後方待機も不発の大舞台
2018年04月08日 桜花賞 芝1600m 阪神競馬場
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桜花賞でスタートは五分も、敢えて手綱を絞って最後方まで下げたデルニエオール。池添謙一騎手らしく腹を括った騎乗で一か八かの勝負に出たのだろう。結局は直線大外に出すも、前のアーモンドアイに突き放され自身もジリジリ伸びての13着。さすがにまだ地力不足といった所だが、それでもクラシックの晴れ舞台に出走出来た事自体が素晴らしい。敗戦から素早く頭を切り替え、秋の活躍に向けて自己条件の相模湖特別で3勝目を狙う。得意の1400mは3戦2勝。
前を捉えに行く積極的な競馬
2018年03月11日 フィリーズレビュー 芝1400m 阪神競馬場
1着:リバティハイツ 牝3 (北村友一)
2着:アンコールプリュ 牝3 (藤岡康太)
3着:デルニエオール 牝3 (岩田康誠)
レースタイム:1:21.5(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
2着:アンコールプリュ 牝3 (藤岡康太)
3着:デルニエオール 牝3 (岩田康誠)
レースタイム:1:21.5(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
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やや速めのペースで進んだレース、先行勢の直後をピッタリとマークし直線で上手く進路を確保。先に抜け出したアルモニカを捕まえたと思った瞬間に、外から追い込んだリバティハイツに差し切られてしまった。2着アンコールプリュにもかわされ、最後は内から猛然と追い込んで来たアンヴァルとの争いを制し何とか桜花賞の権利をゲット。そういう点ではやはり持って生まれたツキがあるのだろう。
クラシック戦線に乗る為には勝っておきたい
前走の新馬戦を快勝、偉大な兄弟たちに追いつけ追い越せの精神でいざ2戦目に選んだのは牝馬限定戦の白菊賞。馬体重が400kg強と例に漏れず小柄なだけに余り使い詰め出来ない事を考えれば、ここは落とさずと勝ち上がって賞金を積み重ねておきたい。1つでも取りこぼすと無理なローテーションを組まないといけなくなる為、陣営は必勝の意気込みだろう。主戦となる池添謙一騎手がジャパンカップで遠征の為、代打騎乗で厩舎御用達のホープ松山弘平騎手の手腕に託す事となる。
池添騎手『緊張した』
2017年09月10日 2歳新馬 芝1400m 阪神競馬場
1着:デルニエオール 牝2 (池添謙一)
2着:ピエナミント 牝2 (秋山真一郎)
3着:ホウオウサンドラ 牝2 (藤岡康太)
レースタイム:1:23.2(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
2着:ピエナミント 牝2 (秋山真一郎)
3着:ホウオウサンドラ 牝2 (藤岡康太)
レースタイム:1:23.2(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
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少し出負け気味から追っ付けて先行集団に取り付いたデルニエオール。スピードを付け過ぎたか抑えた所で頭を上げ出したものの、喧嘩する所まで行かずそのまま直線コースへ。外に進路を向けると弾かれる様にして伸び先頭へ立ち、内外から迫った後続を振り切って難なく初戦を白星デビュー。走りはオルフェーヴルに瓜二つで、今後が非常に楽しみな1頭だ。鞍上の池添謙一騎手も一族の主戦を務めたが、最後の産駒だけあって騎乗後には『さすがに緊張しましたね』と安堵の表情を浮かべていた。しかし、馬体重は408kgとかなり小柄で馬格の面が気掛かりではある。
兄弟にソックリの見た目
遂にこの黄金配合も最後の世代となってしまった。ステイゴールド産駒の象徴とも呼ぶべきオリエンタルアート一族。ドリームジャーニーとオルフェーヴルの2頭を輩出した実績はさることながら、その2頭を管理した池江泰寿調教師が並々ならぬ期待を寄せるのがこのデルニエオールだ。レース前のコメントなどからは、むしろこれまでの中でも1番に近いくらいに評価している感じも見受けられる。もしかすると、兄達を超える様なとてつもないバケモノの可能性も??
デルニエオール
この一族らしく小柄に出た様だが、画像ではそうとも感じさせない馬体。まだまだ成長期ではあるものの、如何にもバネの強そうなトモの盛り具合や立ち姿の雰囲気など上々の作りと言える。全兄の事を考えればなかなかハードルが高いものの、それでも関係者内では評判が高く期待度が日に日に増す1頭だ。馬体重は春の取材時点で412kg。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
オリエンタルアート | メジロマックイーン | メジロティターン | メジロアサマ |
シエリル | |||
メジロオーロラ | リマンド | ||
メジロアイリス | |||
エレクトロアート | ノーザンテースト | Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
グランマスティーヴンス | Lt.Stevens | ||
Dhow |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:3.8pt
2頭の偉大なグランプリホース、更には同配合のゴールドシップが成功した事で完全に黄金配合として認知されたステイゴールド×メジロマックイーン。全兄2頭の活躍が目につくが全姉2頭はふるっておらず黄金配合も現時点では牡馬限定感がある。ファミリー的には強調材料はないが黄金配合の魅力だけでも十分な魅力ではある。
前評判
『厩舎の“エース”的存在です。動きがとにかく素晴らしいですし、手先は軽いんですがその中に力強さも備わっています。どれだけやってもバテませんし、心肺機能が相当高いんじゃないでしょうか。兄たちとは違い気性面も大人しいですし、現状では何の文句もありませんね』との事。偉大な兄弟と比較して手放しでここまで評価出来るという事自体が凄い。牝馬版オルフェーヴルの誕生か??
馬名の意味
最後の金(フランス語)
母オリエンタルアート最後の産駒から連想。サンデーレーシングのハイセンスさは今年も健在だ。
2着:ラッキーライラック 牝3 (石橋脩)
3着:リリーノーブル 牝3 (川田将雅)
レースタイム:1:33.1(良)※レコード
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.2