ジャパンダートダービー直後
2019年7月10日 ジャパンダートダービー ダート2000m 大井競馬場
via www.youtube.com
やや行き脚付かず後方気味の前半となったデアフルーグ。道中は1列前のクリソベリルを見ながら進め、ジワジワとその直後まで押し上げる形でマンマークを敢行した。相手を1頭に絞って直線で抜くイメージだったのだろうが、直線では逆に突き放されてしまう始末。そこから伸びる事も出来ず、何も出来ないままダラダラと脚を使って8着敗退を喫してしまう。鞍上も激戦の疲れを敗因のひとつとして挙げていた。今後は一度休養してまた秋競馬に備えて欲しい。
ユニコーンステークス直後
2019年6月16日 ユニコーンステークス ダート1600m 東京競馬場
1着:ワイドファラオ 牡3 (福永祐一)
2着:デュープロセス 牡3 (M.デムーロ)
3着:ダンツキャッスル 牡3 (幸英明)
レースタイム:1:35.5(重)
レース上がり3ハロン:37.1
勝ち馬上がり3ハロン:37.1
2着:デュープロセス 牡3 (M.デムーロ)
3着:ダンツキャッスル 牡3 (幸英明)
レースタイム:1:35.5(重)
レース上がり3ハロン:37.1
勝ち馬上がり3ハロン:37.1
via www.youtube.com
好発ではなかったものの、前走ほどの大きな出遅れではなく理想的な形で中団からの競馬となったデアフルーグ。やはり相手はデュープロセスだったのだろう、その直後に付けていつでも動ける様な形でマークしながらの追走となった。直線コースでは上手く外に出していざ追い出しを始めると、いつもの伸びがなくダラダラと脚を使って7着に敗れる波乱。鞍上の津村騎手も『詳しい敗因は分かりませんね…』と納得の行かない表情でレース後の取材に応えていた。
ユニコーンステークス直前
さすがに前走の後手は大きなビハインドとなったデアフルーグ。勝ったデュープロセスの能力も高く挽回出来なかったが、それでも内からグングン加速する脚はさすがのひと言。もしスタートが五分だったら圧勝していただろう。現時点で同世代との能力差は明らかで、今回は力関係的にデュープロセスとの一騎打ちとなる公算が高い。しかし、発馬を決める事が出来ればかなり優位にレースを進められるだろう。
青竜ステークス直後
2019年5月12日 青竜ステークス ダート1600m 東京競馬場
1着:デュープロセス 牡3 (M.デムーロ)
2着:デアフルーグ 牡3 (津村明秀)
3着:ニューモニュメント 牡3 (福永祐一)
レースタイム:1:36.6(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.6
2着:デアフルーグ 牡3 (津村明秀)
3着:ニューモニュメント 牡3 (福永祐一)
レースタイム:1:36.6(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.6
via www.youtube.com
ゲートのタイミングが合わずスタートで立ち遅れてしまったデアフルーグ。最内枠という事もあって道中は無理せず後方から経済コースを通って追走となった。直線に向いてイン突きを敢行するとグングン加速、前を窺う勢いだったが外から出し抜けを図ったデュープロセスが先にセーフティリードを作って1着を死守。結果、出だしのビハインドが最後まで尾を引いてキャリア初の黒星となった。それでも力は示した1戦だっただろう。
青竜ステークス直前
前走の伏竜ステークスで2着に退けたマスターフェンサーが、次走のケンタッキーダービーで何と勝ち馬から僅差の6着入線。しかも最後方から1頭だけ出色の脚で追い込んでいただけに、展開次第では更に上位へ加われていただろう。その実力馬をあっさりと負かしたデアフルーグは一体どれだけの大物なのだろうか。まだ本気で走っている素振りはなく、カフェクラウンやデュープロセスなどの相手が揃った今回はもう少し力を出し切ってくれる筈。無敗の4連勝を飾ればダート戦線の大将格はこの馬で決まり。
伏竜ステークス直後
2019年3月31日 伏竜ステークス ダート1800m 中山競馬場
1着:デアフルーグ 牡3 (津村明秀)
2着:マスターフェンサー 牡3 (内田博幸)
3着:ラインカリーナ 牝3 (武藤雅)
レースタイム:1:53.2(良)
レース上がり3ハロン:38.0
勝ち馬上がり3ハロン:37.3
2着:マスターフェンサー 牡3 (内田博幸)
3着:ラインカリーナ 牝3 (武藤雅)
レースタイム:1:53.2(良)
レース上がり3ハロン:38.0
