スプリンターズステークス直前
坂路で終い11秒台の時計を楽々とマークするファンタジスト。元から稽古駆けするタイプではあるが、前走よりも更に活気溢れる走りで状態としては文句なしだろう。前走はタワーオブロンドンに差を付けられた格好だが、小回りで難易度の高い中山コースなら立ち回り一つで逆転も可能。鞍上に名手武豊騎手を配し、古馬勢をアッと言わせる走りを見せて欲しい。上位に来れば配当も上がる事間違いなし。
セントウルステークス直後
2019年9月8日 セントウルステークス 芝1200m 阪神競馬場
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スタートから気合を付けて先行集団の一角に取り付いたファンタジスト。前走の北九州記念とは打って変わっての行きっぷりで、これこそ重賞2勝馬の走りと言えるだろう。そのままマテラスカイをマークする様に2番手の外を回って行くと、直線では早め先頭からの粘り込みを図った。外からタワーオブロンドンにあっという間に差し切られるも、それ以下の後続は寄せ付けず堂々の2着入線で短距離路線に返り咲いた。
北九州記念直前
坂路で予定より速いタイムだったが、全体的に良い動きで好調の示したファンタジスト。本来なら出せば49秒台でも叩ける馬だが、今回は51秒台と溢れる気鋭を抑えての調整。その分、レースではスタートから弾けに弾けて強豪たちを蹴散らす走りに期待したいところだ。春は長めの距離で試し試しだったが、血統や馬体を見ればやはりマイル以下でこその1頭。今回はエンジン全開で重賞3勝目を目指して欲しい。
皐月賞直前
雨の中行われた坂路の最終追い切りはさすがの動きを見せたファンタジスト。重い馬場で時計も出にくい状況ながら、強めに追われて52秒台前半。最後の1Fも12秒1と、まさに仕上がりは万全のひと言に尽きる。前走のスプリングステークスは距離不安を囁かれながら、ゴール前で目を見張る末脚を見せ2着。あの競馬なら200m延びても何ら問題はなく、コーナーが4回の競馬なら十分にこなしてくれるだろう。皐月賞を知る武豊騎手がファンタジストを意のままに操って上位争いに食い込んで来るか。
スプリングステークス直後
2019年3月17日 スプリングステークス 芝1800m 中山競馬場
1着:エメラルファイト 牡3 (石川裕紀人)
2着:ファンタジスト 牡3 (武豊)
3着:ディキシーナイト 牡3 (石橋脩)
レースタイム:1:47.8(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
2着:ファンタジスト 牡3 (武豊)
3着:ディキシーナイト 牡3 (石橋脩)
レースタイム:1:47.8(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
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最内枠からやや下げ気味の位置でレースを進めたファンタジスト。距離の不安があったので無理に前へは行かずじっくりと脚を溜める作戦だったのだろう。4コーナーでは抜群の手応えで外を上がって行くと、直線も最後までしっかり追い込む走りを見せてエメラルファイトに際どく迫る2着入線。武豊騎手も距離については問題ないとし、叩いた次回は更に走りも良くなると本番への期待を寄せるコメントを残していた。
スプリングステークス直前
今回の1戦はあくまでも力試しという意味合いが強い。皐月賞へ向かうのならここは上位争いを演じなければいけず、もしあっさり負けてしまう様ならNHKマイルカップという選択肢もある。余裕残しの中でも勝ち負けを見せなければ、いずれにせよその次の舞台での活躍も難しいだろう。道中は若干行きたがる面を見せるだけに、願わくば内枠が欲しいところ。外枠なら距離も微妙に映って来るが果たして。
朝日杯フューチュリティステークス直前
直前の追い切りはサッと流す程度、それでもきっちり併走馬を追い掛けて先着するのだからさすがのファンタジスト。とは言え、圧巻だったのは1週前の坂路だろう。49秒5という破格のタイムを叩き出し、周囲を驚かせた。7月のデビューから既に約+30㎏もの馬体増で結果を出しており、その成長力には目を見張るモノがある。今回の1戦でも、更にパフォーマンスを上げて来る可能性は大いにあるだろう。何より武豊騎手へ朝日杯フューチュリティステークスのタイトルをプレゼント出来るのはこの馬しかいない。
京王杯2歳ステークス直後
2018年10月3日 京王杯2歳ステークス 芝1400m 東京競馬場
1着:ファンタジスト 牡2 (武豊)
2着:アウィルアウェイ 牝2 (M.デムーロ)
3着:カルリーノ 牡2 (三浦皇成)
レースタイム:1:24.7(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
