チャンピオンズカップ直後
2019年12月1日 チャンピオンズカップ ダート1800m 中京競馬場
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内枠からのスタートもクリソベリルに前のポジションを取られてしまい、その更に一列後ろの位置取りとなったチュウワウィザード。道中はスローペースで馬群が密集し動けずにインで閉じ込められたまま4コーナーへ。そこから外に出す訳にも行かず、前のクリソベリルが抜け出すのを待つ後手の仕掛けとなった。そこからテーオーエナジーを外へ突き飛ばし半ば強引な進路取り、前が開いた頃には前の3頭で態勢決しておりかろうじて3着インティに迫る内容だけは評価しておきたい。
チャンピオンズカップ直前
勢いで言えばクリソベリルと同壁かそれ以上のものがあるチュウワウィザード。前走のJBCクラシックで念願のタイトルを獲得した勢いを今回のチャレンジカップでもぶつける予定だ。主戦の川田将雅騎手がそのクリソベリルに騎乗する為、鞍上には福永祐一騎手が乗り替わる。如何にも手が合いそうなコンビで、スタートを決め先行集団からレースの流れに乗り切れれば勝機はあるだろう。
JBCクラシック直後
2019年11月4日 JBCクラシック ダート2000m 浦和競馬場
1着:チュウワウィザード 牡4 (川田将雅)
2着:オメガパフューム 牡4 (M.デムーロ)
3着:センチュリオン 牡7 (森泰斗)
レースタイム:2:06.1(重)
レース上がり3ハロン:37.2
勝ち馬上がり3ハロン:37.0
2着:オメガパフューム 牡4 (M.デムーロ)
3着:センチュリオン 牡7 (森泰斗)
レースタイム:2:06.1(重)
レース上がり3ハロン:37.2
勝ち馬上がり3ハロン:37.0
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好スタートから前の位置でレースを運びいつでも動ける状態で主導権を握りに行ったチュウワウィザード。前のワークアンドラブ、シュテルングランツを向こう正面で早々に潰しに行くと、併走するセンチュリオンを引き連れて直線早々で振り切る形の態勢へ。しかし、オメガパフュームが並びにかかるとゴール前でクビの上げ下げによる併入。審議の結果、ハナ差振り切ったチュウワウィザードが念願の初タイトルを勝利で飾った。これで現役最強の座へ一歩近付いた事となる。
JBCクラシック直前
春の総決算として臨んだ帝王賞ではオメガパフュームの豪脚の前に2着と悔しい想いをしたチュウワウィザード。ゴール前では勝ったと思われた矢先の強襲だっただけに仕方ない。とは言え、あの競馬が通用したのは直線の長い大井だからこそ。今回の浦和なら、前走同様の立ち回りで考えればチュウワウィザードの圧勝だろう。キャリア全てで3着以内という安定感、器用さや先行力を活かすには最高の舞台である。オメガパフュームがモタつく様な事があればそれこそ本馬の戴冠はかなり可能性が高い。
平安ステークス直後
2019年5月18日 平安ステークス ダート1900m 京都競馬場
1着:チュウワウィザード 牡4 (川田将雅)
2着:モズアトラクション 牡5 (藤岡康太)
3着:オメガパフューム 牡4 (M.デムーロ)
レースタイム:1:58.1(良)
レース上がり3ハロン:37.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.5
2着:モズアトラクション 牡5 (藤岡康太)
3着:オメガパフューム 牡4 (M.デムーロ)
レースタイム:1:58.1(良)
レース上がり3ハロン:37.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.5
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ペースが速くなると見越していたのか、スタートからスッと下げていつもの先行策から今回は後方待機の競馬へ。読み通り、サンライズソア以下の先行馬が競り合い厳しい流れとなって追い込みも効く展開。その中でオメガパフュームが捲り気味に上がって行くも、チュウワウィザード自体はまだ仕掛けを待って直線入り口から大外へ進出。そのタイミングが良かったのか外のモズアトラクションと併せる形でグングン加速し、前を一気にかわす追い込みを見せる。最後はクビの上げ下げで何とかハナ差振り切り、自身嬉しい中央のタイトル初勝利となった。
平安ステークス直前
明け4歳でも今一番勢いのあるのがこのチュウワウィザードだろう。前走のダイオライト記念ではアポロケンタッキーに4馬身差のぶっちぎり、3走前には後の川崎記念馬ミツバに競り勝つなどメキメキと力を付けて来ているのは明らか。何が足りないのかと言われれば、後は中央でのタイトルだけという状況だ。これまでのキャリアで4着以下は無しという安定感を誇る同馬。ここで勝利を飾れば、帝王賞のタイトルへ前進あるのみである。
東海ステークス直後
