ヴィクトリアマイル直前

 
伸び鋭く期待が大きいデンコウアンジュ

伸び鋭く期待が大きいデンコウアンジュ

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影の実力馬が一気に覚醒した様子。数年ぶりの美酒を浴び、その味に酔いしれたデンコウアンジュが一気にGⅠタイトルまで欲している。そう思わせるくらいに良い動きで追い切りを済ませ、臨戦態勢は完璧なものとなった。鞍上には引き続きベテランの柴田善臣騎手が乗るが、前走の走りが出来れば十分にチャンスがあるとは手応えで感じているだろう。いぶし銀のコンビが上位人気勢を打ち負かす様なシーンがあれば非常に面白い。
 

福島牝馬ステークス直後

 

2019年4月20日 福島牝馬ステークス 芝1800m 福島競馬場

1着:デンコウアンジュ 牝6 (柴田善臣)
2着:フローレスマジック 牝5 (石橋脩)
3着:ダノングレース 牝4 (蛯名正義)

レースタイム:1:48.1(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
スタートから控えて後方待機のレース運びに徹したデンコウアンジュ。ペース云々よりも馬のリズムを優先した形で、前半は鞍上の思惑通りの展開となっただろう3コーナー辺りから最後方にいたダノングレースが外目を上がって行く時もまだ動かず、4コーナーで前がバテて来た時にグッと進出。勢いに乗せて外目に持ち出すと、最後は一気に突き抜けて後続に2馬身以上の差を付ける圧勝劇を飾った。2015年のアルテミスステークス以来となる2つ目の重賞制覇。ヴィクトリアマイルに向けて良い形で駒を進める事が出来そうだ。
 

福島牝馬ステークス直前

 
グッと重心の低いフォームで駆け抜けるデンコウアンジュ

グッと重心の低いフォームで駆け抜けるデンコウアンジュ

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CWコースで追われたデンコウアンジュは申し分のない動きで加速。助手も仕上がりには満足の行く状態で、後はレースで力を出し切るのみ。どうしても後方からの競馬を余儀なくされる同馬だが、福島牝馬ステークスは昨年もそうだった様に走りやすそうに前へ取り付けるのが良い。4コーナーから加速して行くコース形態も向いており、ここは一気の捲りで2歳時のアルテミスステークス以来の勝利を飾りたい。
 

ターコイズステークス直後

 

2018年12月15日 ターコイズステークス 芝1600m 中山競馬場

1着:ミスパンテール 牝4 (横山典弘)
2着:リバティハイツ 牝3 (北村友一)
3着:デンコウアンジュ 牝5 (柴田善臣)

レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
 
まさに“道中死んだふり”というのはこういう競馬を言うのだろう。最後方追走から直線で馬群の中に突っ込んだデンコウアンジュは、インをスルスルと縫う様にして猛然と追い込み、最後は逃げ粘るフロンテアクイーンをゴール寸前で差し切って3着に入った。昨年のヴィクトリアマイルと言い、二桁人気での爆走で大万馬券を演出する同馬。常に警戒しておかなくてはいけないのだが、それでも忘れた頃にズドンと走って来る厄介な穴馬である。
 

プロフィール

 
デンコウアンジュ

デンコウアンジュ

牝馬

父馬:メイショウサムソン
母馬:デンコウラッキー
母父:マリエンバード
所属:荒川義之厩舎(栗東)
生産:磯野牧場
馬主:田中康弘

通算成績:27戦3勝(3-1-3-20)
主な戦績:アルテミスステークス、ヴィクトリアマイル2着など
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デビュー3戦目のアルテミスステークスでは、後のGⅠ2勝馬メジャーエンブレムを最速の上がりで差し切っているデンコウアンジュ。ハマった時の末脚はGⅠクラスの爆発力があり、その後のヴィクトリアマイルでも2着入線を果たすなど不安定ながら強い競馬を見せている。展開や条件に左右される面はあるが、逆にその分いつも人気を集めていない存在だけに上手くパターンを見極めて好走のタイミングを掴みたい1頭。
 

血統背景

 
メイショウサムソン オペラハウス Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Colorspin High Top
Reprocolor
マイヴィヴィアン ダンシングブレーヴ Lyphard
Navajo Princess
ウイルプリンセス サンプリンス
エール
デンコウラッキー マリエンバード Caerleon Nijinsky
Foreseer
マリエンバド Darshaan
Marie de Fontenoy
メイショウユリヒメ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
トウホーダイヤ パーソロン
ハードミドリ


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
兄弟や一族に実績馬はおらずマイナー血統の当たり馬という印象。強調点をあげるなら血統内にサインデーサイレンスが入っているくらいだろう。
 

前評判

 
母デンコウラッキーは現役時代1勝で終わっており、父マリエンバードと地味な血統。そこにメイショウサムソンが配合されてさすがに新馬から期待出来る想像は全く湧かなかった。が、折返しの未勝利から連勝でいきなりアルテミスステークスを制覇。しかも、配合的にキレるイメージが無いのにも関わらず、競馬では上がり最速を何度も叩き出す瞬発力型。ある種の突然変異で能力が高まった産駒としか言い様が無い。
 

馬名の意味

 

冠名+天使(フランス語)

 
これぞ競走馬、という様な名前の組み合わせで古風な印象。

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