チャレンジカップ直後
2019年11月30日 チャレンジカップ 芝2000m 阪神競馬場
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スタートダッシュを決めて、押して前に行く姿勢を見せたトリオンフ。他馬を制して1コーナーへ入る前に隊列を決め切れたのが大きかっただろう。その後、早々にペースを落として1000m=61秒台の流れから前半はかなり楽に進められた1戦。余力たっぷりのまま4コーナーから徐々に加速し直線コースに入って行くと、後続を突き放して見事な二枚腰の走りでゴールへ一目散。最後は外から追い込んだロードマイウェイに差し切られてしまったものの、1年以上の実戦と考えれば非常に優秀な内容だっただろう。
チャレンジカップ直前
昨年の小倉記念を勝利した時点では秋のGⅠ戦線で主役を張れる存在だったトリオンフ。それだけ前走の走りにはインパクトがあり、本馬の強さを証明するだけの内容だった。そこから1年以上の時が経ち、再びターフに姿を現した本馬。いきなり快勝のパフォーマンスを見せても何ら驚きはしないが、ここは厩舎もびっしり仕上げる訳でもなく1戦は様子見というのが正解か。気性的に初戦から走れるタイプではある。
小倉記念直後
2018年08月05日 小倉記念 芝2000m 小倉競馬場
1着:トリオンフ セ4 (武豊)
2着:サトノクロニクル 牡4 (M.デムーロ)
3着:マウントゴールド 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:56.9(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:サトノクロニクル 牡4 (M.デムーロ)
3着:マウントゴールド 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:56.9(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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好スタートを決めたトリオンフだが、マウントゴールドを先に行かせて番手からの競馬。とは言え、ほぼぴったり併走する形で実質の逃げと言っても良いだろう。後続の動きは無視して、4コーナーから徐々に進出。直線入り口で単独先頭に立つと、逃げ粘るマウントゴールドをあっさり突き放し最後は2着に上がったサトノクロニクルを3馬身差を付けてV。タイムもレコードを記録、小倉記念としては2005年のメイショウカイドウ以来13年ぶりに1番人気馬の勝利となった。武豊騎手も『大きい所を狙える』と意気揚々のコメントを残している。
小倉記念直前
トリオンフに初騎乗となる武豊騎手は、コンビネーションの確認含めて追い切りで跨り同馬の感触を確かめた。騎乗後に『初めて乗ったけど乗り味が凄く良いね。レースに行っても乗りやすそう。小倉は得意みたいだし楽しみだね。巡って来たチャンスをしっかりとモノにしたい』と強い意気込みを語っていた。今回で重賞2勝目を飾れれば、堂々と秋のGⅠ戦線へ駒を進める事が出来るだろう。
鳴尾記念直後
2018年06月02日 鳴尾記念 芝2000m 阪神競馬場
1着:ストロングタイタン 牡5 (M.デムーロ)
2着:トリオンフ セ4 (C.ルメール)
3着:トリコロールブルー 牡4 (岩田康誠)
レースタイム:1:57.2(良)※レコード
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
2着:トリオンフ セ4 (C.ルメール)
3着:トリコロールブルー 牡4 (岩田康誠)
レースタイム:1:57.2(良)※レコード
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
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道中は安全圏の5番手外目を追走したトリオンフ。前半58秒2のハイペースを自ら潰しに行く競馬で直線入り口では早くも先頭へ。一旦は抜け出すものの、最内から伸びたストロングタイタンに半馬身かわされ無念の2着に終わった。とは言え、人気馬とそうでない馬との立ち回りの差で負けただけの話で実質1番強い競馬を見せたのは紛れもなくトリオンフだろう。1分57秒2のレコード駆けをされては致し方あるまい。秋以降の活躍に期待したい。
新潟大賞典直後
2018年05月06日 新潟大賞典 芝2000m 新潟競馬場
1着:スズカデヴィアス 牡7 (三浦皇成)
2着:ステイインシアトル 牡7 (秋山真一郎)
3着:ナスノセイカン 牡6 (丸山元気)
レースタイム:2:00.0(良)
レース上がり3ハロン:33.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
2着:ステイインシアトル 牡7 (秋山真一郎)
3着:ナスノセイカン 牡6 (丸山元気)
レースタイム:2:00.0(良)
レース上がり3ハロン:33.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
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スタートからいつもの先行集団外目を気持ちよさそうに追走するトリオンフ。流れは重賞にしてはスローペースとなり、前残りでおあつらえ向きの展開となった。しかし、鞍上の松田騎手が恒例の4コーナーで先頭に立って押し切る競馬に持って行かず、直線でのヨーイドンの形を選択。そうなってしまうと、自身も33秒0の脚は使えどその他の馬が切れで勝り伸び切れず4着に敗戦…早めのロングスパートをかけていれば恐らく1着争いには加われていただけに勿体無い走りに終わってしまった。
