ニュージーランドトロフィー2019の結果

 

ニュージーランドトロフィー2019の動画

 

レース回顧

 
最内から好ダッシュを決めたワイドファラオが単騎逃げで楽に先手を取った道中。競りかける馬もおらず、前半3Fを36秒近いスローペースで進めて行くと、4コーナーでも持ったままの手応えで直線コースへ。直後を追走していたメイショウショウブが詰め寄るものの、貯金がたっぷりのワイドファラオが最後まで抜かせず鮮やかな逃げ切り勝ちで重賞初勝利を飾った。3着には大外からもの凄い脚で突っ込んだヴィッテルスバッハが入線。アガラスはもう少し直線長い方が良い。
 

勝ち馬ワイドファラオ

 
ワイドファラオ

ワイドファラオ

牡馬

父馬:ヘニーヒューズ
母馬:ワイドサファイア
母父:アグネスタキオン
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:フジワラファーム
馬主:幅田昌伸

通算成績:4戦2勝 (2-2-0-0)
主な戦績:ニュージーランドトロフィーなど
via google imghp
 
新馬戦から1戦毎に力を付けて来ている成長著しいワイドファラオ。今回は初重賞というメンバー構成だったが、スタート時点で2馬身近いアドバンテージを作り完全にレースの主導権を掌握。前半36秒近い流れで勝負を決め、直線では楽々と後続を突き放す強い内容だった。揉まれてどうかという点はまだ解消できていないが、楽にレースを進めればある程度重賞でもやれるポテンシャルはあるという事である。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎ヴィッテルスバッハ
〇アガラス
▲メイショウショウブ
ワイドファラオ
△アフランシール
カルリーノ
グラナタス
×ココフィーユ
ミッキーブラック
コスモカレンドゥラ
ショーヒデキラ
ホープフルサイン
 

馬連:想定11点:×不的中、三連単:想定216点:〇勝利

 
本命は負けて強しのヴィッテルスバッハ、対抗は人気通りアガラス。単穴は単勝10倍以下、連下は単勝20倍以下、紐は単勝40倍以下が理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:97.0 ※想定RR:96.1

 
                    
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 石川 坂入 大川 今中 田中 単勝オッズ
1 1 ワイドファラオ 56.0 内田博 100.0 1:34.2 × 10.8
2 3 メイショウショウブ 54.0 横山典 99.0 クビ 5.0
3 4 ヴィッテルスバッハ 56.0 戸崎 103.0 1.1/4 4.9
4 11 アガラス 56.0 Cルメ 96.5 1.1/4 2.4
5 6 ショーヒデキラ 56.0 野中 94.0 1.1/4 36.7
6 15 コスモカレンドゥラ 56.0 丹内 93.0 クビ 32.8
7 7 ココフィーユ 54.0 大野 93.0 クビ 27.6
8 2 アフランシール 54.0 田辺 96.5 アタマ 14.0
9 12 ミッキーブラック 56.0 松岡 94.0 クビ × 28.9
10 13 カルリーノ 56.0 石川 94.0 アタマ 17.9
11 14 グラナタス 56.0 三浦 94.0 クビ 18.7
12 5 ホープフルサイン 56.0 江田 94.0 クビ 38.0
13 10 ダイシンインディー 56.0 武藤 91.0 3/4 100.3
14 8 エリーバラード 54.0 武士沢 90.0 大差 241.5
--- 9 アンクルテイオウ 56.0 四位 --- 除外 ----


 

危険な人気馬結果 アガラス→4着(1人気)

 
結果として長く良い脚を使うアガラスにとって中山の競馬は向いていなかったのだろう。それに加えて、超スローペースの前残りという展開も凡走を後押し。力自体はあるだけに、非常にもったいないここ2戦の内容である。NHKマイルカップでは好走を期待したい。
 

穴馬予想結果 ショーヒデキラ→5着(11人気)

