ウェルカムSは不利もあり不完全燃焼
2017年11月26日 ウェルカムステークス 芝1800m 東京競馬場
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前走のウェルカムステークスは動画でも分かる様に、最後の直線半ばで前がカットされる不利を受けたのが痛かった。ゴール前では勢いが付いて伸び始めていただけに、あれが無ければ3着争いには加われていただろう。その上位2頭が次走の中山金杯で好走している事を考えても、バルデス自身が重賞で十分戦えるレベルの馬という事。相手が弱くなった初富士ステークスはきっちりと勝ち上がりたい。
ディアデラノビアファミリーが躍動中
逃げ粘るクラウンディバイダ以下を子供扱いする様にひと捲りで圧勝した松前特別。レースの上がりを約1秒上回る内容を披露し、昇級戦にも関わらずまるで格下を相手にする様なレースぶりが印象的だった。そこから夏場を休養に充て、涼しくなって調整しやすい11月に復帰を決めるローテーションも好印象だ。厩舎のこの馬に対する期待値の高さがそこからもハッキリと目に見える。今回も勝って3連勝を決めれば年内に重賞挑戦というプランも大いに有り得るだろう。
昇級初戦で古馬相手にアッサリ完勝
2017年07月23日 松前特別 芝2000m 函館競馬場
1着:バルデス 牡3 (C.ルメール)
2着:クラウンディバイダ 牡4 (藤岡佑介)
3着:スティッフェリオ 牡3 (北村友一)
レースタイム:2:01.6(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
2着:クラウンディバイダ 牡4 (藤岡佑介)
3着:スティッフェリオ 牡3 (北村友一)
レースタイム:2:01.6(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
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スタートがひと息で鞍上も抑えて意識的に最後方から。道中はペースが落ち着き馬群がひと塊の展開となる。函館競馬場特有の4コーナーでペースアップする流れの中、バルデスは後方から一気に捲って大外へ進出。直線で軽々と前をとらえると最後は流す余裕の競馬で連勝達成。レースの上がりを約1秒上回る圧巻の内容で古馬も相手にせず、今後の活躍が益々期待出来るレースぶりだった。
洋芝得意のハービンジャーで更に前進
これまで大崩れなく堅実に走っているバルデス。こういうタイプは昇級初戦でも相手なりに走る事からいきなり好走するパターンが多い。それに加えて、父ハービンジャー産駒は洋芝適性が高く、更にパフォーマンスが上がるという点を考えるとここは即通用だろう。秋の選択肢を増やす為にも、ここは確実に3勝目をあげて賞金を加算しておきたい。ディアデラノビア産駒から3頭目の重賞馬誕生へ向けて着々とステップアップを狙う。
ホンコンJCTを見事な競馬で快勝
2017年06月04日 ホンコンJCT 芝1800m 東京競馬場
1着:バルデス 牡3 (C.ルメール)
2着:チェスナットコート 牡3 (蛯名正義)
3着:フィールドシャルム 牡4 (岩田康誠)
レースタイム:1:59.4(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:チェスナットコート 牡3 (蛯名正義)
3着:フィールドシャルム 牡4 (岩田康誠)
レースタイム:1:59.4(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
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1番人気バルデスが先行から直線鋭く抜け出し、チェスナットコートに2馬身以上の差を付けての完勝で2勝目を飾った。楽に3番手を追走し直線ではその位置から最速の上がりを繰り出す文句ないの内容だった。兄弟に重賞馬が並ぶ良血馬でいよいよそのDNAが覚醒する時か。2000mを1分59秒4という時計もなかなかの好タイムで次に繋がる良いレースだった。
バルデス
個人的な主観で申し訳ないが馬体はパーフェクト。全体的なバランス、柔らかみのある皮膚、立ち姿の雰囲気含め完璧。馬体重は取材時点で450kgとやや小柄な点だけがマイナスポイント程度。それも成長力のある血統なのでカバーしてくれる筈。
血統背景
ハービンジャー | Dansill | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Hasill | Kahyasi | ||
Kerali | |||
Penang Pearl | Bering | Arctic Tern | |
Beaune | |||
Guapa | Shareef Dancer | ||
Sauceboat | |||
ディアデラノビア | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ポトリザリス | Potrillazo | Ahmad | |
Azalee | |||
Chaldee | Banner Sport | ||
Gevar |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:3.8pt
祖母はG1馬、母もG1各のSS産駒とくれば繁殖としては期待大だったがディアデラマドレを出して晩年のSS産駒牝馬としてしっかり結果を出した。ただしキングカメハメハとの相性が良いようでハービンジャーだと少し魅力が減る。
前評判
管理予定の木村調教師の口からは、「兄を超える活躍をしないといけない馬」との期待を表したコメントが出ている。それもその筈で、ディアデラノビア自体の子出しも素晴らしく基本的にハズレらしいハズレがいない。POG期中には活躍しなくとも、いずれ走って来る馬をコンスタントに輩出する辺りは名繁殖牝馬の素質があると言う事。バルデスがその代表産駒となれるか。
馬名の意味
アルゼンチンの地名
母母の生産国、母名より連想してのネーミングだ。何度も言う様にディアデラノビアが繁栄力著しく、ハービンジャーで重賞を勝つ産駒を出せた事により一気に評価が上がった。その兄をも超える評価の本馬がどこまでやれるのか楽しみである。
2着:ショウナンマルシェ セ6 (H.ボウマン)
3着:プロディガルサン 牡5 (R.ムーア)
レースタイム:1:48.2(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.7