秋華賞直前
紫苑ステークスではクビの上げ下げによる決着で、ほぼ勝ちに等しい内容だたtフェアリーポルカ。+16kgの馬体もほぼ成長分、それでも余裕残しだった仕上がりであの走りなら満点の評価と言っても良いだろう。そして迎える本番は、陣営の計算通りに馬が良化中。ここで一気に勝利の美酒を味わえれば三浦騎手と共にGⅠ初制覇となる。血統的にも大舞台で仕事をする下地は十分に揃っていると言っても過言ではない。
紫苑ステークス直後
2019年9月7日 紫苑ステークス 芝2000m 中山競馬場
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ソツのない動きで道中は先行集団の一列後ろから競馬を進めたフェアリーポルカ。やや重たく余裕残しの作りだったが、それでも鞍上の意のままに動く本馬のレースセンスはやはり高い。4コーナーから直線入り口にかけての反応も鋭く、スッと内のスペースに潜り込み最後まで懸命に伸びた。ゴール前の攻防はどうしても競り負けてしまったが、叩いた次走はもっと良化してここでの差は逆転可能だ。
紫苑ステークス直前
オークスは16着大敗と実力を出せずにレースが終わってしまったフェアリーポルカ。ローテーションと2戦連続の遠征で馬にも見えない疲れが残っていたのだろう。フローラステークスで見せた走りなら、牝馬限定の重賞では上位の存在。しっかりと休養を取って成長を促しながらひと夏を越した分、更に馬も良くなっているだろう。フローラステークスの様な積極的な先行策から早めに仕掛けて行けば、開幕週の中山なら押し切れる可能性は高い。
フローラステークス直後
2019年4月21日 フローラステークス 芝2000m 東京競馬場
1着:ウィクトーリア 牝3 (C.ルメール)
2着:シャドウディーヴァ 牝3 (岩田康誠)
3着:ジョディー 牝3 (武藤雅)
レースタイム:1:59.5(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:シャドウディーヴァ 牝3 (岩田康誠)
3着:ジョディー 牝3 (武藤雅)
レースタイム:1:59.5(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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東京2000mはさすがに相当な不利があると素人目に見ても分かるコース形態。スタートして大きく外に張られる上、そこから内に潜れないままずっとコースロスを余儀なくされる。フェアリーポルカも同様に、フローラステークスで終始外々を回らされて行ったが、中団待機から途中果敢にも向正面で番手近くまで上がって行く競馬を見せた。直線では万を持して追われると前のジョディーを捉える様に馬場の真ん中を突き抜ける勢いだった。最後は脚が上がって5着に敗れたが、それでも展開と枠順を考えると相当高いパフォーマンスだと評価したい。
フローラステークス直前
スタート良し、折り合い良し、決め手良しと三拍子揃ったフェアリーポルカ。さすがの血統馬だけあって、能力のバランスは非常に高いレベルで安定している。そのため、レースでも好位で追走し最後までしっかりと脚を使えるお手本の様な立ち回りができ、そうそう崩れる心配もないだろう。重賞に入ってどうかだが、頭打ちするとは到底思えずここは上位争いが必至の想定。フェアリードール一族からまた優秀な跡継ぎが出て来て模様である。オークスまで一気に駆け抜けたい。
プロフィール
トゥザヴィクトリーなどを産んだ名繁殖牝馬フェアリードール一族の末裔であるフェアリーポルカ。近親にはそうそうたる顔ぶれが並ぶ超一流血統だけに、自身の秘めたるポテンシャルは相当に高い。母は未勝利に終わったものの、アグネスタキオンの肌は大物を出す下地もあり可能性は無限大。ルーラーシップとの相性も良く、中距離以上で安定した活躍をしてくれそうな配合だろう。オークスには最適な1頭。
血統背景
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
エアグルーヴ | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー | |||
フェアリーダンス | アグネスタキオン | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
アグネスフローラ | ロイヤルスキー | ||
アグネスレディー | |||
フェアリードール | Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Dream Deal | Sharpen Up | ||
Likely Exchange |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
フェアリードールのファミリーでアグネスタキオンをはさんでしまっているがヌレイエフをいかした配合。兄弟は未勝利も当馬が活躍すれば今後の産駒も安定感なくも期待出来るのではないだろうか。
前評判
新馬戦は人気が無く、それでも完勝と言える1着。続く若駒ステークスでは最低人気ながら、後の皐月賞2着馬ヴェロックスの3着と想像以上の走りを見せたフェアリーポルカ。まさに血から成るポテンシャルの持ち主で、成長力にも富み古馬になってからも相当なパフォーマンスを出してくれそうな存在だ。ルーラーシップ×アグネスタキオンは好相性で、先行して最後まで脚を使える持続型の馬が多い。タフなレース展開でこそ活きて来るだろう。
馬名の意味
母名の一部+4分の2拍子の軽快な舞踏
母名からの連想してネーミング。
2着:フェアリーポルカ 牝3 (三浦皇成)
3着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.8