 
前走の好内容をしっかりと証明するかの様に、重賞でも掲示板に入ったショーヒデキラ。上がりも使えており、決してフロックでの走りではない事が目に見えて明らか。まだ重賞では勝ち切るイメージが湧かないまでも、行く行くはオープンクラスで戦えるのではないだろうか。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ④⑪-①②③⑦⑨⑫⑬⑭⑮ 不的中
単勝 1 1,080円 枠連 1-2 1,990円
複勝 1 310円 ワイド 1-3 820円
3 190円 1-4 990円
4 190円 3-4 510円
馬連 1-3 2,770円 馬単 1→3 5,650円
三連複 1-3-4 4,540円 三連単 1→3→4 29,230円


 

編集部の回顧

 
スローペースであり、レースレベルとしてはかなり低く感じる。回顧としてまずは1着ワイドファラオ、スローペースでうまく逃げ切った形。最後抜かれなかった点と体が増え成長を感じる点は良い。3着ヴィッテルスバッハは出遅れが響いたが最後の脚に能力の高さを改めて感じる。4着アガラスはスローペースで力を出せず。次東京なら巻き返しが効くが他だと少し厳しいか。東京向きの印象。(石川)
 
勝ったワイドファラオが上手いレース運びだった。絶妙な逃げに枠の利も生かしほぼ完璧ではなかったか。メイショウショウヴもやはり前々での競馬で上手いレース運びだった。終わってみれば内枠で決まり、アガラスは外枠が響いた結果になったか。(坂入)
 
GⅡとは思えないかなりレベルの低いレースだった。特筆することはないが、3着に入ったヴィッテルスバッハはかなり勿体無いレースだった。スタートが決まっていれば楽勝だった。それでも上の舞台では掲示板に入るかどうかのレベルだろう。(今中)
 
ヴィッテルスバッハはスタートが全てだったが強かったので本命としてはこれでまちがなかったし、単穴ワイドファラオもおさえれてたので結果的にそこまであれなかったが想定としてはトリガミだがよかったとおもう。(大川)
 
スタート時点でワイドファラオの好走は容易に想像できた1戦。道中も誰も動かず、明らかな前有利の展開でこれが本番に直結する事はあり得ないだろう。それでも、大外をブン回してとんでもない脚で突っ込んで来たヴィッテルスバッハくらいは警戒した存在と言える。アガラスは過信していたか。(田中)
 

ニュージーランドトロフィー2019の予想

 

◎アガラス

 
アガラス

アガラス

牡馬

父馬:ブラックタイド
母馬:ロッシェノワール
母父:ブラックホーク
所属:古賀慎明厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:4戦1勝 (1-2-0-1)
主な戦績:東京スポーツ杯2歳ステークス2着など
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年明けのきさらぎ賞は休み明けという事もあり、道中はクビを上げて折り合いを欠きっぱなしとなったアガラス。そういう意味で今回はひと叩きされた分ガス抜きも出来ているだろうし、何より関東圏の短い輸送も吉。その上、更に距離短縮されればレースはしやすくなる筈でそうなれば同馬の末脚が活かされるに違いない。能力は抜けているだけにまともなら。
 

○ヴィッテルスバッハ

 
ヴィッテルスバッハ

ヴィッテルスバッハ

牡馬

父馬:ルーラーシップ
母馬:ケイティーズジェム
母父:ディープインパクト
所属:池上昌和厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:4戦2勝(2-0-0-2)
主な戦績:3歳500万下など
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勝つ時は実に鮮やかな競馬を見せるヴィッテルスバッハ。一方で負ける時は惨敗を喫するピンかパーのキャラクターだろう。その内訳として、負けた時は全て関東圏外の輸送時に限られている。という事は、今回の中山なら何時も通りのパフォーマンスを引き出せると想定して対抗に挙げておきたい。ハマればアガラスよりも爆発力は上だ。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:96.1

 
アガラスが人気しているが前走の凡走を考えると信用できず、低いレベルで拮抗しており、もともと荒れやすいレースでもある事を考えるとほぼ全馬に可能性があり積極的に狙っていっていいレースだろう。
 
