須貝氏も高評価、姉より上??
ローブティサージュも管理した須貝調教師曰く、『お姉ちゃんよりも気性が素直で体の使い方が上手い。使いつつ徐々に良くなって行くタイプかもしれないね』と控えめなコメントの中にも期待の表れが。それもその筈で、“ディープインパクト×シンハライト”と言えば、アダムスピークやシンハライトを輩出した鉄板の組み合わせだ。初戦で走らなかったとしても、間違いなく来年の春には有力馬の1頭として名を連ねているに違いない。初戦のパフォーマンスに要注目。
ブレイニーラン
一言で表すとするならばただただ美しい。バランス、顔つき、立ち姿、筋肉量、質…どれをとっても文句のつけようがない。これで走らなければお手上げ状態というレベルの完成形だ。“ディープインパクト×シングスピール”の配合はシンハライトで相性が証明されているが、あくまでもあれはシンハリーズの繁殖力から来るもの。同馬の活躍がそれを確たるものにしてくれるだろう。馬体重は不明。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
プチノワール | シングスピール | In the Wings | Sadler's Wells |
ハイホーク | |||
Glorious Song | Halo | ||
Ballade | |||
リッチアフェアー | Machiavellian | Mr. Prospector | |
Coup de Folie | |||
Much Too Risky | Bustino | ||
Short Rations |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.3pt
ファミリーとしては、名繁殖牝馬ホワイトウォーターアフェアがいるものの枝としては、別枝なのでこちらは、GⅠ馬だしているものの他が結果出てなさすぎるので強調材料としては弱い。
前評判
『血統を抜きにしてもとにかく馬体が垢抜けて良い。マイルから動かして行くつもりだけど、ある程度距離はこなしてくれそう。姉に続いて頑張って欲しいね』とは管理予定の須貝調教師。厩舎に初の牝馬GⅠタイトルをもたらした縁起の良い血統と今度は牡馬クラシック戦線を狙いに行く。
馬名の意味
聡明な走り
誕生石アクアマリンの宝石言葉より連想。かなり遠い所から引っ張ったという印象だが、無難な命名か。走ってくればかっこよく聞こえて来そう。
編集部の評価
ローブティサージュは、父の繁殖力の結果と考えるので、となると他の産駒が走ってない以上、ディープインパクト産駒とはいえあまり期待はできない。迷わず見送るが少しは注目だろう。(大川)
見た目だけ言えば今世代でもトップクラスの馬体。あくまで個人的好みなのだが、ここからまだ成長するならとんでもない大物になる可能性も。ローブティサージュ以外、大した産駒が出ていない母だがこれまでアグネスタキオン、ステイゴールドしか付けられて来なかった。ディープインパクト産駒となっていよいよ真価が問われる形となるが一応の恰好は付けてくれると判断。指名の価値ありだ。(田中)
父馬:ディープインパクト
母馬:プチノワール
母父:シングスピール
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング