2019年 インティ

 

2019年2月18日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑥インティ 牡5 57 (武豊) 1番人気
2着=③ゴールドドリーム 牡6 57 (C.ルメール) 2番人気
3着=②ユラノト 牡5 57 (福永祐一) 8人気

タイム=1:35.6(良)
レース上がり3ハロン=35.4
勝ち馬上がり3ハロン=35.4

3連複=2,310円
3連単=6,620円
 

レース回顧

 
武豊騎手騎乗のインティが好スタートからあっさりと先手を取って単騎逃げの展開。各馬も競りかけず、スローペースのまま馬群は一団となってレースを進め直線コースへ。手応え抜群のインティがそこから一気に後続を引き離すと、半ばで独走態勢に入った。しかし、1頭だけ中団から伸びて来たゴールドドリームが最後のゴール前で急追するも、クビ差退けてインティが7連勝で初GⅠタイトルを制覇。離れた3着には内々の経済コースを伸びたユラノトが入線。最大の注目だったコパノキッキング×藤田菜七子騎手のコンビは、大外から追い込むも5着入線が精一杯の結果となった。
 

2018年 ノンコノユメ

 

2018年02月18日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑫ノンコノユメ セ6 57 (内田博幸) 4番人気
2着=⑭ゴールドドリーム 牡5 57 (R.ムーア) 1番人気
3着=⑥インカンテーション 牡8 57 (三浦皇成) 6番人気

タイム=1:36.0(良)
レース上がり3ハロン=37.7
勝ち馬上がり3ハロン=36.1

3連複=6,540円
3連単=41,560円
 

レース回顧

 
内枠の逃げ馬がいずれも前を主張し前半4ハロン45秒8という超ハイペース。直線コースで早々に先行集団がバテ始めると、1番人気ゴールドドリームが堂々の差し脚を披露し先頭に立つ競馬。しかし、更に外からノンコノユメが猛烈な勢いで並びかけると最後は馬体をぶつける激しいデッドヒートの末、勢いでクビ差かわしたノンコノユメが悲願の中央GⅠタイトル初獲得となった。しかし、連覇を狙ったゴールドドリームも相当な競馬。暫くはゴールドドリームを中心にダート戦線は回って行くだろう。
 

2017年 ゴールドドリーム

 

2017年02月19日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=③ゴールドドリーム 牡4 57 (M.デムーロ) 2番人気
2着=⑨ベストウォーリア 牡7 57 (戸崎圭太) 5番人気
3着=⑩カフジテイク 牡5 57 (津村明秀) 1番人気

タイム=1:35.1(良)
レース上がり3ハロン=36.1
勝ち馬上がり3ハロン=35.6

3連複=2,140円
3連単=9,240円
 

レース回顧

 
外からインカンテーションが押して押してハナを主張。結果、前半3ハロンが34秒台のハイペースとなって差し・追い込みの馬に有利な展開となる。そのまま縦長の隊列で直線に入ると、中団に位置していたゴールドドリームが外から持ったままの手応えで先頭へ並びかける。そこへインで脚を溜めていたベストウォーリアが迫り2頭の激しい叩き合いへ。最後は勢いで勝ったゴールドドリームがクビ差振り切って初タイトルを獲得。3着は最後方から追い込んだ1番人気カフジプリンスが入線した。
 

2016年 モーニン

 

2016年02月21日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑭モーニン 牡4 57 (M.デムーロ) 2番人気
2着=⑦ノンコノユメ 牡4 57 (C.ルメール) 1番人気
3着=④アスカノロマン 牡5 57 (太宰啓介) 7番人気

タイム=1:34.0(重)
レース上がり3ハロン=35.6
勝ち馬上がり3ハロン=35.2

3連複=3,820円
3連単=16,010円
 

レース回顧

 
2番人気のモーニンが積極的な先行策から早めに抜け出し、ラストまでしっかりと伸びて後続を寄せ付けずGⅠ初制覇。デビューから6戦目にしてのスピード出世となった。2着に最後方から追い込んだノンコノユメ、3着に上がり馬のアスカノロマンが入線。3連覇を狙ったコパノリッキーは良い所が無く7着に敗退した。3連単は2万円を切る順当な決着。
 

