武蔵野ステークス直後

 

2019年11月9日 武蔵野ステークス ダート1600m 東京競馬場

1着:ワンダーリーデル 牡6 (横山典弘)
2着:タイムフライヤー 牡4 (藤岡佑介)
3着:ダノンフェイス 牡6 (大野拓弥)

レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
 
好スタートを切るも外枠から徐々にポジションを下げて行き、道中は14番手前後をじっくりと追走したダノンフェイス。前が淀みないペースで先行勢同士の競り合いがあり、追い込み勢にとっては願ってもない展開となった。勢いを付けながら直線コースへ入って行くと、最後まできっちりと加速を続け先に抜け出して粘るタイムフライヤーに迫る3着入線。上位も人気薄で3連単は何と240万円近い大万馬券が炸裂。ゴール後の注目度で言えば、出走中どのメンバーよりも本馬に目が向いていたのではないだろうか。
 

ダノンフェイス

 
ダノンフェイス(アイアムカミノマゴ2013)

ダノンフェイス(アイアムカミノマゴ2013)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:アイアムカミノマゴ
母父:アグネスタキオン
所属:大久保龍志厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ダノックス

通算成績:21戦5勝(5-2-2-12)
主な戦績:霜月ステークスなど
via google imghp
 
阪神牝馬ステークスなどを制したアイアムカミノマゴの2番仔で、近親にはユニコーンステークス勝ち馬アイアムアクトレスなどがいる血統のダノンフェイス。キングカメハメハ産駒で幼い頃は芝での活躍も期待されたが、デビューからは一貫してダートを使い続ける砂一本の叩き上げという存在。大きな勝ち鞍や派手なパフォーマンスはないものの、しっかりとクラスが上がる度に自身の能力を底上げするタイプの1頭だろう。上がり35秒を連発できるように走り自体は素軽い。
 

血統構成

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
アイアムカミノマゴ アグネスタキオン サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アグネスフローラ ロイヤルスキー
アグネスレディー
アイアムザウィナー Danzig Connection Danzig
Gdynia
ブルージーンベイビー Mr.Prospector
Jones Time Machine


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
アイアムアクトレス(アイアムザウィナー2008)

アイアムアクトレス(アイアムザウィナー2008)

牝馬

父馬:アグネスタキオン
母馬:アイアムザウィナー
母父:Danzig Connection
所属:長浜博之厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:堀紘一

通算成績:14戦4勝(4-1-1-8)
主な戦績:ユニコーンステークスなど
via google imghp
 

血統評価:1.0pt

 
アイアムファミリーで数頭重賞馬がいるものの全体的にはあまり繁栄しているファミリーではないその中で母は重賞馬で血統構成も悪くないが当馬としては母父アグネスタキオンで兄弟実績なしとなるので強調材料としては弱い。キンカメ×重賞牝馬の当たり馬という印象。
 

前評判

 
祖母アイアムザウィナー自体、母としてアイアムツヨシ、アイアムエンジェルなど含めて重賞クラスを4頭も輩出しており、基本的には繁栄ファミリーの素養がある牝系。そのアグネスタキオン肌で自身も重賞馬であるアイアムカミノマゴ。普通に考えれば、この流れでキングカメハメハを付ければ少なくとも複数勝ちのポテンシャルがあって当然の配合と言える。厩舎的には時間を掛けてでもある程度の結果を残さないといけない課題と言える存在だろう。
 

馬名の意味

 

冠名+顔

 
ダノンの顔となるような活躍を期待してネーミング。

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