スプリンターズステークス直後
2019年9月29日 スプリンターズステークス 芝1200m 中山競馬場
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いつもの通りのレース運びで前半は先行集団の一角に付けたディアンドル。しかし、途中から鞍上が押しても上がって行かずジワジワとポジションを下げて行ってしまう流れに。気が付けば4コーナーではインの10番手まで後退しており、そこからは惰性で脚を使ってゴールするだけ。力を出しきれないまま13着に敗れてしまった。まだ3歳でこれからの1頭、今回の1戦を経験とし来春の大舞台では思う存分に暴れて欲しい。キャリア初の連対を逃してしまった。
スプリンターズステークス直前
これまで一貫して1200mに使われて来て7戦全連対と完璧な実績を誇るディアンドル。特に中山コースは2戦2勝の相性を誇る絶好の舞台となる。レースセンスの良さとその先行力から安定した走りを見せるのはさすがで、古馬と初対戦だった前走の走りから見てもここで急にパフォーマンスが落ちるという事は考えられない。スタートさえまともに出れれば、3~4番手でスムーズに追走して直線で抜け出すパターンの走りは容易に想像が付く。後は他馬との力関係だけだが、53kgなら無様な競馬にはならないだろう。
北九州記念直後
2019年8月18日 北九州記念 芝1200m 小倉競馬場
1着:ダイメイプリンセス 牝6 (秋山真一郎)
2着:ディアンドル 牝3 (北村友一)
3着:アンヴァル 牝4 (藤岡康太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:ディアンドル 牝3 (北村友一)
3着:アンヴァル 牝4 (藤岡康太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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まさにレースセンスの塊の様なディアンドル。先行策から逃げ馬がやり合っているのを見る様にしてスッとその1列後ろを追走。直線に入ってインで一瞬開いたスペースにスッと入り込むと、そこから弾かれる様にして先頭へ。モズスーパーフレアを競り落として勝利目前の所まで行ったものの、最後はダイメイプリンセスの差し脚に屈してしまったという印象の1戦だった。それでも安定感抜群で、1200m戦なら古馬と混じっても互角に渡り歩けるだろう。
北九州記念直前
これまで6戦、一貫して1200mに拘って使い続けて来たディアンドル。5連勝も大したものだが、ここまで徹底したローテーションで結果を残した陣営の思い切りの良さもお見事としか言い様が無い。このまま、秋のスプリンターズステークスまで突っ走ってどこまで戦えるかに注目が集まる。小倉競馬場は未勝利で勝ち上がっている縁起の良いコース。モズスーパーフレアが当面のライバルだろうが、勢いという点ではこちらが圧倒的に有利である。
葵ステークス直後
2019年5月25日 葵ステークス 芝1200m 京都競馬場
1着:ディアンドル 牝3 (藤岡佑介)
2着:アスターペガサス 牡3 (福永祐一)
3着:アウィルアウェイ 牝3 (川田将雅)
レースタイム:1:08.0(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
2着:アスターペガサス 牡3 (福永祐一)
3着:アウィルアウェイ 牝3 (川田将雅)
レースタイム:1:08.0(良)
レース上がり3ハロン:33.8
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
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スタートを決めてケイアイサクソニーが単騎先頭へ。その直後を付けたディアンドルは前が少し速くなる流れの中、しっかりと折り合って道中スムーズなレース運び。直線もスッと馬群を割いて楽に抜け出すと、最後までリードを守り切りアスターペガサスの猛追をアタマ差防いで5連勝を達成。相当にレースセンスが高く、同世代の戦いなら余程の不利が無ければ上位から崩れる事は無さそう。
葵ステークス直前
前走のマーガレットステークスでは初の関西レースでも結果を残したディアンドル。これまで、どんな条件でもしっかりと結果を出し続けているという安心感は他馬と雲泥の差がある。1200mまでなら間違いなく同世代でもトップクラスの1頭だろう。芝が速くなればなる程に、その快速ぶりが発揮される訳だ。先行から抜け出す競馬は今の京都に合っている。ここも大崩れはないと判断する。
マーガレットステークス直後
2019年2月23日 マーガレットステークス 芝1200m 阪神競馬場
1着:ディアンドル 牝3 (C.ルメール)
2着:イッツクール 牡3 (松田大作)
3着:シングルアップ 牡3 (松山弘平)
