レパードステークス直後
2019年8月4日 レパードステークス ダート1800m 新潟競馬場
via www.youtube.com
まずまずのスタートから、道中は先行集団の1列後ろでインを追走したデルマルーヴル。それでも前はかなり競り合ってペースも速く、ある程度脚を小出しにしながらのレース展開となった1戦だ。勝負どころで早めに上がって行くと、直線では上手くスペースを見つけて早め先頭に。そのまま押し切るかに見えたが、外からハヤヤッコに差し切られて無念の2着に終わってしまった。それでも先行勢の中では最上位、さすがの内容で評価して良い1戦だっただろう。
レパードステークス直前
今回のメンバーを見渡す限り、デルマルーヴル以外で重賞実績があるのはヴァイトブリックの兵庫チャンピオンシップ2着くらいなもの。そう考えると、GⅠ2着2回に海外遠征でも4着とさすがに格が違い過ぎる。条件馬の中にオープンでバリバリ戦っている馬が入った様なものなのだから、これはあっさりと勝ち切ってもらいたいところ。前走のパフォーマンスを出せば普通に結果は付いて来そうなものだが、3歳戦だけに注意も必要か。
デルマルーヴル
祖母サバナパディーダはGⅠ勝ちこそ無いものの、現役時代に10勝をあげた海外の活躍馬。母系の底力は言うまでもなく、母カリビアンロマンスの未勝利がそこで相殺できるレベルではある。単純に、パイロの種牡馬としての資質がそこに掛け合わさってダートでの実績馬が誕生したという様なイメージだろう。上のクラスに行けば行くほど勝ち切れないキャラクターが形成されつつあるが、そこは恐らくコマンズの肌が勝負弱さを助長してしまっているのか。
血統構成
パイロ | Pulpit | A.P. Indy | Seattle Slew |
Weekend Surprise | |||
Preach | Mr.Prospector | ||
Narrate | |||
Wild Vision | Wild Again | Icecapade | |
Bushel-n-Peck | |||
Carol's Wonder | Pass the Tab | ||
Carols Christmas | |||
カリビアンロマンス | コマンズ | デインヒル | Danzig |
Razyana | |||
Cotehele House | My Swanee | ||
Eight Carat | |||
サバナパディーダ | Cape Cross | Green Desert | |
Park Appeal | |||
Capriola | Mr.Prospector | ||
High Point Lady |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
祖母サバナパディーダはミスプロ×ケープクロスと良血のわりに配合された種牡馬のランクが低くその後、ステイゴールドでカリビアンゴールドを出している通り期待出来るファミリーといえる。ただ当馬の母となるとコマンズ産駒で唯一ダンジグの18.75インブリードがある点は評価できるが繁殖としてはそれがそのままいきるわけではないので母父コマンズだと魅力としてはかなりさがる。そこにパイロと2世同士の配合って感じだろう。それでも当馬を出しているあたりもっと種牡馬強化してみても面白いのかもしれない。
前評判
セレクトセールで1300万円落札、パイロ産駒という点で考えれば高い値付けにも思えるがセールの規模感では安い買い物。これでGⅠを狙えるのならかなりお買い得な競走馬だったのだろう。ダートで怪我さえ無ければ息も長いだろうし、恐らく重賞の1つや2つは朝飯前か。地方のダートでパフォーマンスを上げているというポイントも、交流重賞で無双しそうな雰囲気はある。本格化すれば面白い。
馬名の意味
冠名+フランスの観光名所
響きから来るネーミングだろう。
2着:デルマルーヴル 牡3 (吉田隼人)
3着:トイガー 牡3 (宮崎北斗)
レースタイム:1:51.3(良)
レース上がり3ハロン:38.6
勝ち馬上がり3ハロン:37.8