3歳上2勝クラス直後
昇級戦も1番人気に支持されたブロードアリュールだったが、レースでは思う様なレースをさせてもらえず3着に負けてしまった。スタートも悪く、道中は馬群に包まれて身動きが取れない状態。勝負どころでもモタつく場面があり、抜け出した時には既に態勢が決していた。逃げ粘ったコウエイアンカも昇級組だが、やはり前目で楽なペースで運べた分の差だろう。差し・追い込み脚質はどうしても他力本願な部分があるので成績も安定しづらい部分は確かにある。それでもこのクラスなら本馬もすぐに勝ち上がれる筈。
3歳上500万下(1勝クラス)直後
スタートから手応え良く先行集団の一角にポジションを取ったブロードアリュール。道中はその流れに乗って理想的なレース運びをすると、余裕たっぷりの脚色を残して直線コースへ。同じ位置からGOサインを出したパイロジェンとの叩き合いをあっさり制すると、最後にグイッともうひと伸びしてゴール。5番人気ながら実力はこのクラスでも一枚抜けた存在だったのだろう。去勢して半年程度が立ち、ようやくセン馬の状態が体に馴染んで来た。
4歳上1000万下直前
母の遺伝子をきっちりと受け継ぎ、他馬が止まって見える様な末脚で2連勝中のブロードアリュール。今はダートをメインにして使い出ししているが、いつか馬体がパンとしてくれば芝での走りも見てみたいものだ。恐らくオープンまではこの血統と走りからして頭打ちになる事は考えにくく、順調に使えるのならこの春以内に1600万クラスまで突破しておきたい。
3歳上500万下直後
2017年11月12日 3歳上500万下 ダート1400m 東京競馬場
1着:ブロードアリュール 牡3 (田辺裕信)
2着:プッシュアゲン 牡4 (武藤雅)
3着:ペルルクロシュ 牝4 (内田博幸)
レースタイム:1:25.2(良)
レース上がり3ハロン:37.8
勝ち馬上がり3ハロン:36.6
2着:プッシュアゲン 牡4 (武藤雅)
3着:ペルルクロシュ 牝4 (内田博幸)
レースタイム:1:25.2(良)
レース上がり3ハロン:37.8
勝ち馬上がり3ハロン:36.6
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1枠から競馬を進めたブロードアリュール。道中中団に構えて外に出すタイミングを窺っていたが上手く4コーナー手前で進路を確保。そこから一気に末脚を爆発させると、逃げるストロボフラッシュを残り100mでかわす。更に後続を突き放して快勝する内容で連勝を達成、次走の昇級戦でもいきなり通用するレベルの1頭だろう。坂上から駆け上がって来る姿はまさに母が見せた根岸ステークスでの鬼脚と瓜二つだった。今後、益々その追い込みに磨きをかけて欲しい。
3歳未勝利直後
2017年06月25日 3歳未勝利 ダート1400m 東京競馬場
1着:ブロードアリュール 牡3 (戸崎圭太)
2着:コウギョウスター 牡3 (北村宏司)
3着:リープスプラウト 牡3 (丸田恭介)
レースタイム:1:25.6(稍重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.9
2着:コウギョウスター 牡3 (北村宏司)
3着:リープスプラウト 牡3 (丸田恭介)
レースタイム:1:25.6(稍重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.9
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大外枠を好スタートから先行勢に並びかける道中。行きたがるのを戸崎圭太騎手が必死に抑える仕草を見せるが、途中からしっかりと折り合う理想的な流れで先行勢をマークしながら直線コースへ。そこからは他馬と全く別次元の末脚で伸び、最後は後続に3馬身半もの差を付けての快勝だった。血統的にダートの短距離が適正という事は間違いなく、今後は脚元と相談しながら着実にクラスを上げて行くだろう。
ブロードアリュール
如何にもパワータイプで短距離走者という典型的な馬体。肩の作りなどはまさに掻き込みがしっかりとしたフットワークを想像させる。距離的にはマイルがギリギリという感じか。急死したゴールドアリュールの後継種牡馬になれる様な活躍を期待したい。但し、育成段階からやや脚元の弱さに不安があり余り使い詰め出来ないタイプだろう。
血統背景
ゴールドアリュール | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ニキーヤ | Nureyev | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Reluctant Guest | Hostega | ||
Vaguely Royal | |||
ブロードアピール | Broad Brush | Ack Ack | Battle Joined |
Fast Turn | |||
Hay Patcher | Hoist the Flag | ||
Turn to Talent | |||
Valid Allure | Valid Appeal | In Reality | |
Desert Trial | |||
Alluring Girl | Secretariat | ||
Water Cress |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.7pt
現役時代は、ダートの鬼だったが繁殖としては今ひとつパンチ力不足を感じる母。ファミリー的には、近親にサクセスブロッケンがいるものの他はパッとしないので母を超える馬はなかなかイメージできない。血統背景としては、強調材料はない。
前評判
『血統的なイメージよりはスラッした体型なので、これから馬体にもっと幅が出てくれば。それでも動かせば調教は走るし、やっぱり素質は感じますね』とは管理する尾関知人調教師の談。思えば母ブロードアピールは芝で頭角を現して来た経緯もあり、一度は芝での走りも見てみたい気もする。
馬名の意味
母名+父名
そのままの名前だが、両親共に響きがカッコよく何ら違和感の無いネーミング。
2着:パイロジェン 牡3 (田辺裕信)
3着:アポロビビ 牡3 (勝浦正樹)
レースタイム:1:25.5(良)
レース上がり3ハロン:36.9
勝ち馬上がり3ハロン:36.6