チャレンジカップ直前
テリトーリアルの上昇ぶりが止まらない。5ヶ月ぶりのカシオペアステークスも、最後の直線でベステンダンク、ソーグリッタリング相手に一歩も引かずゴール前でグイッと捻じ伏せる競馬を見せた。ゴドルフィンの勢いもさる事ながら、自身の本格化もあいまって一気に重賞タイトルにまで手が届きそうな予感がする。幸い、今回のチャレンジカップはも比較的楽なメンバー構成だ。ここで遂に覚醒の瞬間を迎えるか。
テリトーリアル
祖母Mezzo Sopranoはヴェルメイユ賞勝ち馬で、その母系を遡れば世界的名牝Balladeに行き着く超繁栄ファミリーの出自。そこにBlushing Groom→Darshaan→Street Cryと豪華な種牡馬陣を代重ねした何とも贅沢な血統である。最後の締めはTeofiloと日本ではまだ馴染みの少ない父ではあるが、現役時代5戦5勝の無敗で引退した名馬。いわゆる世界に誇れるさすがのゴドルフィン名義の競走馬だろう。これで走らなければどれが走るのだ。
血統構成
Teofilo | Galileo | Sadler's Wells | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
アーバンシー | Miswaki | ||
Allegretta | |||
Speirbhean | デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
Saviour | Majestic Light | ||
Victorian Queen | |||
コンサヴァトワー | Street Cry | Machiavellian | Mr.Prospector |
Coup de Folie | |||
Helen Street | Troy | ||
Waterway | |||
Mezzo Soprano | Darshaan | Shirley Heights | |
Delsy | |||
Morn of Song | Blushing Groom | ||
Glorious Song |
兄弟馬
初仔
近親馬
血統評価:1.0pt
世界のバラード一族の出身で、祖母は日本で大繁栄しているハルーワソングの半妹でG1馬となれば母は超良血といえる。テフィシオ産駒が日本でどうかはあるがこの先、母産駒には大注目だろう。
前評判
具体的な前評判は聞こえていなかったが、そもそもが近親にあのヴィルシーナやシュヴァルグランがいる良血馬である。放っておいても、馬が成長してくればそれなりに結果は付いて来る様な優秀な一族だ。如何に馬のメンタルを気を付けながら、数を使って行けるかという点だけ考えておけば良い。そういう意味でも馬を大事に且つしっかりとレースをこなして行く西浦厩舎はお誂え向きの預託先である。
馬名の意味
領土の
響きから来るネーミングだろう。
父馬:Teofilo
母馬:コンサヴァトワー
母父:Street Cry
所属:西浦勝一厩舎(栗東)
生産:ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主:ゴドルフィン
通算成績:22戦6勝(6-5-4-7)
主な戦績:カシオペアステークスなど