2015年 コパノリッキー

 

2015年02月22日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=④コパノリッキー 牡5 57 (武豊) 1番人気
2着=⑭インカンテーション 牡5 57 (内田博幸) 5番人気
3着=⑩ベストウォーリア 牡5 57 (戸崎圭太) 3番人気

タイム=1:36.3(良)
レース上がり3ハロン=36.3
勝ち馬上がり3ハロン=36.2

3連複=3,060円
3連単=12,370円
 

レース回顧

 
武豊騎乗のコパノリッキーが番手から悠々と抜け出し最後までリードを保ち切って完勝。見事、1番人気の支持に応えて連覇を達成した。半馬身差の2着にインカンテーション、3着には中団から脚を伸ばしたベストウォーリアが入線。2番人気のワイドバッハは後方から猛追するも、前を捉え切れず6着に敗退。
 

2014年 コパノリッキー

 

2014年02月23日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑬コパノリッキー 牡4 57 (田辺裕信) 16番人気
2着=⑮ホッコータルマエ 牡5 57 (幸英明) 2番人気
3着=⑪ベルシャザール 牡6 57 (C.デムーロ) 1番人気

タイム=1:36.0(良)
レース上がり3ハロン=35.4
勝ち馬上がり3ハロン=35.3

3連複=55,360円
3連単=949,120円
 

レース回顧

 
エーシントップが作るゆったりとしたペースを各馬差が無く追走。直線に入って2番人気のホッコータルマエが満を持して追い出すも、内から番手競馬で抜け出した16番人気のコパノリッキーが二の脚を使って更に引き離す意外な展開。そのリードを最後まで守りきり、何と最下位人気の馬がGⅠを制する大波乱となった。3着に1番人気のベルシャザールが入線するも、3連単は100万円に迫る高配当決着。
 

2013年 グレープブランデー

 

2013年02月17日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=②グレープブランデー 牡5 57 (浜中俊) 3番人気
2着=⑥エスポワールシチー 牡8 57 (松岡正海) 9番人気
3着=⑩ワンダーアキュート 牡7 57 (和田竜二) 7番人気

タイム=1:35.1(良)
レース上がり3ハロン=36.5
勝ち馬上がり3ハロン=35.9

3連複=16,150円
3連単=111,130円
 

レース回顧

 
古豪エスポワールシチーが9番人気ながら積極的な競馬で直線早め先頭へ。それを内から外へ出したグレープブランデーが1完歩ずつ迫り、ラスト50mで半馬身かわしてGⅠタイトルをゲット。前走東海ステークスを勝って臨んだ勢いそのままに快勝して新ダート王の誕生を予感させた。3着には後方から脚を伸ばしたワンダーアキュートが入線。3連単は10万円を超える波乱決着となった。
 

2012年 テスタマッタ

 

2012年02月19日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑯テスタマッタ 牡6 57 (岩田康誠) 7番人気
2着=③シルクフォーチュン 牡6 57 (藤岡康太) 4番人気
3着=⑩ワンダーアキュート 牡6 57 (和田竜二) 2番人気

タイム==1:35.4(良)
レース上がり3ハロン=36.7
勝ち馬上がり3ハロン=35.7

3連複=15,530円
3連単=141,910円
 

レース回顧

 
乾いたダートでパワーの要る本格的な力勝負。中団からいち早く抜け出したワンダーアキュートが待望の中央GⅠ初制覇目前に見えたが、最後方に位置したテスタマッタ&シルクフォーチュンが一瞬にして抜き去りその野望を打ち砕いた。結果、2頭のワンツーフィニッシュとなりテスタマッタは嬉しい初タイトル。3連単は14万円台の中波乱決着となった。
 

2011年 トランセンド

 

2011年02月20日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑫トランセンド 牡5 57 (藤田伸二) 1番人気
2着=⑬フリオーソ 牡7 57 (M.デムーロ) 3番人気
3着=⑤バーディバーディ 牡4 57 (池添謙一) 4番人気

