyev
Fire the Groom
Miss Priority Kaapstad
Benediction


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
母は豪のG1馬だがそれ以外の血統背景の強調材料は存在しない。全姉も未勝利なので可能性はまだあるが今のところ結果は出ていない。
 

前評判

 
新馬前には管理する木村調教師が『先々まで楽しめる馬だと思って調整を進めている』とコメントした程、新進気鋭の厩舎でも期待度が高かったプリモシーン。追い切りでも鞍上の指示を具体的に理解していない中で抜群の動きを見せる位に、デビュー前から既に出来上がっていた様だ。さすが母はオーストラリアの名牝モシーンと言った所か。
 

馬名の意味

 

最高(イタリア語)+場面

 
母名をモジッて“最高の場面”を2カ国語で表す洒落た馬名だ。さすがシルクレーシングのセンス、重賞馬に名を連ねるべくして付けられたと言っても過言ではない。関係者にそのシーンを見せる事は出来るのだろうか。

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