3歳上2勝クラス直後
内枠から好ダッシュを見せてスンナリと先頭へ立ったトゥザフロンティア。幸い競りかける馬もおらず、前半の3ハロンを36秒台のスローペースで展開出来た1戦。余裕ある脚色で直線コースを迎えると、後続を突き放し悠々とゴールへ向かって行った。ラスト1Fで迫ったインテンスライトの追撃も半馬身届かず、トゥザフロンティアが待望の3勝目をあげた。
3歳上2勝クラス直前
前々走の江の島特別まで調子落ちを見せていたトゥザフロンティアだったが、一度立て直して臨んだ前走で復活の兆しを見せた。先行して直線半ばまで先頭を死守、最後はさすがに差されてしまったが重賞クラスのヴィッテルスバッハであれば致し方ない。現級をあっさり勝てるだけの潜在能力を持っているだけに、軌道に乗り直した今回はあっさりと2勝クラスを勝ち上がっておきたいところだ。
須磨特別直前
ブリンカー効果もあったのだろう、前走の500万下ではこれまでの勝ち切れない競馬から一変、2着に0秒3差を付けあっさりと2勝目を飾ったトゥザフロンティア。今回も同条件のコースで行われる須磨特別を狙い撃ち、川田将雅騎手を配して必勝態勢で昇級戦に挑む。良血馬は得てして、こういった勝利をキッカケにガラッと変わる事も多く、ある意味で今後を占う大事な1戦となるだろう。
3歳上500万下直後
レース展開は平均ペースながら息の入りにくい流れとなり、2番手から抜け出したトゥザフロンティア以外の先行勢は軒並み敗退している。2~3着は最速の上がりを叩き出したナンヨープランタンとアウステルリッツなのだから、それに1馬身以上の差を付けているトゥザフロンティアが如何に強かったかがお分かり頂けよう。全体として距離は長い方が脚も溜められている傾向にあり、今後は1800m以上の番組を中心に使われてい行くのではないだろうか。
3歳上500万下直後
2018年10月13日 3歳上500万下 芝1600m 京都競馬場
1着:エアアルマス 牡3 (松山弘平)
2着:トゥザフロンティア 牡3 (川田将雅)
3着:ヤマニンペダラーダ 牡4 (岡田祥嗣)
レースタイム:1:34.7(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:トゥザフロンティア 牡3 (川田将雅)
3着:ヤマニンペダラーダ 牡4 (岡田祥嗣)
レースタイム:1:34.7(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
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前走、道中は理想的なレース運びで進めたトゥザフロンティア。直線に入っていざ前を捉えにかかると最後までしっかり伸びて一時は先頭へ躍り出る。しかし、内からエアアルマスに一瞬の脚で差し切られ2着に敗退を喫してしまう。とは言え、相手は重賞でも人気を集める程の実力馬。このクラスならトゥザフロンティア自体も上位の能力だけに次こそは勝ち上がれるだろう。その時と同舞台、変わるのは鞍上がR.ムーアという事だ。
紫菊賞直後
2017年10月14日 紫菊賞 芝2000m 京都競馬場
1着:マイハートビート 牡2 (幸英明)
2着:トゥザフロンティア 牡2 (川田将雅)
3着:ドンアルゴス 牡2 (加藤祥太)
レースタイム:2:00.4(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
2着:トゥザフロンティア 牡2 (川田将雅)
3着:ドンアルゴス 牡2 (加藤祥太)
レースタイム:2:00.4(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
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行きっぷりも良く終始、先行集団の一角で追走したトゥザフロンティア。当時はまだロードカナロア産駒の距離適性が明らかになっていない分、2000mの実績に半信半疑な部分もあったがその後アーモンドアイなどの活躍によって中距離は余裕でこなせると判断。この時もマイハートビートに負けたものの、自らレースを動かして行ってのものだけに悲観する必要はゼロだ。骨折からの復帰だが、十分に乗り込まれ坂路で超抜の時計を叩きだしているので全く問題ないだろう。
芙蓉ステークス直後
2017年09月24日 芙蓉ステークス 芝2000m 中山競馬場
1着:サンリヴァル 牡2 (田辺裕信)
2着:ファストアプローチ 牡2 (蛯名正義)
3着:スターフィールド 牡2 (大野拓弥)
レースタイム:2:03.6(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
2着:ファストアプローチ 牡2 (蛯名正義)
3着:スターフィールド 牡2 (大野拓弥)
レースタイム:2:03.6(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