タイム=1:36.4(良)
レース上がり3ハロン=36.3
勝ち馬上がり3ハロン=36.3

3連複=3,200円
3連単=12,240円
 

レース回顧

 
1番人気のトランセンドがスタートから先頭に立ちいつもの逃げ切り体勢へ。直線で番手からマチカネニホンバレがプレッシャーを掛けるも、まだ手応えに余裕のあるトランセンドがそのままリードを広げて貫禄のGⅠ制覇となった。2着には地方から参戦したフリオーソが後方から鋭く伸びて入線、3着は中団からしぶとく差し込んだバーディバーディ。藤田騎手は当日このレースだけに騎乗する渾身の1戦だった。
 

2010年 エスポワールシチー

 

2010年02月21日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=④エスポワールシチー 牡5 57 (佐藤哲三) 1番人気
2着=③テスタマッタ 牡4 57 (岩田康誠) 5番人気
3着=⑥サクセスブロッケン 牡5 57 (内田博幸) 2番人気

タイム=1:34.9(良)
レース上がり3ハロン=35.7
勝ち馬上がり3ハロン=35.6

3連複=1,160円
3連単=4,190円
 

レース回顧

 
圧倒的人気のエスポワールシチーが番手から突き抜ける競馬で他馬を全く寄せ付けない完勝。昨年から続く連勝を5に伸ばすと共にGⅠ4連勝を飾った。2着には中団でジッと脚を溜めたテスタマッタが入線、3着は前年度覇者のサクセスブロッケンが入り、3連単は5000円を切る超低額配当となった。
 

2009年 サクセスブロッケン

 

2009年02月22日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑮サクセスブロッケン 牡4 57 (内田博幸) 6番人気
2着=⑭カジノドライヴ 牡4 57 (安藤勝己) 3番人気
3着=②カネヒキリ 牡7 57 (C.ルメール) 1番人気

タイム=1:34.6(稍重)
レース上がり3ハロン=35.8
勝ち馬上がり3ハロン=35.4

3連複=5,730円
3連単=57,720円
 

レース回顧

 
エスポワールシチーが飛ばす展開の中、直線で番手のカジノドライヴがゆっくりと追い出す。それを挟む様にして内からカネヒキリ、外からサクセスブロッケンが襲い掛かり最後はこの3頭の激しい叩き合いとなった。勢い良く外から差し切ったサクセスブロッケンがGⅠ初制覇を飾り、2着にカジノドライヴ、3着はカネヒキリが入線。2番人気のヴァーミリアンはいつもの精彩を欠いて6着に敗退した。
 

2008年 ヴァーミリアン

 

2008年02月24日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑮ヴァーミリアン 牡6 57 (武豊) 1番人気
2着=⑩ブルーコンコルド 牡8 57 (幸英明) 7番人気
3着=⑯ワイルドワンダー 牡6 57 (岩田康誠) 3番人気

タイム=1:35.3(良)
レース上がり3ハロン=36.2
勝ち馬上がり3ハロン=35.9

3連複=3,820円
3連単=17,550円
 

レース回顧

 
絶対覇者ヴァーミリアンが、番手競馬から直線でも鋭く伸びて後続に一切の抵抗を許さない貫禄の競馬。一旦はワイルドワンダーが先頭に立ちかけたが、悠々と内から突き放し能力の違いをこの大舞台でも見せつけた形だ。2着には中団から差し込んだ古豪のブルーコンコルド。2番人気のフィールドルージュが競走中止と言う波乱含みの展開だったが、上位は順当な決着となった。
 

2007年 サンライズバッカス

 

2007年02月18日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑫サンライズバッカス 牡5 57 (安藤勝己) 3番人気
2着=⑦ブルーコンコルド 牡7 57 (幸英明) 2番人気
3着=⑮ビッググラス 牡6 57 (村田一誠) 9番人気

