福永『ムラ駆けするタイプですね』

 

2019年3月3日 弥生賞 芝2000m 中山競馬場

1着:メイショウテンゲン 牡3 (池添謙一)
2着:シュヴァルツリーゼ 牡3 (石橋脩)
3着:ブレイキングドーン 牡3 (福永祐一)

レースタイム:2:03.3(重)
レース上がり3ハロン:37.0
勝ち馬上がり3ハロン:36.7
 
道中はメイショウテンゲンとシュヴァルツリーゼの間、外目の馬場を徐々に上がって行くブレイキングドーン。勝負どころでやや置かれてしまったものの、最後まで懸命に伸び続けるとゴール前でニシノデイジーとカントルを差し切って3着入線。新馬で稍重の馬場を圧勝していた同馬だったが、今回ばかりは少し走り辛そうだった。それでも皐月賞への出走権利は獲得、伏兵候補として引き続き注目したい。
 

馬体も成長、走りに凄み増す

 
併走馬に1秒先着するブレイキングドーン

併走馬に1秒先着するブレイキングドーン

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年末の頃と比べて一回り馬体も大きくなって帰って来たブレイキングドーン。それと比例する様にパワフルな動きで迫力もアップしたのは確か。躍動感のあるフォームで最終追い切りもこなし、陣営としても納得の行く仕上がりで弥生賞に送り出す。ホープフルステークスでは勝ちに行っての敗戦で悲観の必要は無い、今回は自身の競馬に徹してニシノデイジー相手にどこまで迫れるかに焦点が集まるだろう。確実に中山の馬場は向いている。
 

動きは前走から更に上昇

 
坂路を力強く駆け上がるブレイキングドーン

坂路を力強く駆け上がるブレイキングドーン

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萩ステークスを放馬による競走除外、仕切り直しての京都2歳ステークスと明らかに誤算のローテーションだったブレイキングドーン。その影響が調整にも出てしまい、成長分込みでも+18kgは明らかに太め残りの馬体だった。にも関わらず、レースではクラージュゲリエと接戦の2着に入り力を見せ付けた1戦だったろう。力関係の比較としては、そうなるとニシノデイジーとも互角に戦える算段でありここでは上位争いも必至の存在と言える。
 

福永『戦えるメドがたった』

 

2018年11月24日 京都2歳ステークス 芝2000m 京都競馬場

1着:クラージュゲリエ 牡2 (J.モレイラ)
2着:ブレイキングドーン 牡2 (福永祐一)
3着:ワールドプレミア 牡2 (武豊)

レースタイム:2:01.5(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
成長分とは言え、明らかに+18㎏は太い印象を受けたパドック。それでも、レースでは機敏な動きで4コーナーのペースアップにも対応。自ら前を潰しに行く競馬でクラージュゲリエとの叩き合いも見応え充分の内容だった。さすがに最後は休み明けの分で遅れを取ったが、来春のクラシックに向けてトップクラスとも互角に渡り合えるパフォーマンスを確認出来たのが何よりの収穫だっただろう。福永騎手も同じ手応えを感じている様だった。
 

ブレイキングドーン

 
ブレイキングドーン(アグネスサクラ2016)

ブレイキングドーン(アグネスサクラ2016)

牡馬

父馬:ヴィクトワールピサ
母馬:アグネスサクラ
母父:ホワイトマズル
所属:中竹和也厩舎(栗東)
生産:高昭牧場
馬主:前田幸治

通算成績:4戦1勝(1-1-1-1)
主な戦績:弥生賞3着など
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新馬戦では8番人気にも関わらず、億を超える額の良血馬たち相手に完勝の競馬で勝利したブレイキングドーン。母系を辿れば遠い親戚にアグネスフライトやアグネスタキオンがいる血統で、“ヴィクトワールピサ×ホワイトマズル”という掛け合わせは如何にもクラシックを意識した中長距離仕様の作りだろう。本当に良くなるのは3歳秋以降の下地ではあるが、早くから活躍出来るポテンシャルは十分にある。
 

血統背景

 
ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ポインテッドパス Kris
Silken Way
ホワイトウォーターアフェア Machiavellian Mr.Prospector
Coup de Folie
Much Too Risky Bustino
Short Rations
アグネスサクラ ホワイトマズル ダンシングブレーヴ Lyphard
Navajo Princess
Fair of the Furze Ela-Mana-Mou
Autocratic
アグネスパサー エルコンドルパサー Kingmambo
サドラーズギャル
アグネスセレーネー トニービン
アグネスフローラ


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
アグネスフライト(アグネスフローラ1997)

アグネスフライト(アグネスフローラ1997)

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:アグネスフローラ
母父:ロイヤルスキー
所属:長浜博之厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:渡辺孝男

通算成績:14戦4勝(4-2-0-8)
主な戦績:日本ダービーなど
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アグネスタキオン(アグネスフローラ1998)

アグネスタキオン(アグネスフローラ1998)

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:アグネスフローラ
母父:ロイヤルスキー
所属:長浜博之厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:渡辺孝男

通算成績:4戦4勝(4-0-0-0)
主な戦績:皐月賞など
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血統評価:1.0pt

 
アグネスフローラの一族で唯一の牝馬アグネスセラーネーから伸びる牝系、トニービン、エルコンドルパサーと高いレベルの種牡馬が重ねられた祖母アグネスパサーが牝馬を量産しているのでアグネスフローラ一族復活も期待できるブレイキングドーンの活躍だろう。母父ホワイトマズルはやや見劣るがとはいえ、SS系種牡馬をかけ放題ではあるのでその点は評価できそう。ホワイトマズルにヴィクトワールピサの同配合は事例がすくないが可能性を感じる1頭の登場だろう。
 

前評判

 
牧場時代からその心肺機能の高さには評判があった様だ。しかし、入厩後の動きはいまいちパッとせずデビュー戦でも10頭中8番人気。それでも、その評価を裏切る様なレースぶりで鮮やかに快勝。レース後に福永祐一騎手も『これは化けるかも』とコメントしていた様に大物の片鱗があった様である。特にこれといった課題も無く、後は馬がどんどん良くなって行くのを待つだけ。来春にはもしかするとかなりの有力馬になっているかもしれない。
 

馬名の意味

 

夜明け、新時代

 
その到来を予感させる程に期待の高さから来るネーミングか。

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