3歳上1勝クラス直後

 
稍重馬場で福島コースという事もあり、意識的に前へ付けて行ったパッシングスルー。福島を得意とする戸崎圭太騎手のエスコートに加え、やはり軽斤量の恩恵も大きかった。4コーナーで自ら前を捉えに行くと、直線では早めの単独先頭で出し抜けを図る競馬。それすらも余計だったと思わされる程、そのまま後続を寄せ付けず大楽勝の内容で2勝目をゲット。潜在能力は一級品で、今後は秋のクラシック戦線へ向けて照準を合わせて行くだろう。
 

フローラステークス直前

 
前走のシンザン記念が追い込み不発に終わったパッシングスルー。遠征なのか右回りなのか理由はわからないが、新馬戦で勝った東京に戻って来るのは明らかにプラス要素である。前走以降、無駄にレースへ使わずここ一本に絞って参戦して来ているのも好印象だ。陣営もそれだけ自信を持って臨んで来ているのだろう。上位から下位までそこまで力差は無いだろうから、後は展開と道中のポジショニング次第か。
 

2歳新馬直後

 

2018年10月13日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場

1着:パッシングスルー 牝2 (池添謙一)
2着:ワイドファラオ 牡2 (福永祐一)
3着:メッシーナ 牝2 (C.ルメール)

レースタイム:1:35.8(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
道中は中団の8~9番手から競馬を進めたパッシングスルー。前が楽をしていると判断し、池添謙一騎手は4コーナーで外から動いて行く積極的な競馬を見せた。直線大外から一気に脚を伸ばすと、逃げ粘るワイドファラオとの一騎打ちをゴール前で競り落としクビ差抜けて勝利。レース後に『レース前後の切り替えが早い、良いモノを持っていますね』と愛馬を褒め称えていた。
 

プロフィール

 
パッシングスルー(マイティースルー2016)

パッシングスルー(マイティースルー2016)

牝馬

父馬:ルーラーシップ
母馬:マイティースルー
母父:クロフネ
所属:黒岩陽一厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:4戦2勝(2-0-0-2)
主な戦績:3歳上1勝クラスなど
via google imghp
 
祖母にスルーオール、近親にハイアーレートやハクサンルドルフ、ブルミラコロと見事にGⅢクラスの大成一歩手前の競走馬が多い一族の出自となるパッシングスルー。クラスが上がってパフォーマンスが上がれば良いのだが、基本的には爆発力に乏しい血統構成。堅実で能力自体は高いが、大舞台で勝ち切る程の底力を持ち合わせているかと言うと少々疑問符が付く。どちらかと言えばクラシックだとトライアル向き。
 

血統背景

 
ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
エアグルーヴ トニービン カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール ノーザンテースト
シャダイフェザー
マイティースルー クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
スルーオール Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Over All Mr.Prospector
Full Tigress


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
ブルミラコロ(キングスミール2012)

ブルミラコロ(キングスミール2012)

牡馬

父馬:キンシャサノキセキ
母馬:キングスミール
母父:Theatrical
所属:大久保龍志厩舎(栗東)
生産:チャンピオンズファーム
馬主:高田秀信

通算成績:24戦6勝(6-8-2-8)
主な戦績:室町ステークスなど
via google imghp
 
ハクサンルドルフ(キングスミール2013)

ハクサンルドルフ(キングスミール2013)

牡馬

父馬:アドマイヤムーン
母馬:キングスミール
母父:Theatrical
所属:西園正都厩舎(栗東)
生産:チャンピオンズファーム
馬主:河崎五市

通算成績:26戦5勝(5-5-3-13)
主な戦績:エプソムカップ2着など
via google imghp
 

血統評価:1.0pt

 
Over Allの一族で日本でもちらほら実績馬いるがミスプロ、シアトルスルーと重ねた上にクロフネがやや弱い。兄弟も走っていないので強調材料はない。
 

前評判

 
稽古の動きがとにかく良く、陣営側は初戦から勝ち負け出来ると思っていた程。実際、新馬戦での池添謙一騎手が見せた4コーナーでの動きは自信の表れであり、着差こそ僅かだったが内容的には完勝と言って良い。キャロットファームで2000万円の募集額はさして高くないが、これはお値打ちモノの1頭だったろう。“ルーラーシップ×クロフネ”はリリーノーブル同様に、堅実で馬主孝行のタイプ。
 

馬名の意味

 

抜き去る

 
ライバルを華麗に交わすシーンをイメージしてネーミング。

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