R.ムーアだからこその1戦
2018年11月24日 3歳上1000万下 ダート1600m 東京競馬場
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スタートから終始追っつけ通しのズブさを見せるフォギーナイト。道中もR.ムーアの腕が止まる事は無く、とにかく動かない。それでも直線ではしっかりと伸び切って、外から迫るラムセスバローズが来れば更に加速。いわゆる危なげない走りでの完勝でまた長期休み明けを挟んであっさりと1600万下へ返り咲いた形だ。しかし、今回のレースは鞍上ありきで勝てた様なもの。今後も乗り役はだいぶ選ばないといけないだろう。
フォギーナイト
金子真人オーナー所有というだけで一気に食指が動くが、単純に馬体を見ても立ち姿が美しい。通常、芦毛はボテッと見えやすく見栄えという点では他の毛色に比べて見劣る事が多いのだが、この馬に関しては違う。シャープであり、筋肉も肩まわりやトモあたりにしっかりと付いている事がよく分かる。血統的には完全なダート馬だろうが、芝でも走れそうなキレすら感じる程。これは期待して良い1頭だ。
血統背景
Tapit | Pulpit | A.P.Indy | Seattle Slew |
Weekend Surprise | |||
Preach | Mr.Prospector | ||
Narrate | |||
Tap Your Heels | Unbridled | Fappiano | |
Gana Facil | |||
Ruby Slippers | Nijinsky | ||
Moon Glitter | |||
シャンパンドーロ | Medaglia d'Oro | El Prado | Sadler's Wells |
Lady Capulet | |||
Cappucino Bay | Bailjumper | ||
Dubbed In | |||
Champagne Glow | Saratoga Six | Alydar | |
Priceless Fame | |||
Champagne Ginny | L'Enjoleur | ||
Seminole Girl |
兄弟馬
初仔
近親馬
血統評価:1.0pt
弟が米クラシックホースもベルモントSでその姉の産駒となるがそれ以外強調材料はなく日本の芝メインのPOGでは見栄えしない印象。
前評判
血統的にクラシック向きとは言えないが、昨年のセレクトセールで2億5000万円もの高値で取り引きされた話題の馬。しかも、金子真人氏が競り落としたのだから走らない訳がない。社台トップの吉田照哉氏も『たくさんTapit産駒を見て来たけど、こんなに品のある子は見た事がない。まだまだ大きく成長しそうだし、いい馬になると思うよ』との事だ。これはダート界を席巻しそうな予感。
馬名の意味
霧の夜
直訳だが、金子真人氏の所有馬と聞いただけで一気に走りそうな雰囲気を感じさせる。今年のUAEダービーを制したラニと同じ父を持つだけに、目標はやはり米クラシック3冠制覇か。…この血統ならまんざらでもない気がして来た。
2着:ラムセスバローズ 牡3 (W.ビュイック)
3着:フィスキオ 牡4 (戸崎圭太)
レースタイム:1:37.3(良)
レース上がり3ハロン:36.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.0