先行策で活路を見い出す

 
前走が初騎乗だった藤岡佑介騎手。これまでの待機策から一転、思い切って飛ばして逃げる作戦に出たが、それが功を奏しての圧勝劇。しかし、クレバーな彼ならではの積極策とも言え、あのレース運びだったからこそフラテッリのパフォーマンスを引き出せたのだろう。時計も優秀で、そのまま1800mに換算すれば昇級戦でも十分に勝ちきれるレベル。今回も楽にハナに立てれば前走の再現は十分に有り得る。
 

大逃げも実質は平均ペース

 

2019年2月9日 4歳上500万下 ダート1900m 京都競馬場

1着:フラテッリ 牡4 (藤岡佑介)
2着:アールスター 牡4 (岩田康誠)
3着:エルティグレ 牡4 (川田将雅)

レースタイム:1:58.9(稍重)
レース上がり3ハロン:37.9
勝ち馬上がり3ハロン:37.9
 
大外枠から押して押してハナを主張したフラテッリ。その行き脚からグングン後続に差を付けて気持ちの良い大逃げを敢行。とは言え、ペース的には普通くらいのタイムで前半を終えているあたり、むしろ離れた後続がゆっくりと追走していた様なイメージ。そのまま大差を付けて直線に入ると、しっかり最後まで走り抜いて9馬身差完勝の走りを見せた。初めて逃げに出た形で脚質的にこれがハマった、今後はこのスタイルで攻めて行きそう。
 

フラテッリ

 
フラテッリ(Lovetorn2018)

フラテッリ(Lovetorn2018)

牡馬

父馬:フランケル
母馬:Lovetorn
母父:Giant's Causeway
所属:池添学厩舎(栗東)
生産:China Horse Club Racing Pty Ltd Grimley Bba Pty Ltd Worldwide Bloodsto(豪)
馬主:吉田和美

通算成績:5戦2勝 (2-0-0-3)
主な戦績:4歳上500万下など
via google imghp
 
牝系を遠く遡ればダンスパートナーやダンスインザダークを産んだキーパートナーや、アラジの母ダンスールファビュルーに行き着く名牝ファミリーの出自。母Lovetorn自体もオーストラリアでリステッド競走など6勝をあげる活躍をしている事から、総合的に繁殖にも期待が出来ると言える。そこに父フランケルなのだから走って当然の外国産馬だろう。いずれは芝でも対応出来そうなイメージ。
 

血統背景

 
フランケル Galileo Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
アーバンシー Miswaki
Allegrtta
Kind デインヒル Danzig
Razyana
Rainbow Lake Rainbow Quest
Rockfest
Lovetorn Giant's Causeway Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Mariah's Storm Rahy
イメンス
Love All Mt. Livermore Blushing Groom
Flama Ardiente
Doubles Match Danzig
Fabuleux Jane


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
イーグルカフェ(Net Dancer1997)

イーグルカフェ(Net Dancer1997)

牡馬

父馬:Gulch
母馬:Net Dancer
母父:Nureyev
所属:小島太厩舎(美浦)
生産:E. J. Hudson Jr. Irrevocable Trust & W. S. Kilroy(米)
馬主:西川清

通算成績:46戦5勝 (5-4-4-33)
主な戦績:ジャパンカップダートなど
via google imghp
 

血統評価:1.0pt

 
アラジやイーグルカフェがでている一族だが日本実績としては弱く、ジャイアンツコーズウェイにフランケルと日本の芝馬場を考えると柔軟性がなさそうな血統構成でダートの逃げで結果で一変したのが腑に落ちる血統だろう。兄弟実績はないのでなんともいえないが血統構成からの強調材料はない。
 

前評判

 
オーストラリアのセールにて吉田勝己氏が約8000万円弱の高額落札をしたフラテッリ。名義を吉田和美氏に譲り走らせている訳だが、前述の通り日本でも活躍馬を多数輩出している牝系である。適正は既に証明済みで、その上母も現役時代はそこそこ活躍しているのだから産駒が走らない筈もない。父フランケルも大いに成功している部類で、南半球産だけに古馬になってから更に楽しみな1頭。
 

馬名の意味

 

兄弟(イタリア語)

 
フランケルの“フラ”から連想してのネーミングだろう。

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