菊花賞直前

 
良い意味で状態は平行線を辿るヒシゲッコウ

良い意味で状態は平行線を辿るヒシゲッコウ

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まだまだ素質の底を見せていないヒシゲッコウが、GⅠという舞台でその花を一気に咲かせる事が出来るだろうか。年明けデビューからプリンシパルステークスを挟み4戦3勝。堀厩舎らしくじっくりと使われ、その中でこれだけの結果を出して来たのは能力があってこそ。特に前走の阿寒湖特別はちょっとレベルの違う内容で完勝だった。距離は幾ら延びても良さそうなタイプで、その無尽蔵のスタミナを武器にヨーロッパNo.1ジョッキーのC.スミヨン騎手が勝利へエスコートするか。
 

阿寒湖特別直後

 

2019年7月27日 阿寒湖特別 芝2600m 札幌競馬場

1着:ヒシゲッコウ 牡3 (C.ルメール)
2着:サンシロウ 牡5 (勝浦正樹)
3着:トロピカルストーム セ6 (藤岡康太)

レースタイム:2:39.4(良)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.8
 
発馬をゆっくり進めて、道中は折り合い専念の後方待機となったヒシゲッコウ。前との差は10馬身程ありそうな隊列だったが、そこでも慌てず先ずはリズム良く走らせる事に集中している様なレース運び。3コーナーからサンシロウが一気の捲りを見せた時も慌てずワンテンポ遅らせる仕掛け。自身も4コーナーでグングン加速を付けて行くと、直線で前を一瞬のうちにかわす豪快な差し切りで3勝目をゲット。これで堂々と菊花賞へ駒を進める事が出来るだろう。
 

阿寒湖特別直前

 
良血馬らしい風格で2勝をあげているヒシゲッコウ

良血馬らしい風格で2勝をあげているヒシゲッコウ

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前走の内容はまさに文句の付けようが無く、まだまだ余力十分の走りからもクラスが上がっても問題なし。距離に関しても折り合いが容易に付くタイプで、2600mはむしろ歓迎のクチではないだろうか。何よりステルヴィオとはまた違った走りをする上、脚の使い所が長くまさに今回の札幌競馬場には打って付けの1頭だろう。古馬など手強いメンバーが揃うも、ここであっさりと連勝を飾らなければ重賞では通用しない。菊花賞へ向けて是が非でも勝っておきたい。
 

3歳上1勝クラス直後

 

2019年6月16日 3歳上1勝クラス 芝2000m 函館競馬場

1着:ヒシゲッコウ 牡3 (D.レーン)
2着:レーガノミクス 牡4 (川田将雅)
3着:アドマイヤリーブラ 牡3 (岩田康誠)

レースタイム:2:02.7(稍重)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
 
レースは少頭数で落ち着いた流れ。その中でほぼ最後方に近い外目をゆっくりと進めて行ったヒシゲッコウは、4コーナーで一気にエンジンを点火する運びとなった。前へ一瞬で取り付くと、最後は外からあっさりと突き抜け古馬相手に一切寄せ付けない内容で2勝目をあげた。前走のプリンシパルステークスも良い走りで、秋以降の活躍が非常に楽しみな好素材である。ステルヴィオとの直接対決も見られるかもしれない。
 

3歳新馬直後

 

2019年01月05日 3歳新馬 芝2000m 中山競馬場

1着:ヒシゲッコウ 牡3 (石橋脩)
2着:ブルーエクセレンス 牡3 (武豊)
3着:ダンスディライト 牡3 (横山典弘)

レースタイム:2:02.4(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
 
スタートしてから前に出て来るシーンもあり、無理に出しては行かずじっくりと脚を溜める作戦を取ったヒシゲッコウ。当然ながら新馬戦でペースもスロー、道中は確実に前残りの展開が予想された。それを見越してヒシゲッコウが4コーナーから積極的に外を上がって行くと、直線も最後までしっかりと伸び切って2着以下を軽々と突き放す走りで快勝。上がりも2着馬より1秒上回るパフォーマンスで、兄に続いてタイトルを狙って行けそうな馬の予感だ。
 

ヒシゲッコウ

 
ヒシゲッコウ(ラルケット2016)

ヒシゲッコウ(ラルケット2016)

牡馬

父馬:ルーラーシップ
母馬:ラルケット
母父:ファルブラヴ
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:阿部雅英

通算成績:4戦3勝(3-0-1-0)
主な戦績:阿寒湖特別など
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昨年のセレクトセールで5000万円超えの高額で落札されたヒシゲッコウ。その後、兄のステルヴィオがクラシック戦線の最有力候補にまで登り詰めている。父がルーラーシップに変わったものの、キングカメハメハ系には変わらず兄よりもキレより持続性が上がり、やや距離適性が長くなったイメージで問題無いだろう。預託先はヒシ関連で珍しい堀宣行厩舎、これは何やら臭う。馬体重は春の段階で471kg。
 

血統背景

 
ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
エアグルーヴ トニービン カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール ノーザンテースト
シャダイフェザー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King Northern Dancer
Fairy Bridge
Gift of the Night Slewpy
Little Nana
アズサユミ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ファーストクラス トウショウボーイ
スイートコンコルド


 

兄弟馬

 
ステルヴィオ(ラルケット2015)

ステルヴィオ(ラルケット2015)

牡馬

父馬:ロードカナロア
母馬:ラルケット
母父:ファルブラヴ
所属:木村哲也厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:13戦4勝(4-3-1-4)
主な戦績:マイルチャンピオンシップなど
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.8pt

 
ルドルフの全姉から伸びる血統でサンデーサイレンスを内包する事で、可能性があるファミリー力が覚醒したという印象。現時点だとキンカメ、ロードカナロアで結果を出しているがルーラーシップでどうなるか注目である。
 

前評判

 
『心身ともにまだ幼くこれからどんどん良くなって行く馬。ペースが上がって来れば更に良い動きをしてくれると思います』とは牧場関係者の談。あくまでも馬の成長に合わせて調整を進めており、クラシック云々というよりも始動出来る時点で本格的にデビューへ向けて進んで行くだろう。特に堀厩舎だけに無理強いはしない筈。
 

馬名の意味

 

冠名+月光

 
ヒシという冠名は和の単語でより響きが活きて来る。仮に駄馬だとしてもネーミングは抜群。

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