ダイワメジャー産駒一覧
アドマイヤマーズ|ヴィアメディチ2016
高値の6000万弱で落札されたアドマイヤマーズ。ダイワメジャー産駒でこの値は破格とも言え、馬名からもお分かりの様にオーナーはあの近藤利一氏。確かに、兄フレッチアが現在2連勝中と上り調子で一族的な流れも良い。友道康夫厩舎で早々にデビュー予定との事だが、いきなりから好勝負必至の1頭だろう。
オメガ|リアリサトリス2016
昨年のセレクトセールで4000万円弱の落札額で取り引きされたオメガ。ノーザンファーム生産、石川達絵所有とあれば走って来るのは明白。実際、デビュー済みで新馬戦では惜しい2着と馬自身の雰囲気はかなり良かった。遡れば近親に薔薇一族のローズバドなどがいる血統で、行く行くはオープンクラスまで上がって来る1頭だろう。距離の融通は効きそうなイメージ。
ジョディー|ミスティークⅡ
マンハッタンカフェ産駒の半姉レーツェルがデビューから2連勝している母ミスティークⅡ。父がダイワメジャーに変わってより仕上がり早のスピード感ある産駒になったジョディーは関東の新馬戦勝ち馬第一号となっている。母系はかなり重厚感のあるラインだけに、案外この配合は絶妙な所を突いているのだろう。スピードと持続力を兼ね備えた良い馬。
ブレイブメジャー|シーイズトウショウ2016
ある意味でダイワメジャー産駒の中では1番注目度の高い1頭と言っても良いブレイブメジャー。母はあのシーイズトウショウでそこにダイワメジャーとなればスピード全開の快速馬が出る事必至か。とは言え、“ダイワメジャー×サクラバクシンオー”の配合でさしたる活躍馬が見当たらず、そこが逆にネックとなる可能性も高い。名前は抜群、是非とも重賞戦線に乗って来て欲しい。
ディキシーナイト|カメリアローズ2016
全兄に重賞戦線で長く活躍したダローネガがいるディキシーナイト。この血統はダイワメジャーとの相性が良いのか、他の産駒よりも抜群に良いのが出る印象だ。実際、ダイワメジャーでキャロットファームから3600万円の募集額なのだからかなり評価されていると言っても過言ではない。即戦力として早くから始動してもらいたい。
ホウオウエックス|スネガエクスプレス2016
確たる情報が出回っていないホウオウエックス。半兄に現在1600万クラスで活躍しているサトノグランがおり、母自体の繁殖力は比較的高い印象だ。ダイワメジャーに母父ウォーエンブレムとまさにパワータイプの馬が想像出来、恐らく芝でも行けるが本質的にはダートで活躍しそう。いずれにせよ、短めの所で賞金を稼ぐ1頭だろう。
トロイメント|トラウム2016
母は未勝利ながらドイツ生産の由緒ある血統馬。近親には英愛2000ギニーなどを制したヘンリーザナヴィゲーターや、日本ではローズステークス勝ち馬タッチングスピーチがいる。恐らく繁殖目的で輸入された筈。先ずは安定感のあるダイワメジャーで試しにどれだけ走るか?的な初年度産駒なのだろうが、如何せん馬の造りは抜群。今年のG1レーシングでも1600万円と割安の額で募集されていたが、簡単にペイしそうな予感しかしない。
ハートスナッチャー|スナッチド2016
母スナッチドはディープインパクト産駒スナッチマインドで成功した繁殖牝馬。1つ上のキャンディケインも現在デビューから2連勝中と、全体的に素質の高い産駒を輩出している有力な肌馬と言って良い。Storm Catの系譜を組む母系にダイワメジャーと来ればスピードとパワー兼備の1頭に仕上がっているのではないだろうか。音無秀孝厩舎だけにダート戦線に放り込んで来る可能性も。
ミトロジー|リードストーリー2016
兄弟にさしたる活躍馬がいないミトロジー。それでもシルクレーシングでは2500万円という価格で募集されている辺り、動きが評価されての注目という感じか。実際、既に入厩済みで調教ではグッと頭が下がりバランスの良い走りで関係者も高い期待をしているとの事。そろそろ実戦デビューの時期だろうが、いきなり白星をあげてもおかしくない好馬体でもある。
グレイシア|クーデグレイス2016
クーデグレイスは社台グループの結晶とも呼ぶべき血統馬で、母系はノーザンテースト→リアルシャダイ→トニービン→ホワイトマズルというまさに社台お抱え種牡馬のオンパレード。そこにダイワメジャーと来ればそれは吉田勝己氏がオーナーズとして所有するのも頷ける。初年度産駒のブラックプラチナムは現役で安定感のある走りをしている事からも、母自体の繁殖力は高め。ここもある程度の期待は出来るのではないだろうか。
まとめ
以上、2018年デビュー予定のダイワメジャー産駒注目の10頭。
種牡馬として独自の地位を確立しているダイワメジャー。距離適性的にクラシックには縁が無いのは仕方ないが、マイル前後に関してはほぼ独壇場と化しており、仕上がり早の血統含め2歳戦は滅法強い。その中で成長力のある産駒はそのまま3歳重賞でも戦える底力もあり、これが長く種牡馬ランキングの上位にいる理由だろう。
本馬自体が先行して長く脚を使うタイプだった為、瞬発力勝負ではやはりディープインパクトやキングカメハメハなどに劣ってしまう。そこを補える様な素軽さが強調される様な母父や牝系の馬との配合がオススメだ。
種牡馬として独自の地位を確立しているダイワメジャー。距離適性的にクラシックには縁が無いのは仕方ないが、マイル前後に関してはほぼ独壇場と化しており、仕上がり早の血統含め2歳戦は滅法強い。その中で成長力のある産駒はそのまま3歳重賞でも戦える底力もあり、これが長く種牡馬ランキングの上位にいる理由だろう。
本馬自体が先行して長く脚を使うタイプだった為、瞬発力勝負ではやはりディープインパクトやキングカメハメハなどに劣ってしまう。そこを補える様な素軽さが強調される様な母父や牝系の馬との配合がオススメだ。
父馬:ダイワメジャー
母馬:ヴィアメディチ
母父:Medicean
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:近藤利一
兄弟馬:フレッチア