アーリントンカップ直後

 

2019年4月13日 アーリントンカップ 芝1600m 阪神競馬場

1着:マイネルユキツバキ 牡2 (柴田大知)
2着:コスモジョーカー 牡2 (津村明秀)
3着:タマスカイブルー 牡2 (石川裕紀人)

レースタイム:1:27.1(良)
レース上がり3ハロン:38.9
勝ち馬上がり3ハロン:38.1
 
戦前からイレ込みが激しく、確実にレース運びにも影響してしまったフォッサマグナ。それに輪をかけてスローペースになった事から、折り合いを付けるのにも苦労し全くレースにならなかった。直線に向いた時には既に脚も上がっており、ズルズルと後退して行き結果16着大敗。やはり気性面や初の長距離輸送など、不安点が一気に爆発してしまった印象か。次走のパフォーマンスに尾を引きずらなければ良いのだが。
 

アーリントンカップ直前

 
藤沢厩舎期待の外国産馬フォッサマグナ

藤沢厩舎期待の外国産馬フォッサマグナ

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マル外らしいスピード力と完成度の高さで早期2勝をあげているフォッサマグナ。血統構成的に良血の部類であり、ここからの成長力も見込める期待の1頭だ。共同通信杯こそ負けはしたが、やはりマイル以下なら圧倒的なパフォーマンスで勝利を飾っている。勝ち気な気性もレースを重ねる事に良くなって来ており、ルメール騎手とのコンビもこれで4戦目。タイトルを手にするのも時間の問題だろう。藤沢厩舎の勢いは止まらない。
 

3歳500万下直後

 

2019年3月2日 3歳500万下 芝1600m 中山競馬場

1着:フォッサマグナ 牡3 (C.ルメール)
2着:タニノミッション 牡3 (M.デムーロ)
3着:ギルマ 牡3 (三浦皇成)

レースタイム:1:34.5(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
 
外枠から好スタートを切ったフォッサマグナ。前のタニノミッションをマークする様にレースを進め、直線入り口では早くも先頭に。手応えも良くあっさりと後続を突き放せば、最後は抑えてゴールする余裕を見せ早くも2勝目を飾った。ルメール騎手もマイルでの走りに高い評価をし、今後はNHKマイルカップを目標にしてローテーションを組んで行くのではないだろうか。
 

共同通信杯直前

 
3頭併せで最先着したフォッサマグナ(左)

3頭併せで最先着したフォッサマグナ(左)

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最終追い切りでは先輩の僚馬2頭に胸を借りる形で併せ馬を行ったフォッサマグナ。5馬身後方から追い掛けると、最後の直線で内からあっさりと突きぬけ余裕の先着を果たす。騎乗した杉原騎手(レースはルメール騎手)は、圧巻の動きに只々絶賛のコメント。『大きなストライドで追えばどこまででも伸びて行くイメージ』との事だった。距離延長が不安視されているが、藤沢和雄師はむしろちょうど良いくらいと笑顔で取材陣に答えていた。
 

2歳新馬直後

 

2018年12月02日 2歳新馬 芝1400m 中京競馬場

1着:フォッサマグナ 牡2 (C.ルメール)
2着:ランスオブプラーナ 牡2 (横山典弘)
3着:カレングロリアーレ 牡2 (鮫島克駿)

レースタイム:1:21.7(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
外枠から発馬不良で立ち遅れたフォッサマグナ。それでも鞍上はゆっくりと競馬を進めて、決してコース得では無い外々をジワジワ好位に上げて行った道中のレース運び。直線に向く頃には先行集団の直後まで押し上げ、そこから何とムチを一発も使わず軽い追い出しだけで前の集団をあっさりと差し切った。ゴール前でようやくエンジンがかかった様な脚色で、まだ距離は延びて良さそう。東京コースなどで走らせれば更にパフォーマンスが上って来るのではないだろうか。
 

プロフィール

 
フォッサマグナ(River Belle2016)

フォッサマグナ(River Belle2016)

牡馬

父馬:War Front
母馬:River Belle
母父:Lahib
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:Lofts Hall Stud(米)
馬主:吉田和美

通算成績:4戦2勝(2-0-0-2)
主な戦績:3歳500万下など
via google imghp
 
吉田和美オーナー所有という事は吉田勝己氏が海外から買い付けて来た経緯の1頭だろう。とは言え、牝馬なら繁殖牝馬用という事もあるのだが、牡馬だけに本気で走ると踏んでの購入か。勿論、種牡馬としての用途も一考にはあるだろうが、とは言え走って来なければ需要は生まれない。余程の自信があり、藤沢和雄厩舎に預託している辺りこれはかなりの大物に違いない。
 

血統背景

 
War Front Danzig Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
Starry Dreamer Rubiano Fappiano
Ruby Slippers
Lara's Star Forli
True Reality
River Belle Lahib Riverman Never Bend
River Lady
Lady Cutlass Cutlass
Generals Sister
Dixie Favor Dixieland Band Northern Dancer
Mississippi Mud
Femme Favor Forli
Lady Parida


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
遡れば重賞馬プロストラインなどが他牝系で登場するが直系の中に日本実績馬はおらず兄弟も日本で走っていないので血統からの強調材料はない。
 

前評判

 
確たる情報はないが、とは言え藤沢和雄厩舎でデビュー戦の手綱がC.ルメール騎手。稽古の動きも良く単勝1倍台では他馬が付け入る隙も無い程の好素材だったのだろう。実際にデビュー戦の走りはまだまだどこまでも伸びて行きそうなゴール前の脚色。ノーステッキであれなのだから、本気のパフォーマンスは想像できない。少し気は早いが、来春のNHKマイルカップ最有力候補ではないだろうか。
 

馬名の意味

 

大きな溝(ラテン語)

 
吉田和美氏らしい、響きの良い外国の単語でネーミング。

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