ターコイズステークス直前
そろそろ重賞で結果を残したいディメンシオン。3走前の関屋記念ではミッキーグローリーなど相手に0秒1差の競馬を見せている様に、牡馬相手でも勝ち負けを演じている。牝馬限定戦ならあっさり勝ち切るシーンまであって良く、今回は鞍上にO.マーフィー騎手を配して必勝態勢を敷いている。前に行きたい馬が多く先行激化も望める1戦、その決め脚が炸裂する可能性は大いに高い。
府中牝馬ステークス直後
2019年10月14日 府中牝馬ステークス 芝1800m 東京競馬場
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内々からの競馬で道中は馬群の中に押し込まれるディメンシオン。セーブしながらの追走となり、抑え込むロスなどから下手にスタミナも削ってしまっていたのだろう。直線に向いてもスカッと前は開かずジワジワと脚を伸ばし最後までそのままの走り。今回は前走の様にハマる様な展開ではなかった以上、結果も馬券に絡めるまでには至らなかった。やはり騎手の腕も含めて今回は少々力不足だった印象か。
府中牝馬ステークス直前
重賞戦線に乗ってから結果を出しきれないでいるディメンシオン。しかし、前走の京成杯オータムハンデキャップではようやく連に絡む活躍を見せてクラスにも慣れて来たのだろう。とは言え、今回はGⅠクラスが何頭も揃った骨太のメンバー。別定戦という事もあり楽な条件ではないが、立ち回り次第ではまた上位争いを演出出来る可能性は十分。重馬場で好走の実績はあるものの、当時は500万下での1戦。実際の適正とは別に能力で押し切っているに違いなく、本当にこなせるかはまだ未知数ではある。
京成杯オータムハンデ直後
2019年9月8日 京成杯オータムハンデキャップ 芝1600m 中山競馬場
1着:トロワゼトワル 牝4 (横山典弘騎手)
2着:ディメンシオン 牝5 (北村宏司)
3着:ジャンダルム 牡4 (藤井勘一郎)
レースタイム:1:30.3R(良)※日本レコード
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
2着:ディメンシオン 牝5 (北村宏司)
3着:ジャンダルム 牡4 (藤井勘一郎)
レースタイム:1:30.3R(良)※日本レコード
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
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スタートはまずまずも二の脚を使って前に取り付けて前半を進めたディメンシオン。大きく前で逃げたトロワゼトワルから離れる事5馬身以上の差のまま4コーナーへ。内のジャンダルムが仕掛けると同時にディメンシオンも動き出して直線コースに入って行った。開幕週で止まらない馬場もあり、前を捉える事は出来なかったが、後続に一度もかわさせず2着に入った事は評価したい内容だっただろう。牝馬限定戦ならもっとやれる。
京成杯オータムハンデ直前
初重賞挑戦となった昨年末のターコイズステークスから3戦して僅差の敗戦を繰り返しているディメンシオン。着順程は大きく負けておらず、展開次第では馬券に絡めるレベルの走りを見せているのは間違いない。今回、ハンデ戦で53kgと斤量に恵まれた分で浮上の余地は大きい。後方一辺倒の競馬では無く、スタート次第では先行策も打てるだけに乗り替わりの北村宏司騎手が新味を出してくれる事に期待したい。
関屋記念直後
2019年8月11日 関屋記念 芝1600m 新潟競馬場
1着:ミッキーグローリー 牡6 (C.ルメール)
2着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
3着:ソーグリッタリング 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:32.1(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.2
2着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
3着:ソーグリッタリング 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:32.1(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.2
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道中はやや控える形で隊列の中団にポジションを構えたディメンシオン。好走パターンにハマる理想的な展開の中、末脚をじっくり温存して外目を追走した道中。直線に入って前が動いて行くと、そこから一気に追い出してグングン加速。前を捉える勢いだったが、最後はさすがに歴戦の重賞馬達が壁となった差しきれず4着に敗退となった。とは言え、良い内容だっただけに次に繋がる1戦だっただろう。
ターコイズステークス直後
2018年12月15日 ターコイズステークス 芝1600m 中山競馬場
1着:ミスパンテール 牝4 (横山典弘)
2着:リバティハイツ 牝3 (北村友一)
3着:デンコウアンジュ 牝5 (柴田善臣)
レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
2着:リバティハイツ 牝3 (北村友一)
3着:デンコウアンジュ 牝5 (柴田善臣)
レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
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良血馬で3連勝中、福永騎手騎乗という事もありその他の重賞馬を押しのけて3番人気に支持されたディメンシオン。人気先行かと思われたが、レースでは実に堂々たる競馬で上位争いに加わる走りを見せた。最後はやや詰めが甘くなってしまったものの、初めての重賞挑戦という事を考えれば合格点のパフォーマンスと言える。来年以降は更に成長した姿で、牝馬戦線の主役に駆け上がって行くだろう。
トルマリンステークス直後
2018年10月20日 トルマリンステークス 芝1800m 京都競馬場
1着:ディメンシオン 牝4 (浜中俊)
2着:ブラックスビーチ 牝4 (藤岡佑介)
3着:アッフィラート 牝5 (岩田康誠)
レースタイム:1:46.4(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
2着:ブラックスビーチ 牝4 (藤岡佑介)
3着:アッフィラート 牝5 (岩田康誠)
レースタイム:1:46.4(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
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前半はやや行きたがる面を見せるも、ペースが速い事もあってかすぐに折り合いが付いたディメンシオン。道中は離れた中団でレースを進め、前との差を徐々に縮めて行った。直線では外目からグングン加速し、番手から抜け出したブラックスビーチをあっさりとかわして一気に突き抜ける強い競馬で3連勝を達成。初の1600万クラスの1戦でも難なく差し切る走りはまさに本格化の証明だろう。この内容なら、むしろ距離短縮となるターコイズステークスの方が更にキレる。
ディメンシオン
全兄に青葉賞2着のエタンダールがいる血統。そのエタンダールは中長距離で活躍したが、牝馬に変わり気性面の影響で短距離を中心にキレ味鋭い末脚で快進撃を続けているディメンシオン。ある意味でディープインパクト産駒らしいタイプの1頭、母父モンジューの気配は微塵も感じさせない。広尾レース所属馬から大物候補が現れたのは何よりだろう。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ミスペンバリー | モンジュー | Sadler's Wells | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
Floripedes | Top Ville | ||
Toute Cy | |||
Stitching | ハイエステイト | Shirley Heights | |
Regal Beauty | |||
Itching | Thatching | ||
Alligatrix |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
一族としては日本実績はないものの海外実績は豊富な一族出身で種牡馬の重ねはよわいものの繁栄一族のディープインパクト産駒として、兄も重賞入線もあり期待していい血統だろう。可能性は十分あっただけに当馬の活躍にも納得だろう。
前評判
全兄エタンダールがダービー出走しているという付加価値含め、広尾レースで4800万円の募集額はなかなかの高評価。実際、ディープインパクト×モンジューの相性は悪くない印象で、相互的に欠点を補い合えている産駒のイメージが強い。但し、この兄妹の様に牡馬と牝馬で丸っきり適性や走りが変わって来るのも非常に面白い傾向だろう。
馬名の意味
次元(フランス語)
父の様な異次元の走りを願ってネーミング。
2着:フロンテアクイーン 牝6 (津村明秀)
3着:ラッキーライラック 牝4 (石橋脩)
レースタイム:1:44.5(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.2