2019年01月21日 東海ステークス ダート1800m 中京競馬場
1着:インティ 牡5 (武豊)
2着:チュウワウィザード 牡4 (川田将雅)
3着:スマハマ 牡4 (藤岡佑介)
レースタイム:1:49.8(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
2着:チュウワウィザード 牡4 (川田将雅)
3着:スマハマ 牡4 (藤岡佑介)
レースタイム:1:49.8(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
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インティが相手だという事を理解した上で前の位置取りを狙って行ったチュウワウィザード。道中は極力インで経済コースを回る緻密なレース運びを見せる程。4コーナーで上手く仕掛け直線外からインティを追い掛けるも、その差は詰まらず2着に敗れる結果となった。とは言え、自身もハイパフォーマンスで3着以下を大きく引き離しており、鞍上の川田将雅騎手も納得の表情で引き揚げて来た。
東海ステークス直前
前走の名古屋グランプリを見る限り、成長曲線はピークの段階に入ったと言って良いチュウワウィザード。デビューしたての頃は体質も弱く、間隔を開けつつ大事に使って来た。しかし、ここに来てレース後の疲れも見せず使い込める様になって来たのは本格化の証拠。中長距離では抜群の安定感を誇り、近親にあたるルヴァンスレーヴ打倒を掲げ、是が非でも中央のタイトルを手にしておきたいところだ。
名古屋グランプリ直後
2018年12月24日 名古屋グランプリ ダート2500m 名古屋競馬場
1着:チュウワウィザード 牡3 (川田将雅)
2着:ミツバ 牡6 (福永祐一)
3着:グリム 牡3 (武豊)
レースタイム:2:40.7(稍重)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:37.4
2着:ミツバ 牡6 (福永祐一)
3着:グリム 牡3 (武豊)
レースタイム:2:40.7(稍重)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:37.4
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グリムに前を行かせ、道中はそれに続くミツバの直後を追走したチュウワウィザード。ペースが上がった4コーナーでも引っ張りきりの手応えで外に出すタイミングを図るなど余裕のレース運び。直線は短くも、瞬時にトップギアへ入れると先に抜け出したミツバをあっさりと捉えて重賞初制覇を達成。レベルの高い明け4歳世代だが、ダート戦線も非常にメンバーが揃っていると言えるだろう。
チュウワウィザード
同世代の従兄弟にルヴァンスレーヴがおり、遡れば社台グループゆかりのダイナフェアリー一族の走る下地は十分なチュウワウィザード。母チュウワブロッサムも現役時代にダートで4勝をあげた活躍馬で、そこにキングカメハメハを配合すれば純粋な良血馬の部類である。実際に馬っぷりも良く、今後の重賞戦線を引っ張って行く存在となって行くだろう。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンファス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
チュウワブロッサム | デュランダル | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
サワヤカプリンセス | ノーザンテースト | ||
スコッチプリンセス | |||
オータムブリーズ | ティンバーカントリー | Woodman | |
Fall Aspen | |||
セプテンバーソング | リアルシャダイ | ||
ダイナフェアリー |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
ダイナフェアリーの一族で直近だと母の半姉産駒にルヴァンスレーヴがいるものの血統構成からの強調材料としてはない。
前評判
明け3歳の新馬戦で1番人気の完勝を飾っているチュウワウィザード。稽古の動きも良く、走るべくして走った1頭と言えるだろう。ルヴァンスレーヴの親戚にあたるだけに遺伝子レベルは高い、キングカメハメハ産駒で如何にもダートで活躍しそうな馬体。キャリア8戦中未だ馬券圏内を外した事が無い安定感で、今後もダートの重賞戦線を牽引して行くに違いない。
馬名の意味
冠名+魔法使い
魔法の様な走りを見せて欲しいと想いを込めてネーミングか。
2着:ゴールドドリーム 牡6 (C.ルメール)
3着:インティ 牡5 (武豊)
レースタイム:1:48.5(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.4