テンションの高さが課題
前走のレース後、C.ルメール騎手は『距離は短い方が良い』とコメントしていたがその裏にはレースに行って気が入ってしまう一面がある様だ。普通、それはレースを重ねる毎に顕著なものとなり、距離適性に十分影響して来るファクターでもある。今回の200m延長である程度、フィルムフェストの今後のローテーションが決まって来るだろうが、最後までしっかり走り切る事が出来ればマイルまでの舞台も選択肢に入って来るか。注目の1戦。
トップギアの走りは重賞級
2018年09月30日 2歳新馬 芝1200m 中山競馬場
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道中はジッと先行集団の直後を脚を溜めるフィルムフェスト。手応えは抜群でいつでも前を追い抜かせそうな走りは見ていて安心感がある。直線で前が開くと、そこからは他馬とまるで違う脚取りで瞬時に抜き去るパフォーマンス。搭載エンジンの性能が違い過ぎるのか、着差はそこまで大きくないが何度走っても負ける気がしないレベルの内容だった。距離はもってマイルまでだろうが、短距離なら相当上のクラスで戦える素材だろう。
フィルムフェスト
母ユールフェストはキャロットファームで募集された外国産馬、現役時代は1000万クラスで活躍した素質馬だった。当然ながら繁殖牝馬にあげる事を前提に持ち込まれたのだろうが、その初年度産駒にスクリーンヒーロー産駒とは意外中の意外。それでも馬自体は筋骨隆々でまさにスプリント体型といった出来。胸前が厚くボリュームがあり、如何にも脚の捌きが速そうなイメージ。
血統背景
スクリーンヒーロー | グラスワンダー | Silver Hawk | Roberto |
Gris Vitesse | |||
Ameriflora | Danzig | ||
Graceful Touch | |||
ランニングヒロイン | サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
ダイナアクトレス | ノーザンテースト | ||
モデルスポート | |||
ユールフェスト | More Than Ready | サザンヘイロー | Halo |
Northern Sea | |||
Woodman's Girl | Woodman | ||
Becky Be Good | |||
High Honour | Best Western | Bletchingly | |
Grease Paint | |||
The Cloisters | Godswalk | ||
Sovereigh Chick |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母は日本で2勝しているがファミリー兄弟に日本実績はないので未知数な血統だろう。
前評判
稽古でも坂路で2歳の1番時計を馬なりで記録するなど、レース前から動きはとにかく際立っていたフィルムフェスト。母ユールフェストも1200mで2勝ととにかくスピード値が勝っていた母系と言える。スクリーンヒーロー産駒だが特に長距離に適正がありそうな作りでもなく、母方の血が全開に遺伝した1頭と言えるだろう。
馬名の意味
映画祭
父名、母名より連想してネーミング。
2着:ヴァッシュモン 牡2 (川田将雅)
3着:パリテソーロ 牝2 (田辺裕信)
レースタイム:1:10.3(重)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.8