レースタイム:1:09.1(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
2着:イッツクール 牡3 (松田大作)
3着:シングルアップ 牡3 (松山弘平)
レースタイム:1:09.1(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
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スッと好位置に付けて道中は外目を追走したディアンドル。持ったままの手応えで直線を迎えると、楽な脚色で前をかわして行くと、最後まで後続を寄せ付けず貫禄の走りで4連勝を飾った。ルメール騎手もその走りに手応えを感じていた様子だ。ただし、1200mがベストという見解は変わらず、今後の課題は1400、1600mと距離が延びた時にどこまでパフォーマンスを維持出来るかだろう。正直マイルは難しいイメージだ。
マーガレットステークス直前
栗東の奥村豊厩舎所属のディアンドルだが、意外にも新馬から5戦目のマーガレットステークスで関西での初出走となる。1200mに限定したローテーションだけに、適した番組が無いのもあったのだろう。意識して避けてる訳ではないので特段気にする点も不要。デビュー戦で負けた相手が後に重賞2勝をあげるファンタジストなのだから、同馬の実力も相当に高い。このままスプリント戦線の主役になるであろう存在としても、ここは負けられない1戦となる。
クリスマスローズステークス直後
2018年12月22日 クリスマスローズステークス 芝1200m
1着:ディアンドル 牝2 (O.マーフィー)
2着:ルマーカーブル 牡2 (三浦皇成)
3着:マイネルアルケミー 牡2 (柴田大知)
レースタイム:1:08.5(良)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
2着:ルマーカーブル 牡2 (三浦皇成)
3着:マイネルアルケミー 牡2 (柴田大知)
レースタイム:1:08.5(良)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
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外枠からスッと逃げ馬に沿う形で追走したディアンドル。道中は併走してほぼ逃げと言って良いまま後続を引っ張りそのまま直線コースへ。楽に抜け出すと、最後まで脚を伸ばして2着ルマーカーブルに1馬身以上を付ける快勝ぶりで見事3勝目を飾った。1200mしか経験は無いが、恐らく距離はベスト。選択肢は狭まるだろうが、来春以降も同距離を中心に安定した走りで賞金を稼いで行くのではないだろうか。ルーラーシップ産駒ながら短距離の馬体に出ている。
ディアンドル
叔母にデイリー杯2歳ステークス勝ち馬シェーンヴァルトがいる血統ではあるが、それ以外は取り立てて実績のある馬がいない一族。母グリューネワルトも地味な戦績で、ルーラーシップの質の高さと母父スペシャルウィークの肌感が合った成功例がこのディアンドルだろう。胴が詰まった明らかなスプリンター体型、ある意味で父の影響が出ていない。シルクレーシングでもそこまで期待されていなかった部類の1頭だが、それでも2歳で3勝をあげてしまうのだから凄まじい勢いである。
血統背景
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
エアグルーヴ | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー | |||
グリューネワルト | スペシャルウィーク | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
キャンペンガール | マルゼンスキー | ||
レディーシラオキ | |||
シェーンクライト | エリシオ | Fairy King | |
Helice | |||
カロギャル | Caro | ||
Delso |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーや兄弟に日本実績馬はほぼいないので血統背景からの強調材料はない。
前評判
新馬戦では後の重賞2勝馬ファンタジストを差し置いて1番人気に支持されている事からも評判は高かったディアンドル。実際にレースでもそのファンタジストより速い上がりを駆使してタイム差無しの2着。実力的に当然ながら後の未勝利戦を楽勝するなど、そこから3連勝の勢いも十分に頷ける。シルクレーシングで1600万円と募集時はそれ程注目されていなかったが、入厩してから化けるパターンだった。
馬名の意味
ドイツの女性用民族衣装
母母名より連想してのネーミング。
2着:モズスーパーフレア 牝4 (和田竜二)
3着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.5