馬体診断
馬体からは何も感じる事の無い平均以下の印象。血統が地味と言えば語弊が生まれるのだが、父ローエングリン産駒で他にパッとした馬が思いつかない程にイメージは弱い。兄ロゴタイプは早くから古馬になっても息の長い活躍を見せたが、あれはあくまで突然変異的な産駒と言えるだろう。兄同様の活躍を期待するのはいささか無理があるというものだ。馬体重は春の取材時点で470kg。
血統背景
ローエングリン | シングスピール | In the Wings | Sadler's Wells |
ハイホーク | |||
Glorious Song | Halo | ||
Ballade | |||
カーリング | Garde Royale | Mill Reef | |
Royal Way | |||
Corraleja | Carvin | ||
Darling Dale | |||
ステレオタイプ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
スターバレリーナ | Risen Star | Secretariat | |
Ribbon | |||
ベリアーニ | Nureyev | ||
Eleven Pleasures |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.0pt
スターバレリーナ一族としては、日本でそれなりに繁栄していると言える。母父SSの影響は強いとしてもローエングリン産駒の全兄にGⅠ馬がいるが同じ全兄弟が走っていないので一長一短があり、ギャンブル指名の要素が強い。
前評判
『これまでの産駒の中では一番ロゴタイプに似ていますね。大飛びの雄大な動きをしていますし、馬体はまだ未完成ながらもどんどんスピードが付いて来ています。伸びシロがかなりあるのではないでしょうか。レースでは兄同様に先行してグッと伸びる競馬を期待しています』との事。ロゴタイプはここに来てまた強くなっている印象を受ける。その成長力には驚かされるばかりだ。
馬名の意味
顔文字
単なる現代用語を英単語にしただけだが、名前だけなら何となく走りそうな印象を受ける。そもそもロゴタイプすらデビュー前は微妙な名前だったが、走らせればG1を3勝。結果、馬が活躍すればそれなりに聞こえて来るという事だ。
編集部の評価
馬名、環境は悪くないが、馬体がぱっとしないし兄弟が安定しないので全く興味がないので見送る。(大川)
馬体画像だけ見れば全く指名する気が起こらないくらいに印象は悪い。馬体のバランスなどというレベル以前に、見た時の雰囲気が何も伝わって来ないのである。勿論、実績のある配合だけにそれを裏切って来る事もあるだろうが、ロゴタイプは確実に突然変異型の1頭と判断する。さすがに続けてポンポンっと産駒は走らない筈だ。(田中)
父馬:ローエングリン
母馬:ステレオタイプ
母父:サンデーサイレンス
所属:田中剛厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:吉田照哉