吉田隼『マイルでも大丈夫そう』
2019年3月16日 ファルコンステークス 芝1400m 中京競馬場
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スタートは相変わらずの遅さでも、しっかりと前の集団につい行く形でポジショニングは意識して行ったハッピーアワー。前が速くなった事もあり展開有利の中、直線は大外へ持ち出した。そこから先に抜け出したグルーヴィットと馬体を並べてグングン加速すると、最後は4分の3馬身突き放して鮮やかに差し切り勝ちを飾る。吉田隼人騎手もその内容から距離延長も対応可能との感触を示し、NHKマイルカップに期待を膨らませていた。
ハッピーアワー
母サクセスシルエットは現役時代にカーネーションカップを勝つなど、一応の活躍をした牝馬。血統を紐解くと、曾祖母の産駒に種牡馬ヨハネスブルグがいる良血馬で、その類まれなスピード能力はそこから来ているのだろう。ハービンジャー産駒の代表ニックスでもあるSS系の肌との掛け合わせで、今後の成長力も期待できそうだ。スタートさえまともに決まれば大きい舞台でも十分に戦えるキレ味を持つ。
血統背景
ハービンジャー | Dansili | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Hasili | Kahyasi | ||
Kerali | |||
Penang Pearl | Bering | Arctic Tern | |
Beaune | |||
Guapa | Shareef Dancer | ||
Sauceboat | |||
サクセスシルエット | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
フェアレストケープ | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
Myth | オジジアン | ||
Yarn |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
祖母はヨハネスブルグの半妹で、一族にはTale of the CatやPulpitなど競走成績より種牡馬として結果だしている一族という印象。日本実績はなく兄弟もまだ結果だしていなかったが当馬以降、結果を出せる可能性が十分あるファミリーといえる。
前評判
そもそもが良血の出自、母の成績や配合の成功例など含めて考えると、むしろ走らない確率の方が低いとさえ思わせる隙のない1頭だ。恐らく庭先取引で購入されたのだろうが、これは目利きの効いた良い買い物。距離さえ伸ばす事ができれば活躍の舞台も広がるのだが、最後の決め手を見る限りはマイル前後がベストのレンジとなる。古馬になってからの再覚醒にも期待したい。
馬名の意味
幸せなひととき
その時間が一時でも多く訪れる様に願ってのネーミングか。
2着:グルーヴィット 牡3 (北村友一)
3着:ローゼンクリーガー 牝3 (福永祐一)
レースタイム:1:20.9(良)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.0