矢作厩舎期待のエース候補
前走の未勝利戦は逃げて好タイムでの圧勝、やはり一族の血が脈々と受け継がれているのをまざまざと証明して見せた。まだ気性が勝っている若駒の間は気分良く行かせた方が良いのだろう。兄と同じ戦法で結果を出した以上は今回の青葉賞でもきっちりと先手を取ってもらいたい所。もしディープインラヴが勝利すればクラブ創設1年目で重賞制覇という快挙達成にもなる。ある意味でワラウカド、ひいてはパカパカファームの運命を握る1頭と言って良いのかもしれない。週末の走りに是非ご注目頂きたい。
クラブ初勝利は縁のある馬から
2018年03月11日 3歳未勝利 芝2200m 阪神競馬場
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内枠から押し出される様にして先頭に立ったディープインラヴ。早めに外からプレッシャーを掛けられるなど道中も決して楽ではなかったが、直線に向くと見る見るうちに後続を突き放して馬なりのまま2着ラストクルセイドに9馬身差をつける圧勝劇で初勝利を飾った。ディープブリランテ同様、頭から行き切った競馬の方が能力が発揮されるのだろう。その一族を生み出したパカパカファームが運営するワラウカドにとってもこれがクラブの記念すべき1勝目となったのは決して偶然では無い。
ワラウカドの初勝利となるか!?
昨年発足した共同オーナーズクラブのワラウカド。ディープブリランテやクラリティスカイを生産したパカパカファームが独自で運営を始めた組織(馬主表記はフクキタル)だが、その記念すべき第一陣のディープインラヴが初出走となった。これは歴史的な1ページであり、募集総額9000万円の高額馬だけにクラブ側としても是が非でも結果を残したい所だろう。管理する矢作調教師も『兄より動きは素軽いよ』と期待出来るコメントを残している。
ディープインラヴ
他メディアの画像を見る限り、厳しい評価となるが見栄えは最悪。馬体のバランスが悪く、とても走って来そうなイメージが湧かない。それでも、全兄がダービー馬のディープブリランテ。走る馬というのは急激に馬が変わるケースも多く、そういう意味ではまだ決め付けも出来ないのが事実。実際、リーディング筆頭の矢作芳人調教師が管理するあたり、そうそうな駄馬にはならないだろう。馬体重は春の取材時点で472kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ラヴアンドバブルズ | Loup Sauvage | Riverman | Never Bend |
River Lady | |||
Louveterie | Nureyev | ||
Lupe | |||
バブルドリーム | Akarad | Labus | |
Licata | |||
バブルプロスペクター | Miswaki | ||
バブルカンパニー |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.9pt
全兄にダービー馬がいるものの兄弟の安定感はあまりない、ファミリーとしては、日本実績は十分でファミリー牝馬にSS系種牡馬で結果が出ているので可能性は十分あるが安定感にかけるので評価としては普通だろう。
前評判
育成を担当する関係者は、『血統に値する馬体で今のところは文句ありませんね。ディープ産駒らしいしなやかさ、素軽さがあって軸もしっかりしています。まだ余り強い負荷をかけていませんが、これから更に良化して来ると思います』との事。生産元のパカパカファームが立ち上げた一口馬主クラブ“フクキタル”の一番馬だ。
馬名の意味
凄く恋してる
父名、母名より連想しての命名。ありそうでなかった馬名でフクキタルのセンスは良し。
2着:ラストクルセイド 牡3 (浜中俊)
3着:クアトレフォイル 牡3 (藤岡康太)
レースタイム:2:13.3(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9