使い詰めもコンディションは上々
ディープインパクトの素質馬はダノンファンタジー、シェーングランツだけじゃない。元はデビュー前からノーブルスコアも評判は高かった。実際に2戦目の未勝利戦を折り返すと、年明けの紅梅ステークス、エルフィンステークスと格上挑で好走を続けている。しかし、いずれも賞金を積み上げるまでは行かず。桜花賞への出走権を賭けてチューリップ賞では是が非でも3着以内に入りたいところだ。
長く良い脚を使うタイプ
前走の競馬を見る限り、一瞬のキレというよりは持続性の高い末脚が走りの特徴と言えるノーブルスコア。引き続き、直線の長い外回りコースは絶好の条件だろう。距離が長くなる分、追走も楽になりもう少し前目で競馬が出来る筈だ。川田騎手に乗り替わって、もう少し勝ちに行けるポジションで乗って来るのは目に見えて分かる。恐らくアクアミラビリスをマークする様な位置取りを狙って来るに違いない。
+16㎏は成長の表れ
2019年1月14日 紅梅ステークス(L) 芝1400m 京都競馬場
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好スタートを切ったノーブルスコアだったが、無理せず中団やや後ろ目の位置から戦局を見つめる道中。平均ペースで流れ馬群もひと塊、どの馬にもチャンスがある隊列で直線コースへ入って行く。大外に持ち出したノーブルスコアが先に抜け出したメイショウケイメイを捉えにかかるも、ヨラれて更に外へフラれる不利。その内からスルスルと伸びたプールヴィルにもかわされ、最後は3着に終わってしまった。とは言え、格上挑戦でよく頑張ったと言える内容。何より、馬体が大幅に増えていたのが好材料だったろう。次は自己条件戦で確勝級か。
馬体増が今後の活躍の鍵
10月の2戦目で馬体重は420㎏台だったノーブルスコア。気性面もカリカリするタイプだけに、輸送や競馬が続けば基本的には馬体が減って行くのは仕方ない。とは言え、クラシックで闘うにはもう少し幅が欲しいというのも事実。どこまで増えているか分からないが、春までに出来れば400㎏半ばまで増えれば期待は膨らむだろう。調教の動きも良く鉄砲駆けはOK、成長分を含めた大幅なプラス体重が望ましいところだ。
北村友『テンションが上がれなければ』
2018年10月07日 2歳未勝利 芝1600m 京都競馬場
1着:ノーブルスコア 牝2 (北村友一)
2着:マルモネオフォース 牝2 (富田暁)
3着:メイショウショウブ 牝2 (幸英明)
レースタイム:1:35.6(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:マルモネオフォース 牝2 (富田暁)
3着:メイショウショウブ 牝2 (幸英明)
レースタイム:1:35.6(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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道中、やや狭いスペースでごちゃつきながらの追走となったノーブルスコア。それでもしっかりと我慢の競馬で直線コースを迎えると、内目のスペースを一気に伸びて前をかわす走り。最後まで気を抜かずに駆け抜け、先ずは順当な勝利を飾った。初騎乗となった北村友一騎手も『良いスピードを持っているので、今後テンションが上がって来なければ走って来ると思います』とコメントしていた。当馬の活躍は気性面の成長が鍵を握っている。ひとまず、リフレッシュの為に放牧に出されたとの事だ。
まだ走りにフラつきが多く幼い
2018年08月12日 2歳新馬 芝1600m 新潟競馬場
1着:アマーティ 牝2 (三浦皇成)
2着:ノーブルスコア 牝2 (福永祐一)
3着:ニシノドクターヘリ 牝2 (田辺裕信)
レースタイム:1:36.3(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
2着:ノーブルスコア 牝2 (福永祐一)
3着:ニシノドクターヘリ 牝2 (田辺裕信)
レースタイム:1:36.3(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.3
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好スタートを切るも競馬を教える為にやや下げ気味で先行集団の後ろに付けたノーブルスコア。道中はかなりのスローペース、完全に直線でのキレ味勝負となった1戦だ。上手く外目に出していざ追われると、横にフラフラしながら前へ出て何とか押し切れるかに見えたが、外からアマーティが真一文字に伸びて差し切られ2着に終わってしまった。逆を言えばまともに走ればまだまだ伸びシロも多く、今後の成長次第では逆転も可能だろう。
藤原英氏『上を目指せる素質』
やはり競馬はブラッド・スポーツなのだろうか。父にディープインパクト、母はイタリアオークスなどを制したファイナルスコアでその初仔にあたるのがこのノーブルスコアだ。トレセン内でも雰囲気十分で、稽古も古馬に楽々と先着するなどかなりのポテンシャルを感じる1頭。管理する藤原英昭調教師も、『将来性を感じるし、大きい所を狙いたいね』とコメント。牝馬を扱わせれば現役でもトップクラスの福永祐一騎手が手綱を取る。
ノーブルスコア
母ファイナルスコアはイタリアのGⅠ馬でその初仔にあたるノーブルスコア。ノーザンファームの関係者も『この馬は桜花賞に出したい』と意気込む程に良い産駒が出た様である。血統馬らしく、品があり素軽そうな作りの馬体は如何にもキレそうな1頭。馬の育成には定評のある藤原英昭厩舎というのも強調材料で、少なくとも春までにある程度の頭角を現しているに違いない。馬体重は春の段階で422kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ファイナルスコア | ディラントーマス | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Lagrion | Diesis | ||
Wrap It Up | |||
Holy Moon | エルナンド | Niniski | |
Whakilyric | |||
Centinela | Caerleon | ||
New Generation |
兄弟馬
初仔
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母は海外G1馬で、エルナンドにディラントーマスと馴染みはあるがあまり血統構成で日本で見かけない血統、ディープインパクトがあうかあわないか母の繁殖能力がどれくらいか未知数な部分が大きく期待しつつもいきなり評価は難しい血統だろう。
前評判
『走りが常に前向きでバネを感じさせる動きですね。体幹がかなりしっかりしていてフットワークが綺麗。今でも十分ですが、それでもまだ伸びシロがありそうで更に期待しています。マイルくらいが合ってそうですね』とは育成スタッフのコメント。藤原英昭厩舎だけに馬がしっかり出来上がった段階でデビューさせるだろう。
馬名の意味
高貴な+母名の一部
単純なワードの組み合わせだが、得てしてこういったタイプの馬名が走りそうな予感。
2着:プールヴィル 牝3 (秋山真一郎)
3着:ノーブルスコア 牝3 (岩田康誠)
レースタイム:1:22.8(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.2