2着:アウィルアウェイ 牝2 (M.デムーロ)
3着:カルリーノ 牡2 (三浦皇成)
レースタイム:1:24.7(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
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スタートから押し出される様にしてメイショウオニテが先頭へ。見るからに超スローペースで流れ全頭行きたがる素振りを見せる中、ファンタジストだけはしっかりと折り合い内でスムーズに追走。直線も開いた内を一瞬の内に突き抜け、最後は内から伸びるアウィルアウェイの猛追を防いで重賞2連勝を達成。既にある程度完成された様な走りで安定感は抜群の1頭。距離が延びても問題無さそうで、今後は朝日杯フューチュリティステークスに進むと陣営も発表している。無敗の4連勝で戴冠を狙う。
京王杯2歳ステークス直前
新馬戦をスローペース、小倉2歳ステークスはハイラップを追いかけていずれも突き抜ける競馬の圧勝を飾ったファンタジスト。一介のスピード馬では無く、如何なる流れも対応出来る底力を併せ持った1頭だろう。ロードカナロア自体が自身の距離適性よりも遥かに幅の広いレンジを産駒に持たせており、今回の1400mも楽にこなせると判断する。アウィルアウェイなどの強敵は揃っているが、ここあっさり勝つ様なら武豊騎手念願の朝日杯フューチュリティステークス制覇も現実味を帯びて来るだろう。
小倉2歳ステークス直後
2018年09月02日 小倉2歳ステークス 芝1200m 小倉競馬場
1着:ファンタジスト 牡2 (武豊)
2着:アズマヘリテージ 牝2 (荻野極)
3着:ミヤジシルフィード 牡2 (和田竜二)
レースタイム:1:08.9(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:アズマヘリテージ 牝2 (荻野極)
3着:ミヤジシルフィード 牡2 (和田竜二)
レースタイム:1:08.9(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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スタートは普通も二の脚が速くスッと先手を取ったファンタジスト。逃げるチュウワフライヤーを横目にほぼペースの主導権を逃げる走りでレースを引っ張って行く。それでも前半3ハロンが33秒前半と先行勢には厳しい展開だったが、直線では早くも抜け出しそのままあっさりと押し切る内容で連勝V。その他の先行馬が軒並み潰れた事を考えれば完勝と言って良い内容だろう。武豊騎手は前年度のアサクサゲンキに続いて連覇を達成。
ファンタジスト
新馬戦で負かした2頭が次走の未勝利戦で楽勝している辺り、レベルの高い1戦だったのだろう。そこで完勝しているファンタジストも相当な能力の持ち主と見るべきか。その証拠に小倉2歳ステークスでは先行勢に厳しい流れにも関わらず、番手から抜け出しあっさりと押し切っている所が凄い。直線ではフラついたりとまだまだ伸びシロも感じる1頭。ロードカナロア×ディープインパクトの血統背景から見ても早熟という事は考えにくい。マイルまでなら十分許容範囲だ。
血統背景
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
ディープインアスク | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
マーズプリンセス | デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
ディアーミミ | Roberto | ||
Carnival Princess |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーに日本活躍馬はいないので強調材料はない、母父ディープインパクト×父ロードカナロアという新時代の配合。その前のデインヒル、ロベルトと無駄がないのは評価できる。
前評判
上2頭も新馬戦から人気を集める様に、基本的には馬の見映え、動きなどは水準以上。普通に走れば1勝や2勝はしてくれる優良な一族と言えそう。ディープインパクトの肌で、母系を辿れば海外のGⅠホースもいるのだから当然と言えば当然か。そこにロードカナロアを付けたとあれば、現在3勝の姉コロラトゥーレ(父タイキシャトル)よりも潜在能力が上がって然るべき。
馬名の意味
夢想家
夢を想う=廣崎氏の想いが詰まった馬名。配合自体が夢のような1頭だ。
2着:ファンタジスト 牡3 (和田竜二)
3着:イベリス 牝3 (浜中俊)
レースタイム:1:06.7R(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.2