2歳新馬直後

 

2019年11月17日 2歳新馬 2000m 京都競馬場

1着:ディアマンミノル 牡2 (横山典弘)
2着:ハーツクリスタル 牡2 (R.ムーア)
3着:ケイアイコブラ 牡2 (和田竜二)

レースタイム:2:04.1(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
完全に出遅れたハーツクリスタルは行き脚も鈍く、道中は後方から追走で必死の走り。かなりズブく、そういう意味ではR.ムーア騎手との相性は良かったのだろう。逃げたメートルエローが63秒台の流れでゆっくりレースを進めて行くと4コーナーで外から一気に捲くり上げて行ったハーツクリスタル。勢いに任せ直線で先頭に立つとそのまま押し切るかに見えたが、ディアマンミノルにゴール前であっさりとかわされてしまい2着に敗れてしまった。とは言え、実戦を積んで行く毎に動きも素軽くなって行くだろう。初勝利は近い。
 

2歳新馬直前

 
堂々とした雰囲気から相当な大物感が漂うハーツクリスタル

堂々とした雰囲気から相当な大物感が漂うハーツクリスタル

via google imghp
 
素質馬は多く送り出すものの、これといった当たり馬がいない母ペンカナプリンセス。こういった時の助け舟となるのが、やはり一発の魅力があるハーツクライ産駒替わりである。特に今年はハーツクライが爆発しているシーズンであり、そのゾーンに入っていた時の交配という事なら余計に期待値は上がるというもの。本格化はやはりまだ先の話だろうが、初戦から動ける様であれば来春のクラシック時分には面白い存在の1頭になっている可能性も高い。鞍上はR.ムーア騎手を配して確勝級か。
 

ハーツクリスタル

 
ハーツクリスタル(ペンカナプリンセス2017)

ハーツクリスタル(ペンカナプリンセス2017)

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ペンカナプリンセス
母父:Pivotal
所属:高野友和厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:1戦0勝(0-1-0-0)
主な戦績:特になし
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素質馬を出し続ける母ペンカナプリンセスだが、重賞を勝ち切るまでにはあと一歩の産駒が多く底力という点でやや物足りないのは事実。そこに配合すべき種牡馬としては最上クラスなのがこのハーツクライである。ディープインパクト産駒が続いてそこそこの結果なら、ハーツクライを付けてホームランか三振を狙って行った方が良いという結論である。とは言え、そうそう駄馬を輩出する訳もなく、馬自体が丈夫であれば古馬になってからグンと良化していずれは走って来る優良個体だろう。
 

血統構成

 
ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
アイリッシュダンス トニービン カンパラ
Severn Bridge
ビューパーダンス Lyphard
My Bupers
ペンカナプリンセス Pivotal Polar Falcon Nureyev
Marie d'Argonne
Fearless Revival Cozzene
Stufida
Tiriana Common Grounds Kris
Sweetly
Proudfoot Shareef Dancer
Noble Dust


 

兄弟馬

 
ダノンジェラート(ペンカナプリンセス2009)

ダノンジェラート(ペンカナプリンセス2009)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ペンカナプリンセス
母父:Pivotal
所属:萩原清厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:ダノックス

通算成績:16戦5勝(5-5-3-3)
主な戦績:アメジストステークスなど
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ワールドインパクト(ペンカナプリンセス2011)

ワールドインパクト(ペンカナプリンセス2011)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ペンカナプリンセス
母父:Pivotal
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:11戦2勝(2-5-0-4)
主な戦績:大寒桜賞など
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トリコロールブルー(ペンカナプリンセス2014)

トリコロールブルー(ペンカナプリンセス2014)

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:ペンカナプリンセス
母父:Pivotal
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:18戦5勝(5-4-3-6)
主な戦績:大阪城ステークスなど
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:2.3pt

 
母父ピヴォタルはそれなりに日本実績があるが血統構成としては地味それでも母は重賞入線馬を3頭だしているので安定している繁殖牝馬だといえる。今のところ牡馬でしか結果がだせていないのでハーツクライ産駒の初牡馬、当たれば悲願の重賞がみえてくるだろう。期待したい1頭。
 

前評判

 
500kgを超える大型馬ながら、稽古では素軽い動きを見せており最終追い切りでは芝コースでラスト1F11秒台を馬なりでマーク。3頭併せで楽に先着するなど、日に日に走りが良くなって来ているとの事。これだけの注目を浴びる良血馬だが、今年のシルクレーシングは新馬戦に滅法強くきっちりと人気に応えて快勝して来るのではないだろうか。
 

馬名の意味

 

父名の一部+結晶

 
響きから来るネーミングだろう。

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