京都大賞典直後
2019年10月6日 京都大賞典 芝2400m 京都競馬場
via www.youtube.com
好スタートからハナに立つダンビュライトの直後、インベタをスムーズに追走して行ったドレッドノータス。開幕週で前有利、内有利という中でのまさに理想的なレース運びとなった。絶好の手応えで4コーナーの下り坂を過ぎると、直線では前で粘るダンビュライトを楽々とかわし、最後は1馬身以上の差を付ける完勝の内容で重賞2勝目を獲得。11番人気の低評価を覆す激走で、3連単は100万円オーバーの大波乱を演出して見せた。坂井瑠星騎手は嬉しい、所属の矢作厩舎管理馬による重賞タイトル制覇。
ドレッドノータス
ディアデラノビア産駒で、サンデーサイレンス肌とは相性の良いハービンジャーの仔。1つ上に6勝をあげたサンマルティンがおり、やはりこの配合にはほぼ狂いが無い事は証明済み。本馬もデビューから2連勝で重賞制覇を達成している辺りからも窺い知れる。但し、その兄弟共に気性面で難がありいずれもセン馬となっている。母型の荒ぶる正確が良い方向に出ているからこその結果であり、その分長く競走成績を過ごす事が出来るというものだ。
血統構成
ハービンジャー | Dansili | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Hasill | Kahyasi | ||
Kerali | |||
Penang Pearl | Bering | Arctic Tern | |
Beaune | |||
Guapa | Shareef Dancer | ||
Sauceboat | |||
ディアデラノビア | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ポトリザリス | Potrillazo | Ahmad | |
Azalee | |||
Chaldee | Banner Sport | ||
Gevar |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:3.8pt
亜G1馬ポトリザリスが祖母だが重賞馬は母ディアデラノビアのみ。ディアデラノビアはシーザリオの同期でG1勝ちこそないものの地力は高かった。その産駒は母父SSで繁殖としても期待できたが期待以上に結果を出した。当馬含む重賞馬2頭、重賞2着馬2頭、それ以外の産駒でも3勝馬が2頭でデビュー済み兄弟は1頭以外勝ち上がっており超堅実な鉄板の母と言える。下兄弟も期待していいだろう。
前評判
何と言っても母ディアデラノビア産駒のアベレージが凄い。これまで2016年産駒までの8頭がデビュー済みで、内7頭が勝利し6頭が3勝以上をあげる実績を残している。紛れもない繁栄一族であり、近親にさしたる活躍馬がいない事からもディアデラノビアを中心に今後更に枝葉を広げて行く事だろう。とにかくハービンジャー×SS系の黄金配合は息の長い、タフな活躍をしてくれる素晴らしい相性を誇る。
馬名の意味
世界最大の恐竜名
恐れ知らずより、世界に名を馳せ突き進んで欲しいという想いでネーミング。
2着:ダンビュライト 牡5 (松若風馬)
3着:シルヴァンシャー 牡4 (浜中俊)
レースタイム:2:23.5(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.9