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 石川 坂入 大川 今中 田中 予想オッズ
1 ワイドファラオ 56.0 内田博 97.0 × 17.3
2 アフランシール 54.0 田辺 97.0 32.4
3 メイショウショウブ 54.0 横山典 94.0 4.9
4 ヴィッテルスバッハ 56.0 戸崎 103.0 6.5
5 ホープフルサイン 56.0 江田 90.0 56.5
6 ショーヒデキラ 56.0 野中 91.0 87.1
7 ココフィーユ 54.0 大野 90.0 15.2
8 エリーバラード 54.0 武士沢 90.0 119.4
9 アンクルテイオウ 56.0 四位 94.0 60.2
10 ダイシンインディー 56.0 武藤 91.0 98.5
11 アガラス 56.0 Cルメ 96.0 2.5
12 ミッキーブラック 56.0 松岡 94.0 × 9.8
13 カルリーノ 56.0 石川 94.0 12.2
14 グラナタス 56.0 三浦 94.0 9.7
15 コスモカレンドゥラ 56.0 丹内 90.0 18.8


 

危険な人気馬 アガラス(想定1人気)

 
前走のきさらぎ賞は道中の折り合いの欠きっぷりが半端なかったアガラス。今回で修正出来ていれば良いが、たかだか200mの距離短縮程度でどうこうなる様なものでもないイメージだ。あのまま終わって行くパターンの馬を何度も見て来ただけに、それに該当するようなら危険な存在。
 

穴馬予想 ショーヒデキラ(想定13人気)

 
勝利までに7戦を要したが、その最後の未勝利戦の勝ち方が実に優秀だったショーヒデキラ。前半34秒2のペースを先行集団の一角で追い掛け、直線でもしっかりと最後まで脚を使いマイル1分33秒7のタイムで完勝して見せた。時計だけならこのメンバーでも大威張りできる内容だけに、一発あっても不思議ではない。
 

編集部の見解

 
本命はアガラス、追い切りの動きもよく、状態は良く感じる。前走は馬場に泣いた形であり、今走の巻き返しに期待がもてる。全前走のパフォーマンスがとても素晴らしく、非常に評価できる。初の1600メートルになるが能力のある馬なのでしっかりと対応できるであろう。対抗はヴィッテルスバッハ、前走の内容がとても素晴らしい。東京なのでコースは違うがあの末脚は非常に魅力を感じる。中山での勝ちの実績もあり、コースへの対応はできると思うので楽しみな存在。(石川)
 
混戦な一戦。本命はアガラス。東スポ杯はニシノデイジーのタイム差なしの2着、前走はやや馬体に余裕あり、今回絞れていれば勝ち負けか。相手はメイショウショウブ。桜花賞を除外になりこちらへ回ってきたが、NHKマイルカップへ向けて権利を取りたいところ。マイペースの流れで前で運べれば力は出せる。鞍上の横山典弘騎手の手腕にも期待。(坂入)
 
アガラスが人気しているが前走負けすぎなので信用できないかといって他も重賞連対格の馬がいないので展開や騎手、仕上がりで順位変動めちゃめちゃありそうなので手広くアミをはるレースにしたがそれでも単穴以上の数は増やせないので難しいレースだなと。(大川)
 
◎アガラス、抜けた馬がいないので、消去法の本命。重賞で実績があるし鞍上もルメールに戻るので、前走より上積みは期待出来る。○ミッキーブラック、こちらも消去法。相性がいい関西馬で、中山得意の松岡騎手に期待。△カルリーノ、毎回安定した成績を残してくれる。相手強化の一戦だが相手なりに勝負出来る馬。(今中)
 
普通に走ればアガラス、その間隙を突けるならヴィッテルスバッハしか考えれらない。なので単穴は不要と判断。その代わり、連下にある程度拾える形で流しつつ中穴を期待したい。(田中)

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