ターコイズステークス直後
2019年10月14日 ターコイズステークス 芝1600m 中山競馬場
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道中は最後方からじっくりと追走したフィリアプーラ。展開に左右されず自身の末脚でどこまで通用するかに注目が集まったが、直線では前のデンコウアンジュに何度も進路を遮られ右往左往する始末。ようやく外に持ち出せたのは残り200mを過ぎた所で、そこから猛然と脚を伸ばして追い込むもシゲルピンクダイヤに際どく迫る4着に終わってしまった。捌きがスムーズだったら十分に2着はあった競馬だっただけに非常に勿体ない1戦。
紫苑ステークス直後
2019年9月7日 紫苑ステークス 芝2000m 中山競馬場
1着:パッシングスルー 牝3 (戸崎圭太)
2着:フェアリーポルカ 牝3 (三浦皇成)
3着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:フェアリーポルカ 牝3 (三浦皇成)
3着:カレンブーケドール 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
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内枠からスタートを決めて、意識的に前を取りに行ったフィリアプーラ。道中は中団から先行集団に一角にかけて攻める競馬を見せて好位をキープ。直線入り口では前を射程圏内に捉える勢いでスペースを探して行った。結果、2着フェアリーポルカにインを突かれてしまい、自身は外に持ち出して追い出すロス。それでもしっかりと最後まで伸びて5着に入線する走りを見せた。敵より距離も長く、初の先行策だったが想像以上の内容で今後に期待が膨らむ1戦だっただろう。
紫苑ステークス直前
桜花賞、オークスは全く見る影もなかったフィリアプーラ。それでも、陣営としては本格化はもっと先で馬が緩い中、クラシック戦線に乗れた事自体が成功だという感触だった様だ。そこからすぐに休養、馬の成長をじっくりと待ち最大目標となる秋華賞に向けて先ずは紫苑ステークスで試運転を再開する。中山コースは未勝利、フェアリーステークスと2戦2勝を誇る好相性の舞台。復活を遂げるならこのタイミングではないだろうか。
フェアリーステークス直後
2019年1月12日 フェアリーステークス 芝1600m 中山競馬場
1着:フィリアプーラ 牝3 (丸山元気)
2着:ホウオウカトリーヌ 牝3 (大野拓弥)
3着:グレイスアン 牝3 (戸崎圭太)
レースタイム:1:36.0(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:ホウオウカトリーヌ 牝3 (大野拓弥)
3着:グレイスアン 牝3 (戸崎圭太)
レースタイム:1:36.0(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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好スタートを切ったものの、馬のリズム重視で無理に前へは付けず後方待機策を取ったフィリアプーラ。レースはそれに反してスローで流れ馬群も凝縮と嫌な隊列で直線コースへ。やや強引気味に外目へスペースを確保した同馬は、そこから一気に末脚を繰り出し内から伸びるホウオウカトリーヌと馬体を併せて先頭でゴールに併入。僅かに態勢有利となったフィリアプーラが嬉しい重賞初勝利を飾った。鞍上の丸山元気騎手は、最後の末脚には自信を持っていた様で人馬の息がピタリとあった絶妙なレース運びだった。
フェアリーステークス直前
未勝利戦の走りが高く評価され、某競馬チャンネルでもその翌週に特集されていたフィリアプーラ。タイム、レース内容含めても昇級は関係ないと目されている。特に難コースの中山マイルを経験しているのが非常に大きな強みであり、乗り替わる丸山騎手にとっては久々に重賞制覇のチャンスと言える。普通に回って来れば上位争いは確実なだけに、下手に小細工をせず末脚勝負に徹して欲しいところだ。
2歳未勝利直後
2018年12月22日 2歳未勝利 芝1600m 中山競馬場
1着:フィリアプーラ 牝2 (B.アヴドゥラ)
2着:ガロシェ 牝2 (武藤雅)
3着:コスモリミックス 牡2 (丹内祐次)
レースタイム:1:34.4(良)
レース上がり3ハロン:36.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:ガロシェ 牝2 (武藤雅)
3着:コスモリミックス 牡2 (丹内祐次)
レースタイム:1:34.4(良)
レース上がり3ハロン:36.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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スタートは普通に出るも、行き脚は付かず道中は後方からレースを進めたフィリアプーラ。最低限の位置に付けて終いの脚にかける競馬となったが、直線入り口では大外を回って逃げ馬から相当遅れたポジション。とても届きそうに無い所から、1頭だけ別次元の末脚を繰り出しあっさりとまとめて差し切る走りで初勝利を飾った。騎乗したアヴドゥラ騎手も『それほど強く追っていないのにあの走り、能力は相当かもしれない』とレース後に驚いた表情でコメントしていた。牝馬のクラシック戦線に殴り込みをかけられる存在だろう。
2歳新馬直後
2018年10月14日 2歳新馬 芝1800m 東京競馬場
1着:ラストヌードル 牡2 (田辺裕信)
2着:グレイテスト 牝2 (田中勝春)
3着:フィリアプーラ 牝2 (津村明秀)
レースタイム:1:49.9(稍重)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:グレイテスト 牝2 (田中勝春)
3着:フィリアプーラ 牝2 (津村明秀)
レースタイム:1:49.9(稍重)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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大外枠からスタートを切ったフィリアプーラ。道中は無理に馬群には入れず外を回って追走とややコースロスの多い追走となった。直線コースでそのまま大外に持ち出すと、そこからラストヌードルと馬体を併せて上がって来る。最後は脚が甘くなってしまい、差し切ったラストヌードルに遅れを取った形で3着に上がるのが精一杯だった。とは言え、上がりで33秒5を記録し牝馬勢で5着内に入ったのは当馬のみ。今後は牝馬限定戦なら更に有力視したい。
フィリアプーラ
母プリンセスカメリアはGⅠ馬アルフレードを輩出するものの、それ以外の産駒は全て中央未勝利。が、祖母ラトラヴィアータはあのサクラバクシンオーの全妹にあたり、いつ大物が出ても不思議ではない血統構成である。加えて、その母サクラハゴロモは名ステイヤーであるアンバーシャダイの全妹。一介の短距離馬という訳でもない。“ハービンジャー×サンデーサイレンス系”の相性含めて、ピンかパーかのいずれかだろう。
血統背景
ハービンジャー | Dansill | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Hasill | Kahyasi | ||
Kerali | |||
Penang Pearl | Bering | Arctic Tern | |
Beaune | |||
Guapa | Shareef Dancer | ||
Sauceboat | |||
プリンセスカメリア | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ラトラヴィアータ | サクラユタカオー | テスコボーイ | |
アンジェリカ | |||
サクラハゴロモ | ノーザンテースト | ||
クリアアンバー |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
祖母はサクラバクシンオーの全妹でそこにサンデーサイレンスの母はその血統力で半兄アフルレードを出したものの他産駒がパッとしなく安定感はないのが現状ここで当たればデカイ、ハービンジャー産駒でそれなりに期待できる配合だろう。
前評判
調教では断然の動きで周囲から評価を受けていたフィリアプーラ。馬なりで終い1F12秒台前半を叩き出しており、レースで切れるのは容易に想像出来る1頭だ。ハービンジャー産駒は古馬になって急激に力を付けるケースが多いため、本当によくなって来るのは3歳秋以降だろう。追い風になるのは、ハービンジャーのGⅠ馬3頭の内牝馬が2頭という点か。
馬名の意味
清らかな娘(イタリア語)
母名から連想してのネーミング。
2着:エスポワール 牝3 (M.デムーロ)
3着:シゲルピンクダイヤ 牝3 (和田竜二)
レースタイム:1:32.2(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9