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普通に発馬を決めたトゥザフロンティアだが、大外枠から気持ち良く中団を追走。前半1000m64秒スローペースにもしっかりと折り合い、後は直線でどれだけ伸びるかに期待がかかった。しかし、前も全く止まらず結果として4コーナーの通過順で決着。直線でヨレては軌道修正をしながら走るトゥザフロンティアには苦しい展開となった。しかし、2000mでも十分に戦えるスタミナはある。ロードカナロア産駒の未来は想像以上に明るい。同馬自身も、クラス慣れした次走はもっと走って来る筈だ。
芙蓉ステークス直前
新馬戦でほとんど追えずにアッサリと差し切ったトゥザフロンティア。休養をしっかりと取って選んだ2戦目は中山競馬場で行われる芙蓉ステークスだ。ここを勝ち切ればオープン特別勝ちである程度の賞金を加算出来、今後のローテーションもかなり楽になる。馬がまだまだ若い同馬にとっては成長に合わせながらレース選び出来るメリットは大きく、今回は是が非でも勝っておきたい。鞍上に戸崎圭太騎手を迎え必勝態勢で臨む。
2歳新馬直後
2017年07月22日 2歳新馬 芝1600m 中京競馬場
1着:トゥザフロンティア 牡2 (D.ホワイト)
2着:アップファーレン 牝2 (福永祐一)
3着:ダンツセイケイ 牡2 (川又賢治)
レースタイム:1:36.8(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
2着:アップファーレン 牝2 (福永祐一)
3着:ダンツセイケイ 牡2 (川又賢治)
レースタイム:1:36.8(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
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当初は性格も大人しいという評価だったトゥザフロンティアだが、レースに行けばやはり血が騒いだのだろうか。池江泰寿調教師が『よく言えばオルフェーヴルみたいな“だだっ子”』と評した様に、言う事を聞かない一面も。最後のストレートでは内にササってホワイト騎手がまともに追う姿を一度も見ていないが、それでもスピードの違いからか前を行くアップファーレンを軽々と差し切ってゴールイン。レース後にホワイト騎手の口から『これだけ操縦出来なかったのに新馬戦を勝ったのは初めてだよ』と、苦笑いのコメントで最大の賞賛を受けた。走りから見ても距離は2000mくらいまでなら現時点では対応デキそう。
2歳新馬直前
日本競馬屈指の繁栄ファミリー、トゥザ一族より新たな大物候補が今週デビューする。POGランキングでも上位に顔を連ねるトゥザフロンティアだが、これまで活躍した兄弟はキングカメハメハ産駒一辺倒。今回は同系となるロードカナロアを配し、よりスピード面を強調した産駒となっているだろう。調教でも長い所を軽々とこなし好時計を連発している事からもキレがあるのは容易に想像出来る。後はクラシックを狙うに距離が課題となっているが、その面も『気性が素直で問題ない。ある程度はこなせると思う』と陣営も強気に語っていた。とにもかくにも、世代No.1である注目馬の初戦をとくと拝見しようではないか。
トゥザフロンティア
馬体を見る限り父系より母系のラインが出ている。全体的にコンパクトにまとまった馬体で、これまでの兄弟に比べると見栄えという点では余りしない。が、それ故に全ての面で融通が効きそうで気性的な面も問題なさそう。操縦性が高い=距離も想像以上に持ちそうな感じも受け、ロードカナロア産駒とは言え、クラシック戦線でも期待出来る産駒と成り得るかもしれない。馬体重は春の取材時点で499kg。
血統背景
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
トゥザヴィクトリー | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
フェアリードール | Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Dream Deal | Sharpen Up | ||
Likely Exchange |
兄弟馬
近親馬
血統評価:4.6pt
繁栄ファミリー、フェアリードールの本線、母父SSの貴重な繁殖牝馬。兄弟には名だたる活躍馬が名を連ねる母は、鉄板繁殖牝馬である。父が初年度のロードカナロアにかわるが、キングカメハメハで成功してきたので大丈夫だろう。ロードカナロアも繁栄ファミリー出身なので種牡馬としては安定して結果を出すはずなので初年度でも狙っていくべき1頭だろう。
前評判
『最初の頃は余り目立った仔でも無かったんですが、見る見る内に成長して来てトゥザヴィクトリーの産駒らしい雰囲気が出て来ました。既に1ハロン14秒台もやっていますが、乗り手に従順で良いフットワークをしています。あと少し走る事に前向きになってくれれば文句ありませんね』との事。夏競馬中にデビューする事が濃厚。
馬名の意味
未来を切り拓く
母名より連想。母の産駒お馴染み“トゥザ◯◯”シリーズ。やはりこの一族はこうでなくてはなるまい。
2着:インテンスライト 牡3 (菊沢一樹)
3着:コスモヨハネ 牡7 (柴田大知)
レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.6