ラジオNIKKEI賞直前
前走後のアクシデントは一切気にしなくて良い様子のディキシーナイト。逆に良い休養が馬に活気を出させ、ラジオNIKKEI賞前の追い切りでは水曜の一番時計をマークする程。馬自体の調子は確実に上向きで、前走のスプリングステークス以上の状態だろう。器用で先行できる脚質はまさに福島向きの1頭、石橋脩騎手も間違いなく一発を狙って来る筈だ。
スプリングステークス直後
2019年3月17日 スプリングステークス 芝1800m 中山競馬場
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前の先行集団に付いて行く形でレースを進めたディキシーナイト。道中も上手く折り合いを付けて理想的な運びとなったが、決め手に欠ける分4コーナーで先に出して行く形となった。直線では早め先頭に立つも、外からエメラルファイトやファンタジストに差される中、最後まで必死に食らい付く形で3着に入線。距離のメドもたち、皐月賞への出走権利を獲得した。これで皐月賞かNHKマイルカップへの両睨みで調整を進める事となる。
2歳未勝利直後
2018年09月09日 2歳未勝利 芝2000m 中山競馬場
1着:ディキシーナイト 牡2 (C.ルメール)
2着:レオンドーロ 牝2 (柴田大知)
3着:ニシノイタダキ 牡2 (大野拓弥)
レースタイム:2:02.2(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:レオンドーロ 牝2 (柴田大知)
3着:ニシノイタダキ 牡2 (大野拓弥)
レースタイム:2:02.2(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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大きく立ち遅れるも少頭数で焦る事なく後方追走となったディキシーナイト。前半62秒のスローペースも自分のタイミングで押し上げて行く余裕の走り、直線外に持ち出すとレオンドーロを軽々と差し切って単勝1.2倍の支持に応える勝利。3着以下には7馬身以上の差を付けている事からも能力の高さが窺い知れる。新馬戦で負けたのは大物牝馬のアフランシール。ディキシーナイト自体も十分重賞で戦えそうな好素材なのは間違いないだろう。
ディキシーナイト
2歳戦から活躍したダローネガを全兄に持つディキシーナイト。しかし、その上とは違ってダイワメジャー産駒の様な筋骨隆々タイプではない。走りを見てもしなやかなフットワークでキレもあり、その分距離の融通性もありそう。3歳の春までなら中距離まではこなせるイメージで良いだろう。同世代のグレイシア同様に、“ダイワメジャー×ホワイトマズル”は即戦力となり得る好相性の配合だ。
血統背景
ダイワメジャー | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
スカーレットブーケ | ノーザンテースト | Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
スカーレットインク | Crimson Satan | ||
Consentida | |||
カメリアローズ | ホワイトマズル | ダンシングブレーヴ | Lyphard |
Navajo Princess | |||
Fair of the Furze | Ela-Mana-Mou | ||
Autocratic | |||
カプリコーン | キタノカチドキ | テスコボーイ | |
ライトフレーム | |||
スキャッタリング | Busted | ||
Mwanza |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.4pt
血統構成が古いしファミリーに日本実績馬もいない、全兄にダローネガがいるが他兄弟が走っていないので強調材料としては弱い。
前評判
母母の父にキタノカチドキがいる日本古来の由緒ある血統。そこへホワイトマズル→ダイワメジャーと社台系の馬を配合し出来たのがこのディキシーナイトだ。とは言え、前例にダローネガという成功例もあったのである程度の見込みは立つ産駒だろう。新馬戦でもアフランシール相手に1番人気の支持を受けており素材としては早くも完成形に近いタイプ。少しかための動きも3歳春までは能力の担保だけで十分に活躍出来る筈だ。
馬名の意味
椿の品種名
鮮やかな大輪の花を咲かせて欲しいとの想いでネーミング。母、父名より連想。
2着:ファンタジスト 牡3 (武豊)
3着:ディキシーナイト 牡3 (石橋脩)
レースタイム:1:47.8(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.9