タイム=1:34.8(不良)
レース上がり3ハロン=35.9
勝ち馬上がり3ハロン=35.0

3連複=11,710円
3連単=54,210円
 

レース回顧

 
不良馬場で脚抜きの良い状態となり適正の差で着順が決まったレース。大外から後方一気の競馬をしたサンライズバッカスにとってはうってつけの条件で、いつも以上の能力が発揮出来後続を1馬身半突き放す圧巻の内容。2着には更に後ろから飛んで来たブルーコンコルド、3着には中団から脚を伸ばしたビッググラスが入線。1番人気のシーキングザダイヤは伸びを欠いて9着に沈んだ。
 

2006年 カネヒキリ

 

2006年02月19日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑭カネヒキリ 牡4 57 (武豊) 1番人気
2着=⑨シーキングザダイヤ 牡5 57 (O.ペリエ) 2番人気
3着=③ユートピア 牡6 57 (安藤勝己) 11番人気

タイム=1:34.9(良)
レース上がり3ハロン=37.5
勝ち馬上がり3ハロン=35.7

3連複=5,920円
3連単=21,200円
 

レース回顧

 
メイショウボーラーとトウショウギアの逃げ馬2頭が前半3ハロン33秒台のハイペース。離れた3番手以下に有力馬がギュッと固まって直線コースへ。3番手からシーキングザダイヤが抜け出しにかかるも、その外から早くもカネヒキリが捉えて単独先頭に。その後はグングン加速し、最後は2着に3馬身差を付ける完勝でGⅠタイトルを制覇。カネヒキリ王朝が始まる予感だ。
 

2005年 メイショウボーラー

 

2005年02月20日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑭メイショウボーラー 牡4 57 (福永祐一) 1番人気
2着=⑦シーキングザダイヤ 牡4 57 (O.ペリエ) 5番人気
3着=⑩ヒシアトラス 牡5 57 (蛯名正義) 6番人気

タイム=1:34.7(不良)
レース上がり3ハロン=36.9
勝ち馬上がり3ハロン=36.9

3連複=4,450円
3連単=12,220円
 

レース回顧

 
ダート路線転向後破竹の勢いを見せるメイショウボーラー。ここでも1番人気の支持を受け果敢に逃げを打つ展開となった。芝並みのハイペースで飛ばし4コーナーでも5馬身以上の差を付け直線コースへ。それでも最後までしっかりと脚を使い粘り腰を見せると、2着に上がって来たシーキングザダイヤを振り切って念願のGⅠタイトルを獲得した。2番人気アドマイヤドンは痛恨の出遅れが響いて5着に敗退。
 

2004年 アドマイヤドン

 

2004年02月22日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑩アドマイヤドン 牡5 57 (安藤勝己) 1番人気
2着=①サイレントディール 牡4 57 (O.ペリエ) 3番人気
3着=⑮スターリングローズ 牡7 57 (福永祐一) 9番人気

タイム=1:36.8(良)
レース上がり3ハロン=36.0
勝ち馬上がり3ハロン=35.5

馬単=710円
3連複=4,920円
 

レース回顧

 
見るからにスローペースとなった1戦。馬群がギュウギュウに固まり身動きも取れない様な集団となって直線コースへ。想像通り先行勢も余力たっぷりの状況で番手から抜け出そうとするスターリングローズ。しかし、それを更に楽な手応えでかわしにかかったアドマイヤドンが悠々と先頭に立つと、最後は迫るサイレントディールも難無く退け単勝1.3倍の支持に応える圧巻の勝利を飾った。
 

2003年 ゴールドアリュール

 

2003年02月23日 フェブラリーステークス ダート1800m 中山競馬場

1着=⑤ゴールドアリュール 牡4 56 (武豊) 1番人気
2着=⑧ビワシンセイキ 牡5 57 (横山典弘) 3番人気
3着=⑦イーグルカフェ 牡6 57 (M.デムーロ) 4番人気