勝ち馬上がり3ハロン:37.3
via www.youtube.com
大外枠から発馬で遅れて最後方からレースを進めたデアフルーグ。とは言え、少頭数で流れも落ち着き前を見渡しながらの競馬の方が良かったのだろう。津村騎手も慌てずじっくりと進めて勝負どころでジワジワと加速させて行く。明らかに手応えの違う走りで直線コースへ。外からマスターフェンサーが並びかけようとするも、そこは脚力の違いであっさりと突き放し単独先頭でゴールイン。まざまざと力の違いを見せ付けて、デビューから無敗の3連勝を飾った。鞍上と共に、これから砂の頂点を目指す戦いが始まる。
伏竜ステークス直前
母の産駒のほとんどを担当する助手ですら、デアフルーグの走りには最初跨った時に驚いたそうだ。バネがあって柔らかく、独特の動きで進んで行く同馬を見て“これは違うな”と思ったのだとか。その期待通りに、デビューから圧倒的な強さで連勝中。この勢いは、2歳チャンピオンのノーヴァレンダでも止められないかもしれない。何より厩舎自体が絶好調で、人馬共に一気に突き抜けるイメージが描けている。
黒竹賞直後
2019年1月13日 黒竹賞 ダート1800m 中山競馬場
1着:デアフルーグ 牡3 (津村明秀)
2着:ロダルキラー 牡3 (田辺裕信)
3着:ポートロイヤル 牡3 (武藤雅)
レースタイム:1:54.3(良)
レース上がり3ハロン:39.1
勝ち馬上がり3ハロン:38.5
2着:ロダルキラー 牡3 (田辺裕信)
3着:ポートロイヤル 牡3 (武藤雅)
レースタイム:1:54.3(良)
レース上がり3ハロン:39.1
勝ち馬上がり3ハロン:38.5
via www.youtube.com
新馬戦とは違い、後方からの競馬を余儀なくされたデアフルーグ。それでも鞍上の津村明秀騎手は自信満々のレース運びでじっくりと脚を溜めた。4コーナーからのペースアップにも持ったままで先行集団に取り付き、直線入り口ではあっという間に単独先頭へ。そこから一気に後続を突き放すと、最後は抑える余裕で2着ロダルキラーに5馬身差の完勝。まだギアは1段階も2段階も隠し持った雰囲気の内容だった。これは将来が非常に楽しみな1頭。
デアフルーグ
上にはパイメイメイ、パイルーチェと中央で4勝をあげている姉弟がいる他、それ以外の産駒も比較的堅実で全て勝ち上がっている血統。母パイクーニャンは遡れば、カノヤザクラを産んだウッドマンズシックがいるファミリーの系譜である。それだけ走る下地が揃った1頭であり、ベーカバド産駒でもダートでこれだけのパフォーマンスが出せるのは母父フレンチデピュティの影響が強いのだろう。
血統背景
ベーカバド | Cape Cross | Green Desert | Danzig |
Foreign Courier | |||
Park Appeal | Ahonoora | ||
Balidaress | |||
Behkara | Kris | Sharpen Up | |
Doubly Sure | |||
Behera | Mill Reef | ||
Borushka | |||
パイクーニャン | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
パイアン | Cozzene | Caro | |
Ride the Trails | |||
ウッドマンズシック | Woodman | ||
ラディカルチック |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.5pt
パイアンの孫で兄弟に4勝馬も2頭いる、父は現時点では未知数で当馬には父の評価に貢献する役目もたくされているのではないだろうか。ファミリーに実績馬はすくないので血統からの強調材料はない。
前評判
この血統で新馬戦1番人気に支持されている様に、デビュー前の動きが良かったのだろう。それだけ元のポテンシャルが高く、ダートではとにかく走る要素が揃いに揃っている。が、それでもベーカバドでこの能力を引き出せる母パイクーニャンが素晴らしいのひと言。上がファルブラヴ、ナカヤマフェスタを付けてもダート馬を出している辺り、ゴールドアリュールを付けれたとしたらどれだけの馬が誕生していたのだろうか。
馬名の意味
飛翔(ドイツ語)
父名から連想してネーミングか。
2着:デルマルーヴル 牡3 (戸崎圭太)
3着:ミューチャーリー 牡3 (御神本訓史)
レースタイム:2:06.1(稍重)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明