経験馬相手にいきなりの好走も
翌日の芝2000mがフルゲートになっていない事を考えても、芝1800mの未勝利に出走させる意図は唯一つ。内回りよりも外回りでこその馬という判断なのだろう。推測するには大跳びのフットワークでエンジンのかかりが遅い持続性タイプ、といった所か。いずれにせよ、この未勝利戦に初陣で挑んで来るパターンは意外にも好走歴が多い。それだけ厩舎も自信があり、適正の見極めから経験馬相手でも勝算ありと踏んでいる筈だ。ましてや名門の角居厩舎である、ここはすんなり信用しておきたい。
パイオニアプライド
元々は角居勝彦厩舎へ入厩予定だったが、例の一件で中竹和也厩舎へ移る事になり細かい情報がそこからシャットアウトの状態。正直、馬主の詳細も分かっておらずどういった流れになるかは未確定の要素が多い。恐らく、飯田正剛であるだろうが千代田牧場ゆかりの血統馬。タダでは転ばなさそう。馬体重は春の段階で488kg。
血統背景
クロフネ | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | Pago Pago | |
Classic Perfection | |||
Eliza Blue | Icecapade | ||
コレラ | |||
グローバルピース | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
エミネントガール | Nashwan | Blushing Groom | |
Height of Fashion | |||
タレンティドガール | リマンド | ||
チヨダマサコ |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.7pt
チヨダマサコ一族で、タレンティドガールにナシュワン、サンデーと重ねた事で血統力があがりファミリー力が産駒に反映されるようになった感がある母産駒。ほぼクロフネしか配合していないので逆に他の産駒だったらどうなのかは気になるところだがホエールキャプチャだけでなくパクスアメリカーナも結果を出しつつあるので少し信用しても良さそうなレベルだろう。
前評判
千代田牧場の代表飯田正剛氏は『動きがとにかく良い、クラシックに出走させたい』と強い意気込みのコメント。全姉ホエールキャプチャが果たせなかったクラシック制覇を同馬に託す。その他、初年度のドリームセーリングや1つ上のパクスアメリカーナなど全兄弟が軒並み走っている事実を鑑みれば、当然パイオニアプライドも普通に複数勝利を期待するのが当然である。
馬名の意味
先駆者の誇り
グローバルピース産駒にして千代田牧場の威信をかけた1頭、大いに期待したい。
父馬:クロフネ
母馬:グローバルピース
母父:サンデーサイレンス
所属:中竹和也厩舎(栗東)
生産:千代田牧場
馬主:未定
通算成績:0戦0勝(0-0-0-0)
主な戦績:特になし