大阪杯直後
2018年04月01日 大阪杯 芝2000m 阪神競馬場
1着:スワーヴリチャード 牡4 (M.デムーロ)
2着:ペルシアンナイト 牡4 (福永祐一)
3着:アルアイン 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:58.2(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
2着:ペルシアンナイト 牡4 (福永祐一)
3着:アルアイン 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:58.2(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
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やや出負けし、外からサトノノブレスに進路を塞がれた為にあえなく後方からの追走となったトリオンフ。想定外の展開となったものの、向正面でスワーヴリチャードが上がって行った時に果敢に付いて行く積極的な競馬。4コーナーではむしろ先頭に立つ勢いで押し上がって行くものの、直線ではさすがに脚色が衰えてサトノダイヤモンドに差されての8着入線となった。しかし、一瞬でも夢を見させてくれた走りは今後更に期待が持てる内容だったと言える。秋以降の活躍が待ち遠しい。
小倉大賞典直後
2018年2月18日 小倉大賞典 芝1800m 小倉競馬場
1着:トリオンフ 牡4 (川田将雅)
2着:クインズミラーグロ 牝6 (丸田恭介)
3着:スズカデヴィアス 牡7 (吉田隼人)
レースタイム:1:46.1(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
2着:クインズミラーグロ 牝6 (丸田恭介)
3着:スズカデヴィアス 牡7 (吉田隼人)
レースタイム:1:46.1(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
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スタートを決めて道中は4~5番手を追走のトリオンフ。勝負どころで自ら動いて行って直線入り口では既に先頭のいつも競馬だ。そこから後続を突き放し見事に3連勝で初タイトルを獲得した。重賞初挑戦でこの競馬が出来るのだからやはり能力は相当なモノだろう。3歳の初めに去勢をしてからものの見事に馬が変わり急激に力を付けて来た印象だが、この勢いはまさに本物。続く大阪杯ももしかしたらもしかするかもしれない。
トリオンフ
2歳の夏時点で520kgもの馬格を誇っていたトリオンフ。それでいて初戦をあっさり完勝するのだから秘める身体能力は相当なものなのだろう。その後、気性面で難があり暫くは不振が続き陣営も3歳明けに去勢を決断。手術以降の成績を見れば成功かどうかは一目瞭然だろう。一気に頭角を現して、遂にタイトルが手に届く所までやってきている。タートルボウル産駒の代表産駒として今後の活躍を期待したい。
血統背景
タートルボウル | Dyhim Diamond | Night Shift | Northern Dancer |
Ciboulette | |||
Happy Landing | Homing | ||
Laughing Goddess | |||
Clara Bow | Top Ville | High Top | |
Sega Ville | |||
Kamiya | Kalamoun | ||
Shahinaaz | |||
メジロトンキニーズ | ダンスインザダーク | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ダンシングキイ | Nijinsky | ||
Key Partner | |||
メジロクロヒメ | モガミ | Lyphard | |
ノーラック | |||
メジロツシマ | バウンティアス | ||
メジロアイリス |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
メジロディレン、メジロマックイーンの母メジロオーロラの半姉メジロツシマの血統、こちらもGI2着馬メジロトーマスやメジロマーシャルをだしており全体的にスタミナ血統、一旦眠っていた血統がダンスインザダークというスタミナ血統で目覚めメジロトンキニーズという母をだした。母の産駒にこれまで活躍馬はいないのでタートルボウルというダート種牡馬の配合で血統背景からの強調材料は全くない。
前評判
新馬では4番人気ながら先行抜け出しからの快勝で能力の高さを早くから見せ付けている。騎乗した浜中俊騎手も『気性が幼くまだまだヤンチャですが、それでいてこの内容だから奥があって楽しみですね』とレース後にコメントしている。去勢でそのヤンチャを抜いた結果、高いパフォーマンスだけが残ったという事だろう。
馬名の意味
凱旋(フランス語)
凱旋門賞になぞらえての命名か。しかし、タートルボウル産駒でセール時に800万円程で購入した馬が大成するとは誰が考えられただろう。オーナーのKTレーシング、ネーミングセンスと共にあっぱれである。
2着:トリオンフ セ5 (岩田康誠)
3着:ブレステイキング 牡4 (R.ムーア)
レースタイム:1:59.1(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.8