エリカ賞直後
2019年12月7日 エリカ賞 芝2000m 阪神競馬場
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外から行き脚を付けてハナを主張したヒュッゲ。早々に単騎先頭へ立つと道中は淡々としたペースで後続を牽引、前半1000m=62秒台の流れから余力たっぷりに4コーナーで早めのスパートを刊行。2番手から並びかけるケヴィンを競り落とすと、直線は独走態勢で勝利を確定させる走り。ラスト1Fは流す余裕を見せ、チュウワキセキやディアスティマの追撃を振り切る内容のフィニッシュとなった。
2歳新馬直前
海外重賞勝ち馬ムーンライトダンス産駒、父にハーツクライと如何にも長距離適性が高そうな配合のヒュッゲ。自ずと成長曲線も緩やかに3歳秋以降の本格化が主流となって来るだろう。その中で10月デビューを迎えられるのは順調で何よりだが、活躍馬が揃う友道康夫厩舎のオープン馬と併せている時点でかなり期待されているのではないだろうか。芝2000mでどういった競馬を見せるかに注目が集まる1戦。
ヒュッゲ
金子真人氏がセレクトセールで1億円に満たない高額馬から歴代の活躍馬が出ている事を考えれば、オカルト的であっても本馬の活躍を後押しする要因に成り得るだろう。母ムーンライトダンスの16歳時点での産駒ではあるが、今年の3歳世代でもビーチサンバ(フサイチエアデールの20歳時の産駒)を見出している様に、金子真人氏のお眼鏡に適えさえすれば幾らでも走る馬を輩出出来るという事だ。
血統構成
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
ムーンライトダンス | Sinndar | Grand Lodge | Chief's Crown |
La Papagena | |||
Sinntara | Lashkari | ||
Sidama | |||
Style of Life | The Minstrel | Northern Dancer | |
Fleur | |||
Bubinka | Nashua | ||
Stolen Date |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.3pt
さかのぼればアーモンドアイなどへも伸びている世界的な牝系、その牝系においてナシュア、The Minstrel、シンダーと重ねており日本の競走馬では同じ構成はかなり珍しい感じになるが良血構成であり〆のハーツクライまで考えても良血で期待できる1頭だろう。ただ兄弟実績は頭数のわりには結果がでていないので強調材料としてはやや不安が残る。
前評判
金子氏所有の馬は本当にデビュー前の評価が届いて来ない。取材なども基本的にはNGにしているとの事だが、それも馬が走る理由の1つなのだろうか。POG指名者にとっては非常に歯痒い想いをする事請け合いなのっだが、それでもその後活躍してくれた方が良いに決まっている。今年の世代ではヴェロックスやビーチサンバもほとんどの媒体に載っていなかったのだから面白い。
馬名の意味
居心地のよい雰囲気(デンマーク語)
金子氏らしい独特のネーミングセンス。
2着:チュウワキセキ 牡2 (武豊)
3着:ディアスティマ 牡2 (北村友一)
レースタイム:2:00.6(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.5