長く良い脚を使うタイプ
2018年10月14日 2歳新馬 芝1400m 新潟競馬場
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スタートから4コーナーまでは実にスムーズな追走を見せたプライドランド。直線入り口でも抜群の手応えで圧勝まで想像させたが、いざ追われると内に外にヨレてまともに追えない場面も。結果、勝った馬が先に抜け出しそれを目標にして伸び始めると最後はグングン追い込んであっという間に差を縮めた。エンジンのかかりが遅く、瞬発力で勝負するタイプでは無さそう。素質の高さは証明しただけに、今後は早期勝ち上がりを目指したい。
動きは及第点も血統力でカバー
サンデーレーシングの筆頭高額馬プライドランド。“ディープインパクト×tapit”は先のサウジアラビアロイヤルカップを制したグランアレグリアで成功しており決して相性の悪い配合では無い。調教では併走の新馬にしっかりと先着しており、何ら不安視する事は不要。当初北村友一騎手を予定していたがラッキーライラック騎乗の為に京都へ参戦。急遽、減量騎手の川又騎手に依頼する事となったがこの采配が果たして結果にどう影響するか。1億円の回収ロードが始まる。
プライドランド
1つ上の全姉アルーシャが重賞で活躍するなどそれなりの結果を残した事もあり、プライドランドの募集額は何と1億円。やや高めな気もしないが、それだけ馬のデキが良いという証拠だろう。但し、その姉もそうだが如何せん産駒全頭がジリっぽい。速い上がりを使えなければクラシックなどの大きな舞台では到底戦えない。その点を補って余りあるポテンシャルの持ち主かはデビュー後にしか分からない。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ザズー | Tapit | Pulpit | A.P.Indy |
Preach | |||
Tap Your Heels | Unbridled | ||
Rupy Slippers | |||
Rhumb Line | Mr.Greeley | Gone West | |
Lone Legend | |||
Rose Rhapsody | Pleasant Colony | ||
Rosy Spectre |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーに日本実績はないが、母はアメリカG1馬で全姉は結果を出しているので当馬にも十分期待ができる。まだ産駒の比較検証候補が少ないので彼がどこまでやれるかで今後の母の評価はかわってきそう。
前評判
母ザズーは米GⅠ馬で、その後社台グループが約2億円もの大金を叩いて購入している。この時点で期待度の高さは窺い知れるが、今の所4年連続ディープインパクトを配合するという尚も分かりやすさ。とりあえず結果が出るまではという感じなのだろうが、プライドランドは初の牡馬産駒という事で確かに少し違う目線で楽しめそう。が、さすがに1億円というのは少しやり過ぎな気もしなくはないが…。
馬名の意味
映画に登場する王国の名前
さすがのサンデーレーシング、ネーミングだけはトップクラスのセンスを誇る。
2着:プライドランド 牡2 (川又賢治)
3着:タイセイチーフ 牡2 (藤懸貴志)
レースタイム:1:22.9(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.8