勝ち切るのが王者の本質か

 

2018年09月30日 スプリンターズステークス 芝1200m 中山競馬場

1着:ファインニードル 牡5 (川田将雅)
2着:ラブカンプー 牝3 (和田竜二)
3着:ラインスピリット 牡7 (武豊)

レースタイム:1:08.3(稍重)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
 
道中は決して行きっぷりも良くなく本来の走りではなかったファインニードル。4コーナーで押しながら前へ促すアクションを起こす川田将雅騎手。直線に入り急にギアがトップへ入るとグングン加速し、坂上から更にひと伸び。最後は出し抜けを狙ったラブカンプーをゴール前で差し切って見事な春秋スプリントGⅠの連覇を飾った。鞍上もレース後に、『だいぶズルさを見せ能力全開とは行きませんでしたが、それでも勝ち切るというのがこの馬の強さだと思います』と現役王者の貫禄とも取れるコメントを残していた。暫くファインニードル政権が続きそうな予感すらする。
 

大一番を前に仕上げは抜かりなし

 
川田将雅騎手を背に坂路を駆け上がるファインニードル

川田将雅騎手を背に坂路を駆け上がるファインニードル

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スプリントGⅠの春秋連覇に不安材料は一切無し。前走のセントウルステークスを快勝した短距離王者ファインニードルは、スプリンターズステークスの最終追い切りでも軽快な動きを披露。坂路を絶好の手応えで52秒5と文句の無い動き、昨年12着に負けた1戦でリベンジというよりも受けて立つ側の風格さえ漂っている程だ。鞍上の川田将雅騎手も仕上がりには納得の表情で、『先週よりも気合が入って来て良い状態ですね』とコメント。今年は国内3戦して無敗と圧倒的な強さを誇るだけに、今週末も堂々たる競馬を見せてくれるに違いない。
 

現役最強馬の貫禄を見せる走り

 

2018年09年09月 セントウルステークス 芝1200m 阪神競馬場

1着:ファインニードル 牡5 (川田将雅)
2着:ラブカンプー 牝3 (M.デムーロ)
3着:グレイトチャーター 牡6 (幸英明)

レースタイム:1:08.8(重)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
 
休養明け、最重量、大外枠などの不安要素もありGⅠ馬ながら3.4倍という微妙なオッズの1番人気だったファインニードル。ファンも疑問を抱えつつの本命という事だったのだろうが、いざ走ってみれば文句なしの圧勝劇だった。2着ラブカンプーとは実に6kgもの差なのだからほぼほぼ完勝と言って良いだろう。叩いた次のスプリンターズステークスでは更にパフォーマンスも上がる筈、春秋の短距離GⅠを連覇すれば名実共にこのカテゴリーの現役最強馬として君臨する事となる。
 

ファインニードル

 
ファインニードル(ニードルクラフト2013)

ファインニードル(ニードルクラフト2013)

牡馬

父馬:アドマイヤムーン
母馬:ニードルクラフト
母父:Mark of Esteem
所属:高橋義忠厩舎(栗東)
生産:ダーレージャパンファーム
馬主:ゴドルフィン

通算成績:27戦10勝 (10-2-2-13)
主な戦績:高松宮記念など
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母ニードルクラフトは現役時代にヨーロッパで重賞を制する活躍を見せた実力馬。その父マークオブエスティームも母父としてダノンシャンティを輩出し日本のスピード決着にも対応可能の血脈と言える。そこに短距離路線の主力種牡馬であるアドマイヤムーンを配合し産まれたのがファインニードル。まさにダーレーゆかりの血統馬で、短距離戦線の主役に産まれるべくして産まれた様な素質馬だろう。本格化した4歳秋以降の走りはまさに現役トップクラスのパフォーマンス。
 

血統背景

 
アドマイヤムーン エンドスウィープ フォーティナイナー Mr.Prospector
File
Broom Dance Dance Spell
Witching Hour
マイケイティーズ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ケイティーズファースト Kris
Katies
ニードルクラフト Mark of Esteem Darshaan Shirley Heights
Delsy
Homage Ajdal
Home Love
Sharp Point ロイヤルアカデミーII Nijinsky
Crimson Saint
Nice Point Sharpen Up
Alpine Niece


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
ファミリーに日本実績はなく母はゴドルフィンの種牡馬ってイメージがある種牡馬が重ねられている印象。父アドマイヤムーンもそのイメージでゴドルフィン血統の日本初成功事例って感じだがデビュー前この血統が結果を出す想像は出来ない血統構成である。
 

前評判

 
デビュー間もない頃は走りが定まらず好走と凡走を繰り返していたファインニードル。体質が強化された4歳後半から目の覚める様な成長ぶりで勝ち上がり続け、気が付けば一気にGⅠ制覇まで成し遂げた。血統的には近親にも目立った活躍馬はおらず、母の繁殖能力と父の遺伝能力が上手くMIXされ好素質馬が誕生したと言えるだろう。これだけのキャリアを積んで急遽、上昇カーブを描き続ける馬も珍しい。
 

馬名の意味

 

細針

 
母名から連想してのネーミング、響きは抜群。

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