タイム=1:50.9(稍重)
レース上がり3ハロン=38.4
勝ち馬上がり3ハロン=38.1

馬単=2,150円
3連複=4,390円
 

レース回顧

 
中山競馬場での代替開催となりコース上の問題で1800mで行われた1戦。カネツフルーヴがすんなりハナに立つと前半4ハロン48秒3のスローペースで展開する。しかし馬群自体は縦長で、先行勢の上位決着は4コーナーで火を見るより明らかの流れ。インの3番手を進んだゴールドアリュールが抜群の手応えで進出すると、最後はビワシンセイキとの一騎打ちをクビ差制してGⅠタイトルをゲット。3馬身離れた3番手にイーグルカフェが入線している。
 

2002年 アグネスデジタル

 

2002年02月17日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑨アグネスデジタル 牡5 57 (四位洋文) 1番人気
2着=⑫トーシンブリザード 牡4 57 (石崎隆之) 4番人気
3着=②ノボトゥルー 牡6 57 (O.ペリエ) 2番人気

タイム=1:35.1(良)
レース上がり3ハロン=36.3
勝ち馬上がり3ハロン=35.6

馬連=1,350円
 

レース回顧

 
やや縦長の展開も、しっかりと上位人気勢は先行集団より前で競馬する流れ。馬なりのまま先頭に立ったトゥザヴィクトリーだが使える脚は一瞬、そこに1番人気アグネスデジタルが豪快に伸びてかわすと外から迫り来る地方馬トーシンブリザードの追撃を1馬身退けてGⅠ勝利。3着にはO.ペリエ騎手騎乗のノボトゥルーが入線。アグネスデジタルはこれで地方中央併せて5つ目のタイトル獲得となった。
 

2001年 ノボトゥルー

 

2001年02月18日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑮ノボトゥルー 牡5 57 (O.ペリエ) 5番人気
2着=⑥ウイングアロー 牡6 57 (岡部幸雄) 2番人気
3着=⑯トゥザヴィクトリー 牝5 55 (武豊) 4番人気

タイム=1:35.6(良)
レース上がり3ハロン=36.5
勝ち馬上がり3ハロン=35.7

馬連=2,130円
 

レース回顧

 
トゥザヴィクトリーが直線入り口で単独先頭に立つと持ったままの手応えで坂下まで追い出しを待つ展開。そこへ外からノボトゥルーが一完歩ずつ迫ると、坂上で脚が止まったトゥザヴィクトリーをかわして見事な差し切り勝ち。O.ペリエ騎手の豪腕が唸った1戦となった。最後、トゥザヴィクトリーをアタマ差かわして2着に入ったのはウイングアローだった。
 

2000年 ウイングアロー

 

2001年02月18日 フェブラリーステークス ダート1600m 東京競馬場

1着=⑭ウイングアロー 牡6 57 (O.ペリエ) 4番人気
2着=⑥ゴールドティアラ 牝5 54 (武豊) 2番人気
3着=①ファストフレンド 牝7 55 (蛯名正義) 7番人気

タイム=1:35.6(良)
レース上がり3ハロン=37.9
勝ち馬上がり3ハロン=35.9

馬連=1,530円
 

レース回顧

 
前年度覇者の地方馬メイセイオペラが直線入り口で早くも先頭に立って仕掛ける競馬。それをめがけて後続勢も追い出しにかかるが、坂上までまだメイセイオペラが死守。そこへ何と4コーナーを16番手で回ったウイングアローが驚異の鬼脚で差し切ってタイトルをゲット。最終的には2~3着も後方から追い込んだゴールドティアラとファストフレンドが入線。そういう意味ではやはりメイセイオペラの怪物ぶりが分かる1戦でもある。
 

まとめ

 
以上、フェブラリーステークスの過去20年分レースまとめ。

基本的に実力馬がしっかりと活躍するレースのイメージで大きく荒れる事は無い。2014年のコパノリッキーも元々はGⅠを何勝もするポテンシャルを秘めていたとすると、一線級の馬とそうでない馬の仕分けが的中の差となって来るのではないだろうか。

枠順は外枠が有利。芝コースを長く走れその分位置取りやスピードのノリで内枠の馬よりもアドバンテージを得やすいからだ。差し&追い込みも決まりやすく、逆を言えば余程の実力馬で無い限りは逃げ切り勝ちは難しいと見るべきか。

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